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子どもに「思いやり」を教える

こんにちは。haruです。
今日も息子の話をしようと思います。

うちの息子は現在4歳。重度ではないのですが、自閉スペクトラム症と診断され、時々療育センターにお世話になっています。

先日、
×人の気持ちを考えるのは苦手
〇話す力や理解力はある
→いろんなパターンに分けてその時々の対応を学ばせてあげると良い

というアドバイスをいただいたので、七田式の「そんなときどうする?」というワークブックを購入してみました。

これが、息子には大当たりでした!

・聴覚情報より、視覚情報の方が入ってきやすい
・ある程度難しい課題の方がやる気が出る
(簡単すぎると別の課題を自分で作りだしちゃうし、難しすぎるとすぐ諦める)
という特性があるので、
場面ごとに「どの子がいいことをしているか」「どの子がいけないことをしているか」を選ぶのはちょうどよい刺激があり、楽しかったようです。

あと、とにかく絵本が好き♡
(毎晩3冊読み聞かせないと絶対に寝ません。入眠儀式というやつです。
多い日は1日20冊読んだりします…母、声枯れますw)
なので、絵本みたいに読み聞かせてもらえて、親と会話できるというところが気に入ったのかもしれません。

びっくりしたことに、4-6歳向けなので小学校の描写などもあって難しいかな…とおもっていたのですが、なんと息子、ほぼ全問正解でした。
わからないことがあっても、「これはどうしたらいいの?」とちゃんと聞いてくることができて、成長を感じてじーんとしました。

たとえばこんな問題。
「せんせいが おはなしをしているよ。
よくないことを している こどもに ×をつけましょう」
(※書き込みと回答を同時にするのは、息子にはまだレベルが高いので、口頭のみでやっています)

教室の絵が書いてあって、
立って歩いている子、隣の子とおしゃべりをしている子、窓の外に気をとられている子などがいるのですが、ちゃんと指さしで指摘ができました。

「いえに かえってきたよ。
ただいま とあいさつを したら つぎは どうするのが いいかな。
よいと おもう ほうに 〇を つけましょう」

上にはテレビを見ながら、お菓子を食べている子の絵。
下には手を洗っている子の絵が描かれています。

これもきちんとこっちー!と答えられました。

小さな頭で、ちゃんと理解しているんですよね。
本当にびっくりしました。

ただ、ですね。
じゃあそれが、できているかというと話は全く別になります。

私や主人が話をしていると、「もうお話しやめてよー!」と割り込んで来たり、息子に話しかけても、あっちを向いたまま…聞いているのかいないのか、わかりません。(ちゃんと耳には入っているんですが…「ケーキ」とかいうと急に反応したりするのでw)

帰ってきてすぐ手洗いする習慣も、一時は身についたと思ったら一瞬でまたおもちゃのほうへ走り去っていくようになってしまって、
「お母さんが今ならやさしくあらってあげるからね~」
というと「あとだったらどうなるの~?」とにやにやしながら戻ってくる、ので冒頭の絵のように洗ってあげる、というのが最近のパターンです。

ちなみに「あとだったらごっしごしするよ~」と言って大笑いw
というパターンがお気に入り。

大人でも、頭ではわかっているけどできない…
っていうことよくありますよね。

おいしそうなものを見て、ダイエットは明日から!ってなってしまいません?
夫婦げんかして、ここで謝った方がいいのはわかっているけど、プライドが許さない…とか、ありません?

まして子どもなので、興味関心のある方に心と体が向いていくのは仕方がないし、ある意味健全に育っているな~と思っています。

大人は、いつ我慢することや、理性を身に着けていくんでしょうね。

「人の嫌がることをしないようにしなさい」と自分が躾けられてきたことを思い返すと、「じゃあ何もしない方がいいんじゃないか…」と消極的になってしまっていたなぁと先日ふと思いました。

私は息子に「人が喜ぶことをしなさい」と躾けようと思っています。

人が嫌がることって、けっこう人によって違うんですよね…
猫が好きな人もいれば、猫アレルギーの人もいるみたいに。

でも、人が喜ぶことって、わりと根源的には一緒だと思うんです。
何かをもらうこと、承認されること、大切にしてもらうこと、笑顔で話を聞いてもらうこと、意思を尊重してくれること…

そういうことなら、たとえ失敗しても、相手に対する思いやりだけは忘れない子になるかなぁって思っています。

最近、息子が、お花を摘んでプレゼントしてくれたり、調子が悪そうだと保冷剤を持ってきてくれたりするんです。
料理中にプラレールとか、「これで遊んでいいよ」って言いながら渡してくれたりもするんですけど、そのたびに思いっきりほめてあげています。「わあ!嬉しい!」って。ちょっと遊んで、「ありがとうね~」って返しながらぎゅーっとしてあげるとまんざらでもなさそうです。
「喜ばせ男子」育成作戦は、着実に成功しております。

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