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「辛かったら逃げていい」けど、逃げたら夢も逃げていく話し

「好きを仕事に」
「自分らしく生きる」

よく聞くようになりました。私もそうありたいと心から願って行動しているいるひとりです。

そんな中で私が気がついたことは、好きを仕事にするためには「自分らしく生きる」から一旦距離を置かねばならないのではないかと言うこと。一度、自分らしさと程遠い状態になる可能性が高いということです。

今日は、「辛かったら逃げてもいい」とか「自分を大事に」をモットーにしている人は読まない方が身のためです。

どうぞお気をつけください。

本題です

私自身「健康が損なわれる行為は良くない」「心身が潰れそうならば逃げ出すべき」と強く思っているひとりです。何より怠け者の私ですから。

一方で、これまでの人生で「自分らしく生きる」ため何かに挑むときには、必ずと言っていいほど「一旦潰れそうになる」と言うことも身を以て体感しています。

ときに、強い健康被害と言えるほど忙しくなってしまう。ときに、心を壊しそうなほど頭を抱える。必ずと言っていいほど心的にも体的にも良い状態でなくなることが多いと感じています。

「行動」と「保身」とは、すごく相性が悪いのです。

何が言いたいのかといえば、世間では「辛かったら逃げて」と言う風が吹き続けています。何度も言いますが、私もそれには賛成です。

けれど、常にそればかりを口にしていては、不満な現状は変わらない。「自分を大事に」を最優先すると結果として現状を改善できず「夢を見ながら不満を言い続ける人」を多量に生み出す結果となる気がしてならないんですよね。

耳が痛い話ですが「やりたいことがある」「自分らしく生きたい」「現状打破したい」と少しでも思うのならば、健康被害を一番に大事にしていては20年先も同じ悩みばかりを口にしていると思うんです。「必ず」とは言えませんが、本気でそう思うんです。

個人的には「現状をどうにかしたい」と願うのであれば、健康や心理的安全性を一番に考えるような思考から距離をおく必要があります。自ら、不健康を選ぶ必要はありませんが、強いストレスに身を曝すことでしか、私たちは現状を大きく変えていくことはできないのかもしれません。

誰もが憧れる「好きなことして、理想の生活」を得る人もいるでしょう。けれど多くの場合、それらはあまりにもダブルスタンダードで、ときに説得力にもかけます。

冒頭の本題に戻りますが「好きを仕事に」や「自分らしく生きる」ためには、「つらいことと向き合う必要性」と「自分を大事にできない時期もある」ということを把握して挑む必要がある、と私が人生を通して学んでいる最中と言う話でした。

みなさんは、どう考えますか。

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