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平熱

混沌とする社会情勢に、いちいち感情を昂らせるのはいやだ。自分の思念にのぼせるのもいやだ。かといって、白けて無気力になるのもいやだ。そもそも上がり下がりするのがいやだ。
何かこの感情をうまく言い表せないかと思っていたところに、表題の二文字である。

そうだわたしは平熱でいたいのだ。茨木のり子はいつも的確である。

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