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【京成杯(G3)回顧】推奨馬ジュンゴールド12着…何処??

【京成杯 結果】
ダノンデサイルが差し切りV 横山典弘騎手は重賞最年長勝利記録を更新

14日、中山競馬場で行われた第64回京成杯(3歳・GIII・芝2000m)は、道中は中団の前を追走、直線で外から各馬を差し切った横山典弘騎手騎乗の5番人気ダノンデサイル(牡3、栗東・安田翔伍厩舎)が、後方から追い上げてきた2番人気アーバンシック(牡3、美浦・武井亮厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分00秒5(良)。

さらにクビ差の3着に10番人気コスモブッドレア(牡3、美浦・小野次郎厩舎)が入った。なお、1番人気ジュンゴールド(牡3、栗東・友道康夫厩舎)は12着に、3番人気バードウォッチャー(牡3、美浦・国枝栄厩舎)は7着に終わった。

勝ったダノンデサイルは、父エピファネイア、母トップデサイル、その父Congratsという血統。前走の京都2歳Sでは11番人気で4着と好走。ここでも力を見せて重賞初制覇を果たした。55歳の鞍上・横山典弘騎手は昨年9月の紫苑S以来の重賞勝利で、自身が持つJRA重賞最年長勝利記録を更新した。

【京成杯】~騎手コメント~

1着8-14 ダノンデサイル(牡3、横山典弘・安田翔伍)
「いい伸びでした。いつも通り馬のリズムで、それが1番大事だから。オーナーサイドに僕と調教師が自由にやらせてもらって、馬はそれに応えて伸び伸びと良くなってきていますね。(どこが良くなっているのか)こうやって一生懸命走ってくれるところじゃないですか。簡単には馬はいうことを聞いてくれませんからね。(中山は)あんまり向いているとは思いませんが、今日はいいポジションでリラックスして走れていました。いいところで馬のリズムで伸びていけた。まだこれから頑張ってもらいたいですね」

2着4-6 アーバンシック(牡3、横山武史・武井亮)
「スタート次第では、ポジションを取ることも考えていましたが、中途半端に押してリズムを崩すのは嫌だった。勝負どころで外に出したかったのですが、内にもたれ、それを修正しながらで、その分の差が出てしまったかもしれません。馬はすごくいいです」

3着6-10 コスモブッドレア(牡3、石川裕紀人・小野次郎)
「直線を向いて勝てるかなと思いました。前走がいい内容で糧になり、今日につながりました。中間も厩舎がうまく修正してくれて、状態は良かったですし、うまくかみ合っていいレースをしてくれました」

4着5-8 ハヤテノフクノスケ(牡3、岩田望来・中村直也)
「上手に競馬ができて、最後はオッというところまで来ました。コーナーでバランスを崩したのが痛かったですが、最後まで踏ん張ってくれました」

5着1-1 ニシノフィアンス(牡3、三浦皇成・竹内正洋)
「初戦はハナに行って、能力だけで勝ってくれましたが、今日は競馬を教えるレースをして、いい内容で走れたと思います。先々良くなってきそうです」

6着5-9 アスクナイスショー(牡3、大野拓弥・中舘英二)
「マイペースでリズム良く行けました。新馬の時より成長も感じたし、頑張ってくれました」

7着2-2 バードウォッチャー(牡3、C.ルメール・国枝栄)
「まだ緩いですね。プラス10キロで少し重かったかもしれません。これから良くなってくると思います」

8着3-4 エコロマーズ(牡3、内田博幸・牧浦充徳)
「2000メートルだったので、強引な競馬をせず、出たなりの位置で運びました。折り合いもついて、ラストも詰めています」

9着7-13 ドゥレイクパセージ(牡3、R.キング・堀宣行)
「いいスタートが切れて、リズム良く走れて、手応えも良かったです。最後までバテずにゴールしましたが、上位とは瞬発力の差が出たかなと思います」

10着6-11 マイネルフランツ(牡3、津村明秀・和田正一)
「聞いていたより、レース前のテンションは我慢できていました。力まず走れていたし、現状の力は出せたと思います。距離は持ちそうです」

11着2-3 レイデラルース(牡3、石橋脩・手塚貴久)
「内枠が厳しかったですね。できればもっと前につけたかったし、出しては行っているのですが、位置取りが後ろになってしまい、この馬の力を出せる形になりませんでした。能力はあるだけに、もう少し外の枠が欲しかったです」

12着8-15 ジュンゴールド(牡3、坂井瑠星・友道康夫)
「勝ち馬をマークする、いい位置で運べました。ただ全体に力むところがあって、直線に向くところでは、もう脚がありませんでした。これが能力ではないと思いますし、立て直してまた頑張ってくれると思います」

13着4-7 ロードヴェスパー(牡3、横山和生・和田勇介)
「ゲート裏も返し馬も、まだ子供ですね。体つきも幼いですが、ポテンシャルはありそうなので、これからの成長に期待です」

14着7-12 グローリーアテイン(牡3、戸崎圭太・金成貴史)
「競馬を使ったことで気合い乗りが良すぎる感じで、レースでも前半からムキになるところがあり、最後は余力が残っていなかったです。緩い馬場を気にしてバランスも取れていませんでした」

取消 3-5 ロジルーラー(牡3、松岡正海・稲垣幸雄)
*疾病〔右後肢跛行〕のため出走取消。

推奨馬ジュンゴールド(1人気)は、スタート良く先行6番手追走から3~4角辺りで追い出され、直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 追い出されても反応鈍く、徐々に馬郡へ沈み込み12着惨敗…残念。

レースは、道中は中団の前を追走、直線で外から各馬を差し切ったダノンデサイル(5人気)が、後方から追い上げてきたアーバンシック(2人気)に3/4馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にコスモブッドレア(10人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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