出張編集部に持ち込んでみた話・4

続きです。

原稿を一通り、
じ~~~~っくり読んでくださった後、
講評が始まりました。

ものすごく…言葉を選んでいる印象。

私がかなり年上だから、とか
すでに今連載を持っているからなのかもしれませんが

それでも
「そういう人柄なのかな」と
思わせるような雰囲気の方でした。

とても丁寧に、穏やかに、そして落ち着いた話し方。

結論を言うと、
特にダメ出しされる所もなく

「とても面白かったです」

「さすがによくまとまっていますね」

「このコマが特に好きです」など、

なんだか申し訳なくなるくらい褒めてくださり、
そして作品を楽しんでくださいました。

どう言えばいいのか、
ご本人もちょっと戸惑っておられて

時々言葉に詰まりながら、
考えながら、言葉を探しながら
時間をかけて一生懸命
感想を伝えてくださってる印象でした。

そして。

一番嬉しかった言葉が。



後にも先にも、
この絵柄でいいと言ってくれたのは
この編集者さんだけです。

今の担当さんにさえ
「もうちょっと今風に描けるといいんですけどねぇ」と
言われてますからね……… ふふ…(涙)

長いやり取りで
正直、ちょっと期待しちゃったりしましたが

結局仕事には結び付きませんでした。

エッセイを描きたいと希望したのですが
今、エッセイは飽和状態との事。

日常を面白く描くものが今はたくさんあり
かと言って、他の人が経験していない題材を描いても
それを読みたいと思ってもらえるかどうか、など、

私もいくつか描きたいテーマを提案しましたが
どれも響くものは無かったようで…

残念でしたが、

絵柄についての言葉をいただけただけで
行った甲斐があったなぁと思いました。

そして。

せっかくなので
この後、もう2社持ち込んでみたんですね…(無謀ですね…)

次回、まとめて書きます。

ありがとうございます。