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「頑張ってね」じゃなくて「頑張ってるね」がいいな。

元(今年度はまだ30日以上の欠席が無いという意味での、元。笑)不登校児の娘。

ここ三週間ぐらい。
毎日徒歩通学をしています。
しかも早退もナシ。

言われなくても毎日ちゃんと宿題もする。

だけど「音読は好きじゃないからサインだけください」とのたまい、音読をすることなく私にサインをしてもらい、「音読なんて親を味方につければ楽勝だよね!」と楽しそうに話す。

私「そういうの、ずるって言うんだよー」
娘「知ってる!笑」
私「でも音読させないでサインだけする親は、本当の味方じゃないかもね?」
娘「それも、知ってる。ニヤリ。」

んじゃ、まー、いっか。笑


来月に控える運動会の練習にも参加しているらしく、家でも自主練習をしている。
このまま、学校に行く子どもになるのだろうか…。

ま、どっちでもよし!笑

そして本音を言えば、楽しく(←ここがポイント!)学校行っててくれたほうが、親はラクです~。


しかし昨晩。
運動会の練習で疲れすぎたと話しながら寝落ち。
休息は大切!ということで、そのまま朝まで寝かせておく。

今朝。
いつもの時間になっても学校に行く気配がない。

さすがにそろそろ気力が尽きたか?
まあ、休みたいなら休めばいーさ。

と。
バタバタと準備をはじめる娘。
「昨日寝ちゃったから宿題やってなくて!でも、いま、終わらせてきた!!!」

おお!
すげーな。

娘「でも、いつもより遅くなっちゃった…。」
私「途中まで車で送ろうか?」
娘「いーの?」
私「一緒に行ってる友だちに追い付きたいでしょ?」
娘「うん!ありがとう!!!」

久しぶりに車で娘を学校に送る。
毎朝、これが当たり前だったのになぁ。
頑張ってるよなぁ。

せっかくなので言葉で伝える。
「毎日歩いて学校に行ってて、すごいよ。本当に良く頑張ってるねぇ。

すると娘が言った。
「ねえねえ。」
ん?
「『頑張って』よりも『頑張ってるねぇ』のほうが嬉しいね。」

お?
その違いがわかるの??

「『頑張って』って言われると、頑張らないといけない!って思っちゃうけど、『頑張ってるね』は誉めてもらってる感じ。」

その通り!

「頑張ってるね」は、あなたの頑張りを見ているよ、認めているよ、ってこと。

でも、誰かの頑張る姿を「見つける視点」て、なかなか持てないものですよ。
特に親はね。

でも、子どもは。
いや。
オトナだって。

生きてるだけで、がんばってる。

だから。

上から「がんばれ!」って引っ張りあげるのではなく。
下から「がんばってるねえ」って支えてあげる。

そんな親でありたい。

そんな人でありたい。