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【SFマガジン インタビュー】人間と呼べる者がいなくなったあとも、音楽は生み出されるか──電子音楽家OPNに聞く創作論とSF愛
Oneohtrix Point Never(ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、以下OPN)こと、ダニエル・ロパティンは、現代最高峰の電子音楽家として知られる。機械と身体性の境界、記憶という不確かなものと向き合い続ける唯一無二の創造性を、一つの音楽ジャンルの枠に収めるのはもはや不可能であり、それは芸術の域に達している。そんなOPNの第十作目のアルバム『Again』のツアー初日公演が今年2月、東京で行われた。 チケットはソールドアウトとなり、観客の誰もの予想をはるかに超え
【世界中でヒットした感動作】17年間、何も選べなかった少女。家族も故郷も何もかもを捨てて、選んだのは――。『川が流れるように』4月23日発売
早川書房は、アメリカの作家、シェリー・リード『川が流れるように』(原題 Go As A River)を2024年4月23日に刊行します。 アメリカで発売前から話題になり、30カ国で刊行が決定しています。日本でも評判の『ザリガニの鳴くところ』(ディーリア・オーエンズ、 友廣純訳)や『化学の授業をはじめます。』(ボニー・ガルマス、鈴木美朋訳)と並べて語られることの多い、魅力的な女性主人公の作品です。 ◆あらすじ1948年、コロラド州アイオラ。 ヴィクトリアは17年間、家と農園
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【新刊先行販売】池澤春菜さん『わたしは孤独な星のように』先行販売決定!【4月28日(日)SFカーニバル@代官山 蔦屋書店にて】
SFカーニバル、今年も開催!SFを愛するファンも、SFをこれから楽しもうとしている読者も、みんなが楽しめるお祭り🥳SFカーニバル! 今年も4月27日(土)・28日(日)代官山 蔦屋書店にて開催されます! そして今回、SFカーニバルで予定されております池澤春菜さんのサイン会ブースにて…… 5月9日発売・池澤春菜さん初の小説集『わたしは孤独な星のように』を先行販売します!遠い未来のスペースコロニーで、亡くなった叔母の弔いを巡る情景を描いた表題作のほか、様々な媒体で発表された短
【SF作家・山本弘氏逝去】前島賢氏による『シュレディンガーのチョコパフェ』解説「SFとオタクに必要なものの半分くらいは、山本弘に教わった」全文公開
2024年3月29日、作家・ゲームデザイナーの山本弘氏が誤嚥性肺炎のため68歳で逝去されました。 早川書房からは現在、小説作品『シュレディンガーのチョコパフェ』『アリスへの決別』『地球移動作戦』『プラスチックの恋人』『プロジェクトぴあの』が刊行されています。 またアンソロジー『多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー』には表題作となった短篇を収録、ご自身も海外SFのアンソロジストとして『火星ノンストップ ヴィンテージSFセレクション―胸躍る冒険篇』を刊行され、SF作家とし