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最近の諸々

諸事情で家を失った高校生。

その彼を送り出す日が近づいている。

勇気を振り絞って押したインターホン。

食糧を受け取るということ。

数日後、再びの来訪。

その日から今日まで彼はハルハウスの支援を受けている。

家を失うとはどういうことか。

家族を失うとはどういうことか。

人との縁を繋ぎ直すとはどういうことか。

彼は身をもって学び、そして教えてくれる。

こんな過酷な人生を二度と繰り返さなくていい。

自分を幸せにしていい。

彼の支援のために集まったご寄付は102,000円。

これまでに食品や衣料品、その他、風邪を引いた時に買った薬、自転車の修理代、印鑑の購入費などの合計は90,133円。

残金は11,867円。

ここまで応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます。

いよいよラストスパート。

ここからは生活の場を次のステップに移す、大事な場面。彼の背中を押して、少しずつ距離も取らなくてはなりません。

もちろん、その先にあるのは完全に手放しをする世界ではありませんが、それでも大事な場面。

船出でもあります。

これから彼はひとりで暮らしていく。

しかし、独りで生きていくわけではない。

彼もまた誰かを支え、誰かに支えられる存在。

大きな意味と役割を、ハルハウスの中でやりきってくれました。

困りごとを抱えている人こそが、その人生の中心で主役。

自分たちは、いかにその人を邪魔せず、サポートしていくか。

その過程で開拓、研究される支援の術(すべ)があります。

僕たち自身も疲れを出して、倒れるわけにもいきません。

充分な休息。

ユーモアを忘れず。

そして、仲間を、資金を募り続けます。

ハルハウスはスタートから3年を迎え、今年は4年目を目指します。

地域の中に困りごとは果てませんが、それは改善を続けるということ。

蒔いた種が花をつけ、実となるまでは時間がかかります。

じっくり浸透させた水が、その一助となるよう、諦めずやり切ります。

昨日の賄い。

全画面カレー🍛


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