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【リブレ】47歳医師が自ら24時間血糖測定をやってみた、涙の14日間全記録〜その1(装着編)〜


こんにちは森田です。

今回タイトルの通り「47歳医師が自ら24時間血糖測定(間質液中グルコース濃度)してみた涙の14日間」という企画でnoteを書いていくわけですが、そもそもなんでこんなことになったのか。それはこの人のせいなのです!

このお兄ちゃん、鹿児島の薬剤師・大ちゃんこと原崎大作氏。

先日、あるイベントで大ちゃんと話をしていたら、彼がこんなことを言うわけです。

「FreeStyleリブレ(Abbott社)」の無料体験モニターを募集してるんですけど。やりません?」って。

どうやら、彼、自分でこれを使って以前24時間測定をやってみたら、意外と体重や体調管理に役立ったみたいで、


「薬剤師としてこれはもっと世の中に広めないと!」


と勝手に熱くなり、で協賛企業とか補助金とか集めて、無料体験会みたいなのやってみたという、ま、ある意味、真面目でとても偉い奴なんですけどね。

そのイベントがこれ


第2弾が2019/1/19にあるので、興味のある方は、ぜひ!


で、そもそも総合診療医でもあり、内科医でもあり、日々患者さんに(偉そうに)生活習慣指導をしている自分としましては、

「そんなの興味ない〜 ( ´o`)y-~~」

とは言えないわけで、というより、そもそも自分の食後血糖値がどれくらいのものなのか?24時間でどれくらいの変動があるのか?という興味はあったので、

「もちろん、やりたい!(σ・∀・)σゲッツ!!」

と返答したわけですね。

で、せっかくだからnoteで記事にして皆さんに

・24時間血糖(間質液中)測定FreeStyleリブレの有用性と
・47歳男性(医師)の赤裸々な血糖変動(と食事・運動との関係性)

を見ていただこう、そして



糖尿病・血糖値を知る意味
とか血糖スパイクとはなんぞや?


とかそんなことについても勉強していただこう!とそんな企画です。


【本記事中で扱うFreeStyleリブレが計測している数値は、正確には「間質液中グルコース濃度」であり、血液中の「血糖値」の補正済みの近似値なのですが、わかりにくいので本記事ではあえて「血糖値」と表現しています】


で、まずはFreeStyleリブレ(Abbott社)の装着です。

会場で配られたのはこちら。ちなみに今回はモニターなので無料!!(大ちゃんありがとう!m(_ _)m)

左側がリーダー(読み取り装置)、右側がセンサーです。


ちなみにこちらの商品、Amazonでも楽天でも買えます。リーダーもセンサーも大体7000円台くらいのようです。次回は僕も自費で購入します。
(インスリン使用中等の患者さんには保険適用があります。)



【Amazon】



【楽天】






まずリーダーから開けてみるとこんな感じ。


すでに充電された状態で入っていますので、すぐ使えます。ただ、最初のみ起動時間60分がかかります。(一度起動してしまえば、ボタンを押してすぐに測定可能なので楽ちんです。)


で、問題なのがこちら!のセンサー。


箱を開けると、何やらブツが2個あります。

一つは皮膚に貼る方のセンサー本体(右側)、一つはそれを貼り付けるための器具。




ま、詳細な手順は省略しますが、一言で言うと、この器具にセンサーを装着して、器具を皮膚に押し当てると、ガシャッ!とセンサーが押し出され、皮膚に密着するように貼られるわけですね。

その貼られた最終形がこんな感じ。



ただ、ここに至るまでにかなりの葛藤が。。。



というのも、この写真はセンサーを器具にセットした状態なのですが…


で、今からこれを左腕にガシャット押し当てるわけですが…。

、、、、、あれ?

よく見ると!


針が!!!


こんなに長い針が!!!





怖すぎる!!!!((((;゚Д゚))))!!!!!!




まぁ、実はこの針、一瞬体内に入るだけ。

あとはビニール製?みたいなフニャッとした細い管を残してすぐに抜けてくれるんですけどね。


とはいえ!いざ、こんなに長い針を目の当たりにしてしまうと…


これを自分の体に一瞬でも押し付けるなんて!




到底容認できない気持ちでいっぱいになります!!






という逡巡の動画がこちら。


いや〜、今だから言えますが、「痛い」という感覚は殆どなかったですね(^_^;)

びっくりする!というか……まあ、まさにビビってるだけですね(笑)。


で、こうやってガシャッとすると、一瞬にして針が入って抜けて、センサーは皮膚にピッタリとガッツリと密着してくれて、この最終型になるわけですね。(器具はガシャッのあとすぐに外れます)。


で、この白くて丸いセンサーの下では、今は見えないけどあると思われるフニャッとした管が皮膚の中に留置されているわけです。

◎その管が皮膚の中で糖分を感知して
◎それをセンサーの中のなんかのブツが糖分を測定してくれて、
◎しかもこのセンサーの中にフラッシュメモリー?が入ってて24時間全部記録してくれる!

これ全部この小さなセンサーの中で、連続でズ〜ッと、14日後に剥がすまで処理してくれる!ヮ(゚д゚)ォ!!


という嘘のような本当の、超スグレモノなのですね!電池とかも入ってるのかな〜?そのへんは知りません(^_^;)。

ちなみに、センサーの密着力は強力で、入浴もスポーツも大丈夫。(僕はランニング程度しかしてないので激しいスポーツは不明ですが、、、まぁ、この密着感だと、相撲とかレスリングとか物理的に激しく接触して外れる可能性のあるもの以外は大丈夫じゃないかな?そういえば、装着翌日に子供とプールに行きましたが、問題ありませんでしたね。)



初日の測定。


で、肝心な実際の測定の話。


FreeStyleリブレの説明書よりhttp://online.anyflip.com/ijaa/zvqq/mobile/index.html#p=2


こうやってリーダーをセンサーにかざすだけ(服の上からでもOK)で、その時の血糖(間質液中グルコース)がピピっと表示されるわけですね。リーダーを一度起動してしまえば、ボタンを押した直後に測定が可能なので、思い立ったら3秒で測定終わり、という感じになります。

実際にはこんな感じ。


こんな風に、一瞬で測定できるので、車内でも社内でも、もちろん家庭内でも全然OK!


ピロっとかざしたその時点の血糖も見れるし、また記録している24時間の血糖も見れます。リーダーの画面では24時間のトレンドがこんな感じで表示されます。

これをパソコンにUSB接続してデータを転送すると、こんな画面も出せます。


(無料の専用ソフトをパソコンにダウンロードする必要があります。http://www.myfreestyle.jp/products/freestyle-libre-system.html)


僕もいまいちイメージが出来てなかったのですが、24時間測定と、その都度測定の関係性はこんな感じだったんですね。

トレンドとしては24時間全表示されてて、で、その都度測定した実測値も、グラフ中では小さな◯として表示されてる。またその下に血糖値のリストとしても表示されます。(ただし、実測値以外の実際の数値はわかりませんので、グラフからおおよその数値を推測するしかありません。)


で……上の初日〜翌日の血糖値を測定した結果グラフをよく見ると…グレーのゾーンが正常範囲内(血糖値80〜140mg/dl)なんですが……朝と昼と夕方の3回、正常範囲のオーバーになってますね〜、

う〜む…

「ま、でもほとんどの時間帯で正常範囲なので、まあいいか。

健康診断でも糖尿病の数字(早朝空腹時血糖値もHbA1cも)全く正常だし\(^o^)/」


なんてのんきなことを言ってられない!!

それが…


IGT(負荷後血糖異常・耐糖能異常)!!


なのですから。


IGTって何?とか、いいからその詳細を見せろ!とかは…

長くなってきたのでまた次回!

(次回から、食べたモノと時間・運動した量と時間、それと血糖値の関係をグラフで詳細に解説していきます。)




☆やってみたくなった人のためにもう一度商品紹介☆


FreeStyle リブレ(読み取り装置・リーダー)

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FreeStyle リブレ(センサー)
一個買えば14日間使えます。

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注:この記事は投げ銭形式です。
  いつも投げ銭で勇気を頂いております。ありがとうございますm(_ _)m
  糖尿病とか血糖測定の勉強にはなると思います。



あと、こんなvalu優待も出してるので、興味のある方はぜひ。

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夕張に育ててもらった医師・医療経済ジャーナリスト。元夕張市立診療所院長として財政破綻・病院閉鎖の前後の夕張を研究。医局所属経験無し。医療は貧富の差なく誰にでも公平に提供されるべき「社会的共通資本」である!が信念なので基本的に情報は無償提供します。(サポートは大歓迎!^^)