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「目の前のもやもやを放置せずに向き合う」分校Cafe haruhi 中林さんの"勇気"と"魅力"

宮崎県日南市で油津商店街の再生を手掛け、今は地元福岡県那珂川市でまちづくりを手掛けている木藤亮太さんに、これからの時代を創る若者である学生にまちづくりのリアル・地方創生のリアルを知ってもらいたいと思って、木藤さんにお願いして立ち上げた「木藤ゼミ

※木藤さんについてはこちらをぜひ
「危機感」と「応援」がシャッター商店街を変えた。宮崎県日南市 油津商店街の再生物語
https://www.elecom.co.jp/brand/article/03.html

昨日は、木藤ゼミオンラインとして、佐賀県嬉野市で、デイサービス宅老所「芽吹き」や分校Cafe haruhiを運営されている 中林 正太 (Shota Nakabayashi) さんのお話を2時間半もたっぷりとお聞きしました。
20代前半から介護事業に関わり始めて、25,6で独立され、さらに分校を活かしたカフェまで始められるというとてつもないチャレンジャーな中林さんなのですが、ご本人のお話を聞いてると淡々とやられていて、逆に勇気が湧いてきました。(笑)

カフェの話は、中林さんのこちらのnoteを参照!

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僕が感じた中林さんの魅力
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・目の前のもやもやをそのままにせずに自分で解決しようとしている
・周りの方のおかげで成り立っていることを認識されている
・色で言うと青い炎を纏われていて、秘めたる熱い想いを感じる
・20代で介護事業やカフェなどに乗り出す勇気

この辺りに中林さんの魅力をとても感じました。ご本人は淡々と語られていましたが、やはり目の前のもやもやをそのまま放置せずに、解決する動きをされていること、周囲の協力があって自分が成り立っていることを認識されている点は、特に周囲との関係が必要な地方で事業を進めていく上で、とても大事なことです。

中林さんが特にすごいのは、地元に帰ってきて25,26歳の時に、ご自身で借金をして介護事業に乗り出しているところです。当時の介護の現状に、もやもやを感じ、どうにかしないといけないという思いで独立されたと思いますが、すごいですよね。立ち上げのお話を中林さんのnoteから引用させていただきます。

働けば働くほど、これらの問題(介護保険制度)の深刻さを知りました。そして、知れば知るほど、介護業界で働いていく怖さを感じることになります。
しかし、当時の私が一番恐怖に感じたのは、その時働いていた事業所の代表や、介護に長年携わっている経験者にこれらの不安を話しても、まったくと言っていい程理解してもらえず、それだけではなく変わり者扱いされてしまった。という事実でした。
介護保険制度の問題点を知り、それを解決する手段も自分なりに見えてきた。それなのに、周りの上司は理解してくれない。それならば、自らが理想とする介護を。自らが理想とする事業所を作るしかない。
そう、これこそが私が【デイサービス宅老所 芽吹き】を立ち上げるに至った経緯です。

詳しくは、下記noteを参照。

他にもたくさんお話を聞いたのですが、具体的なことはぜひ中林さんのnoteとYouTubeチャンネルをご覧ください。

▼note
https://note.com/s_nakabayashi
▼YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC4_Hgchx_bIuRWppBY0Zztg/feature
【山ん中ちゃんねるとは・・・】
「田舎には何もない」とよく言われますが、そんなことはない。
山ん中(やまのなか)だからこそ感じる、楽しさ、うれしさ、感動を伝えたいとの思いで2020年から映像製作スタート。


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木藤先生の「まちづくりはドラクエ」の話から
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それと、 木藤 亮太 (Ryota Kito) さんが、会の最後でおっしゃっていた、「まちづくりはドラクエ」の話をお聞きしてて、一回勇者を体験してみるのは重要だなぁ。このドラクエのお話は、結構な回数を木藤さんから直接お聞きしてるんですが、今日は違う気付きでした。

この勇者を経験する手っ取り早い方法は、時々揶揄されることもありますが、やはりイベントがいいなと。それも、仕事として引き受けて自分がやりたくないのにやってるものではなくて、自分のやりたいことに沿ってて、責任感/オーナーシップを持って取り組めるイベント。

イベントがいいのは、期間が決まってるところですね。そこに向かって計画が立てやすい。しかも必要なものや人は自分で集めないといけない。まさに周りをどう巻き込んで(お願いして)成功させるか?というのが問われます。

まちづくりに限らず、これから経験するであろう仕事においても、勇者の経験は必要ですね。と言う背景もあるので、僕が事務局長を務めるNPO法人学生ネットワークWANではまずはイベントの運営をしてもらってたりします。

・初めて関わる人には、仕事の型を知ってもらう
・責任者には、勇者の経験をしてもらう

もちろん、法人として必要なイベントを開催するのですが、上記も目的にしています。イベントの責任者を一回担当すると、どれだけ準備が必要なのか、どうやって周りに動いてもらえばいいのか、などを1回でまるっと学べるんですよね。

イベント運営でやること自体は、多くの組織でマニュアル化されていると思うので、新人の研修などにも効果的だと思いますので、ぜひぜひやってください!

いただいたサポートは、書籍などの購入費に充てさせていただきます。