災害時に、無力感を覚えなくていい。
夫が作ってくれた雑煮を食べ、家族で初詣に出掛けて無病息災を願った直後のこと。16:10頃、石川県で震度7の地震が発生した。唖然としながら「ひとつでも多くの命が救われますように」とぼんやりとした祈りで速報を見つめ、一旦報道から離れた。
私のように地震や津波の心配がない安全なエリアに子どもといる場合には、リアルタイムの映像は追うのをやめ、TVを消すのもいい。小さな子どもが、強烈な恐怖を覚えるかもしれない。
2016年に発生した熊本地震のときにはニュースアプリの編成をしていたので、有事の際に報道各社やプラットフォームの編成を記録したり、比較したりする癖がついている。災害報道は圧倒的にNHKが強い。インターネット上で真偽不明の情報を追ったり、新情報が入るまで衝撃的な映像をループする番組からは離れるのがいい。
東日本大震災のときにはTwitterが連絡手段として大活躍した。しかし今のXは「インプレッションがお金になる」魔のシステムになっている。私がフォローしているアカウントは比較的落ち着いているものの、一部真偽不明の情報が拡散される様子も目に入ってくる。
タイムラインにも以前にも増してフェイクニュースやデマが拡散しやすい。信頼できるメディア・アカウントの情報か? 拡散する前に、一呼吸つくのが大事だ。
今何にもできない、なんて無力感はいらない。復興支援のタイミングまでパワーを温存するのも大切だと考えて、意識的に「のんびり」過ごすことにしよう。
ちなみに災害時にペンライトを懐中電灯にする場合、白が一番電池を消費しする。比較的電池が長持ちするのはRGB原色の「赤・青・緑」だ。誘導灯として使われるのが「赤」なので、青あたりを使うのがいいかもしれない。ざっくり覚えておくと便利なので、ここに記録しておく。
災害のニュースを浴び続けると、鍛錬されている人間であってもどこかで不調をきたす、というのは前職の頃に実務を通して実感したので、しばらくニュースは定時のNHKと日経新聞にしぼることにする。
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