カナダでの生活を終えて日本に帰ってきてからつくづく感じること
日本人って人の体型にケチつけすぎじゃない？？？

まさに昨日の晩、母とのやり取りでそう感じることがあった。
二人でテレビを見ていた時のこと
私：この子可愛いね。
母：あんたも痩せれば可愛いのに。

こんな会話今日が初めてではないし、
今までだったら太っていることを指摘されて
反論したら逆切れしていると思われるだけだからと
傷つこうが適当に受け流していたのですが
昨日は何故か今まで以上に腹が立って反発してしまった。

私：なんでお母さんが私の体型に文句つけるの？
母：確かに海外じゃあんたなんか痩せて見えるかもね～
私：別にBIMも標準だし健康なんだけど。
母：でも太ったんじゃない？おなかも出てるし。
私：そうやって他人の体型に口出さないでよ。
　　こうゆう人がいるから過食症や拒食症の人が苦しんでいるだよ。
母：人のせいにするなよ（笑）
　　最近食事とか運動とか気を付けてるから言ってあげたのに。
私：でもけなしてるだけじゃん。アドバイスになってない。
　　本当に考えてくれる人はそんなこと言わない。

その後はなんとなく口を利かず、
それでも一晩明けたら普通に会話するなんて
よくある親子喧嘩なんですが。

この会話をきっかけに再びふつふつと私の中に沸いた思いが
日本人外見気にしすぎ！！！

実際私も今までだったら
私みたいな体型は露出しちゃだめだしできない
ってずっと思っていた。
学生時代には
「足太いのによく出せるよなあ」
「あいつは大根足だから（付き合うのは）なし」
という異性からの会話が耳に入ってきてしまって
私の話ではなくても自分もそう思われているかもって
怖くなったことがある。
もともと食べるが大好きで、運動は大の苦手。
ダイエットと思って不格好ながら運動してみると
家族から笑われ（もしかしたらいじってるだけかもしれないけど）
食べているときはおいしそうに食べるねえと褒められる。
そんなこんなで家族の中ではとっくにデブ扱いになっていて
だんだん自分の体型がコンプレックスになった。
可愛いワンピースやスカートは大好きだったけど、
それより自分の体型を隠すような服ばかり着るようになった。

でもカナダに来て考え方が変わった。

だって、待ちゆく人はスポブラにヨガパンツがほとんど。
おなかが出ていようと足が太かろうと自分の好きな服を楽しんでいる。
服や下着のモデルさんでも、もちろん痩せている人もいるけど
肉付きのいいプラスサイズの方もたくさんいる。
最初はこんな体型の人でもモデルになれるんだ
ってびっくりしてしまった。
でもどんな体型でも自分の好きなファッションを身に着けた人は
自信に満ちあふれてとても素敵だと気が付いた。

夏でも露出を気にしていた私に周りがかけた言葉は
「なんで暑いのに長袖長ズボンなの？」
だった。
そう言われると体型を隠す様な私の服装が
季節感のないとんちんかんな服にみえて恥ずかしくなった。

それからは勇気を出して二の腕が太かろうとノースリーブを着たし
中学生ぶりにデニムのショートパンツも買った。
初めはそわそわして落ち着かなかったけど、
友達からもいいね！って言ってもらえたし
全く知らない人からも
I like your outfit !! あなたの服素敵！！
と突然声を掛けられることもあった。（←これは海外あるあるだと思う）
この環境が体型に関する私の概念を変えていってくれた。

私の考えが変わった別の理由として
運動することに抵抗がなくなって
健康オタク気味になったことが挙げられるけど
この話はまた別の投稿で書いてみよう。

カナダから帰ってきて日本食がおいしすぎて
体重は過去最高をたたき出してしまったけど
今は自分の体型が前ほど気にならない。
ちょっとぷよぷよしていても魅力はあるし
健康ならオールオッケー○
でもお気に入りのスカートが今のウエストじゃ厳しいし
そのためにゆっくり体絞ってみるか
という感じで自分のためにきれいになりたいって思う。

日本に帰ってきて電車に乗っていた時、
女の子たちのおしゃれさにびっくりした。
ダル着を着ている人はいないし、
服装はもちろん髪もしっかり巻いてネイルして
頭のてっぺんからつま先まで、どこもかしこも抜かりない。
ほんとにみんなかわいい。

それでもあらゆるSNSのコメント欄で
太った？とか痩せた方がキレイとか痩せすぎで心配とか…
そんな言葉をたびたび目にする。
（有名人だろうが一般人だろうが）
いったいどんな人が書いているのだろう？
と思ってしまう。

他人に対する容姿批判ってナンセンスだし時代遅れ。
人によって美しさとかかわいいと思う感覚は違うのに
自分の価値観を押し付けすぎじゃない？
太ったり痩せたり肌が荒れたりその他もろもろ
生きていたら当たり前だ！人間らしくていいじゃん！

自分が一番好きな自分でいることが一番最高。
そのために努力をしている過程の私の心も体も大切にしたい
と今では思える。

長々と書いている途中から自分に言い聞かせるように
思いをぶつけていました。（笑）
最後まで読んでいただきありがとうございました。