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感情は一時的で、永続的ではない

こんにちは。
社会福祉士、精神保健福祉士のぽこです。


◇評価しないままにすること

出来事に対して、私たちは「良い」または「悪い」など、二項対立に評価したくなります。
「あの買い物、失敗したな」
「さっきの会議での発言は適切だったな」
「昨日のあの出来事、嫌な思い出だな」
そんなふうに、物事に対して感情を持つ。
すると、いつの間にか出来事と感情がセットになって記憶されてしまいます。

買い物が成功したか失敗したかにフォーカスしすぎて、いつの間にか”物を購入した”という事実が遠くに行ってしまう。
会議での発言が適切だったかどうかを気にし過ぎて、会議で話し合われた内容をよく覚えていない。
昨日あった一つの出来事を”嫌だった”と強く思うことで、昨日一日がブルーだったように思えてしまう。

何かについて、感情的に評価するということは、そこにただ存在する事実を覆い隠してしまう可能性があると思うのです。

・事実と感情は別

先日、私は小さなことでクヨクヨ悩む自分を情けなく思い、悩んでいました。
すると旦那さんから、こんな言葉をかけられます。
「今は情けなく思うだけで、そう思わない時もあるでしょう?」
「その捉え方は、一時的だから大丈夫だよ。」

簡単に、「要は捉え方だよ」と言われていたら腹が立っていたかもしれません。
自分の性格をネガティブに捉えてしまっている、という状況を客観的に理解していると、それはそれで辛いものがあるからです。
しかし、彼の「今は」という言葉と「一時的」という言葉。
私の要素として「小さなことが気になる」があるという事実は変わらない。
けど、捉え方や感じ方は一時的なもので、永続的なものではない。
そんなことを気づかせてくれました。

・どうせ過ぎ去る

感情が昂っていると、どうしても「そうは言っても」と言い返したくなります。
ですが、そんな状況さえも、一時的なスコールのようなものなのです。
辛くてどうしようもない時、「どうせ時間が経てば落ち着く」と分かっていれば、少しは絶望しなくても済むかもしれません。
今辛く感じていること、例えば連休が終わって明日から普通に仕事が始まり、7月まで祝日がないという事実に絶望している人もいると思います。
それも、「今日まで大型連休で、明日から仕事」という状況下にいる今だけ感じる辛さです。
まずは、次の休日が来たら状況が変わります。
どんな辛さでも、ずっと今の状況のままということは一つもないのです。
重く病気としてのしかかっている人はまた別ですが、精神的・感情的な落ち込みの多くは時間の流れが解決してくれます。
ただ、今辛く感じているだけ。
それを忘れずにいきたいところです。

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