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ポジティブな方向に変わるには「成長」と「変容」の2種類ある。変容は怖いから「自己認識力」を高める必要がある。

コロナ禍において変わらないとヤバいと気付いて大きく変容した人もいれば、全く変わらずそのままという人もいると思う。

多くの有識者が指摘している通り、日本の企業の多くはこのままだとヤバい。

生産性もそんなに高くない、何もしてない名ばかり管理職が蔓延る現状。

変わらないといけない人たちにも、変われないなりの理由がもちろんあると思う。

人が変わる3つの方法

大前研一さんが言う、人が変わる方法にはこの3つがあるという。

1.時間配分を変える
2.住む場所を変える
3.付き合う人を変える

これはよく見る方法だし、自分も経験してるから理解はできるんだけど、「変わるためには変えないといけないよね」という結論にも見えるので、いまいちピンと来ない人も多そうだと。

そんなこんなで、「人はなんで変われないんだろう。」と思いながら、ググってみると、マインドフルネスの記事がヒットした。

https://www.businessinsider.jp/post-160225

マインドフル・リーダーシップ開発の第一人者である荻野淳也さんが解説している記事。

変わるために必要なものは、「自己認識力」だと語っています。

ポジティブな方向に変わるには「成長」と「変容」

まず、人がポジティブな方向に変わるには、「成長」と「変容」があるとのこと。

「成長」は、「こんなふうになりたい」と目標を設定し、予定調和的に変わっていくこと。
「変容」は、根本的な自分自身が変わること。芋虫がサナギになって蝶になるように、バージョン1.0から2.0へ、2.0から3.0へと大きな変化を遂げることです。

成長はイメージしやすいと思いますが、変容は、「人生における大きな価値観の変化であり、自分自身の内側のあり方が一変するような、本質的な内面の変化です。」とのこと。

なんとなく重要そうなことは分かりますよね。

ただし、人間は本能的に変化を恐れる生き物。

荻野さん曰く、

「変わればいいじゃん」と切り捨てたくなる人もいるかもしれませんが、おそらくそういう人はすでに過去に一度でも、その恐怖を克服したことがある人なんでしょう。

とのことなので、「変わればいいじゃん」と思いがちな方々は、自分も通ってきた道だと理解しておきましょう。


主体的に「変容」するには「自己認識力」を高めること

ただ、そんな中、「主体的」「積極的」に変容するスキルを身につけるにはどうすればいいかと言うと、「自己認識力」を高めることにあると、荻野さん。

自己認識力を高めることで、自分の「内発的動機の源泉」に気づき、「本来の自分でないもの」を手放せるようになるからだと。

内発的動機の源泉とはポジティブな感情の源泉でもあり、自分の軸、つまり、人生における価値観やビジョン、ミッションのこと。一方、本来の自分でないものとはネガティブな感情の源泉でもあり、メンタルブロックやインナーチャイルドと言われるもの。

これらの「内発的動機の源泉」と「本来の自分ではないもの」にまずは気付く必要があるみたいですね。


ライフグラフとジャーナリングで自己認識力を高める

効果的なのは、「ライフグラフ」と「ジャーナリング」とのこと。

ライフグラフ

ライフグラフは何となく見たことある人は多いと思います。

横軸を時間(年齢)にして、縦軸を人生の好不調にするグラフですね。

生まれた時から今までを振り返って、良かったときと悪かった時を山や谷で表現していくやつです。

この時重要なのは、「事実」プラス「感情」も振り返ること。

ジャーナリング

「本当に自分にとって価値のあることは?」というテーマについて、5〜10分、時間を決めてずっと書き続け、そのあと見直してみる。

1日の振り返りとして、「今日ワクワクしたこと、良かったこと」を書き出してみる。

これらをすることで、自分が何にワクワクするのか、しないのかが見えてくる。

もしそれで、自分が今、自分の価値観と離れた生き方をしていることに気づいたなら、それまでのパターンや行動は、徐々に手放していく。」と荻野さん。

ここまでくるの府に落ちますね。

さらに、荻野さんは続けます。

恐怖や不安といった自分のダークサイドに向き合い、その原因となっている自分自身の過度な思い込みや執着を探求することが必要になってくるでしょう。だからこそ、マインドフルネス(今ここに意識を向けることで、思考、感情がクリアになっている状態)が必要なのです。

マインドフルネスと聞くと、呼吸法や精神統一みたいなイメージを持つ方もまだいるかもしれませんが、「今、ここ」に意識を向けることなんですよね。

この辺りは自分自身も実践しながら、またnoteにでも書けたらなぁと思います。

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