【R5.12.2】チャレンジCの予想

【予想印】

 いきなり予想印から行きます。
◎10フリームファクシ
〇12マテンロウレオ
▲11エヒト
△5べラジオオペラ
 3リカンカブール
 これで狙ってみたいと思います。

【予想の概要】

 今回のメンバーを見た時に何も考えずに
・前走超ハイレベルレースで5着のガイアフォース
・G2G3では抜群の安定感のボッケリーニ
 この2頭から入っておけば間違いないようにも見えるが、なんでこんな捻った予想になったのかというと、端的に言えば「時計勝負になりそうだな」と思ったから。
 メンバーを見渡した時に逃げ馬が2頭。ここ2走逃げられていないが追切からは復調気配で今回前に行けそうなフェーングロッテンと成績的に逃げなければどうにもならないテーオーシリウスが大外。この2頭のハナ争いにガイアフォースがプレッシャーをかけながら走ることになるので、前半から楽なペースで落ち着くとは考えづらい
 ガイアフォースは中距離で切れる足が使えるタイプではなく、西村騎手も前走のコメントからは先行押切がベストと考えていそうであり、後半も早いタイミングから動いて直線早めに先頭を捕まえるような競馬を作って来そう。後半のロングスパート力に実績があるべラジオオペラ、前走ハイペース戦を上がり最速で制したエピファニーなども早めからエンジンをかけてきそうで…と考えた場合に、レース全体が前掛かりになりそうな上に、息を入れるタイミングが無い、早い時計での持続力勝負になりそうとの想定。
 そうなった時にはまず「時計勝負では高齢馬は厳しい」というのが一つあり、近走の結果を見てもウインマイティー、イズジョーノキセキ、ボッケリーニ、アドマイヤビルゴあたりは1.58.0を切るような時計になった時に対応しきれるか不安が勝る。(エヒトは6歳だが前走58㎏を背負って1.57.4で天皇賞秋を走っており、勝利した小倉記念も1.57.8とむしろ早いレースに適性を見せているのでここでは引っかからない)
 次に、流石にこの展開では逃げ馬は厳しいということでフェーングロッテンとテーオーシリウスは割引。
 エピファニーは前走から相手関係上昇の斤量増で、追切は時計出ていたものの気性の危うさも出ており、前走ハイペースを控えて勝ち切ったというローテーションもマイナス。
 最後に、じゃあこの予想で何でガイアフォースに印が回ってないんだよ!と言われそうなところだが、それは追切から前走のダメージを感じてしまった分割り引いた。良い時のガイアフォースの動きは柔らかみがあり、楽な感じで時計を出してくるイメージだが、今回は硬めに映り、力みながらも時計が出しきれていないという印象で、前走からは出来落ちに見えるなかで1人気を背負うのであればちょっと積極的には狙いづらい。

【各馬の評価】

 無印の各馬の理由は上記の通りということで、印を回した各馬について。

◎フリームファクシ
 阪神→中京→中京とクッション値が高めの良馬場で3連勝しており、特にきさらぎ賞では3歳の2月にもかかわらず2分を切るタイムで2000を走れているというのは評価できる。
 皐月賞とダービーでは結果が出なかったが、皐月賞は重馬場適性に合わず、ダービーはスローからのロングスパート勝負であり、前目にポジションを取れなかったこと、直線後方から進路どりもスムーズに運べなかったことが敗因であり力を出し切れなかった。
 今回きさらぎ賞で手綱を取った川田騎手に手が戻るのは大きなプラス。
 外目の枠になったことで、無理にポジションを取りに行かずに中団で控えるような競馬を選択することになりそうであり、ハイペースになった時に恵まれることに期待できる。
 追切映像からは春からの上昇度合いかなり大きそうであり、斤量減で臨めるのも大きい。血統的にもタフな展開の阪神2000は合いそうであり、ここはオッズ妙味含めて本命で勝負したい。

〇マテンロウレオ
 関西圏の競馬場であればG1を含めても掲示板を外していない安定感。今年の大阪杯では58kgを背負って1.57.8の4着であり、ジャックドールがつくったタフな展開でも力を見せたのは今回でもかなり通用しそうな実績。
 前走のオールカマーは内枠から先行できずで包まれて無理をせずに大敗。前走も含めて力を出し切っての大敗ではなく能力的に評価を下げる必要はない。
 今回も外枠からどういう競馬になるかは未知ではあるが、距離短縮ローテでタフなレースに臨めるのは良い。追切は終いをしっかり伸ばす内容で前走以上の動きが出来ており、状態的にも上積みが期待できる。
 血統傾向的にもこのレースと合っており、人気落ちのこのタイミングでこそ狙いたい。

▲エヒト
 前走ハイレベルレースを経験したのは確実にプラスに働く。早い時計への対応力も高く、小回りでよどみないレースで実績を残してきていることを考えるとここは狙い時。
 追切の動きから前走激しいレースを経験していても力んだ走りになっておらず、落ち着いた時計で販路をこなせているのは評価できる。
 控えて外を回して長く足をつかうのもこの馬の好走パターンであり、外枠に入ったことはマイナスにならない。松山騎手への乗り替わりもプラス。

△べラジオオペラ
 特に大きなマイナス要素は無いが、フリームファクシとの比較で能力差をそこまで感じない中このオッズ差で評価を下げた。
 追切の動きからは、春からの成長度という面でもフリームファクシに軍配が上がりそう。適性的にも時計勝負よりはやや時計がかかる舞台での持続力勝負になった方がいい。
 シンプルに言えば阪神2000よりも中山2000が良く、タフな展開を味方につけられるかどうか。展開想定が外れて落ち着いた展開になった時の方がむしろマイナスになりそう。

△リカンカブール
 前走は逃げ馬がハイペースで飛ばして前半57.6。それを最後方から差しきっており今回も息の入らないハイペースになれば経験が活きてくる。
 幅広いクッション値で好走経験があり、今回のどっちつかずな感じのクッション値でもマイナスが無い。
 追切も良く仕上げられており、久々の重賞挑戦でもいきなり結果を出しておかしくない。内枠を活かしてロスなく進めることが出来れば最後馬券内に滑り込む可能性は十分。

【まとめ】

 予想としては人気をとことん疑った形になってしまったが、高速決着になり、ガイアフォースから感じた違和感が真であれば十分あり得る決着かと思う。
 だからと言って、完全に切ってしまっては的中率はかなり下がってしまうので予想印どおりの絞った買い目を本線に抑えで広めの馬券も
〇単勝 フリームファクシ
〇ワイド
 10-5.11.12
〇3連複フォーメーション
 10-6.11.12-3.4.5.6.11.12
 これをベースに考えていきたいと思います。
 金曜のクッション値は9.1ですが、土曜日の朝どうなっているか、そこからメインまでにどのような馬場状態になるかは読みづらいところ。慎重に傾向を確認しながら馬券を絞っていければと思います。

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