みなさん、こんにちはイボイノシシです。
2月23日～28日、メスのご学友2人と卒業旅行でモンゴルに行きました。

「卒業旅行でモンゴル行くんですよ～」と伝えると、
教授・バイト先・家族のリアクションは

「なんで？！」

でしたが、個人的には本当にここに行って良かったと思いました。
今回はその良さを伝えたいです。

【1日目】新千歳→成田→ウランバートル

1日目は移動のみでした。

新千歳空港

[8:00]
残念ながら新千歳→モンゴル直結はないのでpeachで早朝に成田へ。
2月23日は雪が降っててゴミカス快速エアポート急行が運休で死ぬのではないかと焦りましたがなんとかなりました。
10分遅延し、猛烈に💩がしたくなってずっと足モゾモゾしてました。

成田空港

💩して成田到着！
[12:00]
成田でイモトのwifiを受け取ってチェックインの列へ。

え、なんか知らない言語が話されてる！！！
てか力士がいる！！！！！

成田→モンゴル便の直行便は1日1便しかないので、モンゴル人が多く集まります。もう異国気分でワクワクでした！

[15:00]
無事チェックイン終了！
モンゴルの遊牧民ツアーで食中毒にあったブログばかり見ていたので、
今思うと要らなかったポカリを3本購入。
銀だこを食べながらしおりの19pでモンゴル語を練習してたら、モンゴル人のおばさま方が微笑んでて、とても生暖かい視線を頂いてしまった。
この時点で分かる通り、モンゴル人めっっちゃ優しいです。

[16:00]
今回使ったのはMIATモンゴル航空で、機内食も美味しくCAさんも優しく最高に快適でした。5時間のフライトで水2本くらい貰えてびっくり。
たぶんその気になればモンゴルの水不足だって解消できたでしょう。

印象的だったのが、チンギス・ハーン国際空港に着いて機長が最後に挨拶した瞬間、

拍手喝采が突然生まれた！！

友人が横で「やっぱりモンゴルは未だに社会主義の名残が………」って言ってたけど多分違う。国民性か？

[21:00]
到着！！！どこ見てもキリル文字だ、すごい！

下調べ通り、チンギス・ハーン国際空港に着いたら、まず日本円→トゥグルグに両替すること！出て左側にあります。Цэцэг төвなどのウランバートル内ショッピングモールでも出来ると聞きましたが、見当たりませんでした。

残念ながら日本ではトゥグルグ→日本円に変えられないので(帰国後、成田空港で「これって、どこのお金ですか………？！」と言われた)、使いきれるくらいおろしましょう。市場とかラクダ乗り体験とかは現金のみなので、現地では田舎か都会かでクレジットカードと使い分けるようにすると良いです。
ウランバートル観光なら、大体3日分で1人2万円ほど両替すると、余裕があるかと思います。

その後はツアー会社による送迎バスでホテルへ。
今回Springs Hotel Ulaanbaatarに宿泊しましたが安いし快適でした。
シャワーの水が安定しなかったのは、土地柄仕方ないかなと。

【2日目】ウランバートル市内観光①

市内観光1日目です。
温度は最低気温－20℃。まず服の装備は、

装備

【上】

• ヒートテック極暖

• 普通のヒートテック

• もこもこタートルネックのセーター

• 貼るカイロお腹に2枚

【下】

• 裏起毛パンツ

• 無印のもこもこルームソックス

• 長めの雪靴

【その他】

• 全身覆えるフード付きダウンコート

• ポケットの中には貼らないカイロ1つ

• ヒートテックの手袋

• おしゃれ用じゃないマフラー

と、成田空港では暑くアセクサになっていましたが、ウランバートルではこれでちょうど暖かいくらいでした。面白いくらい髪とまつげが凍ります。

ホテルから近いので、まずはチョイジンラマ寺院博物館へ徒歩で。
ウランバートルの魅力はギリギリ徒歩で行けるくらいのところに全てが密集しているところです。街並みを見るだけでも楽しいし、3日くらいで観光地全制覇も可能なのが良いですね。

チョイジンラマ寺院博物館

チョイジンラマ寺院博物館は観光客がいませんでした。そこもウランバートルの魅力です！！モンゴル語しか聞こえないのも面白い。

博物館の人員が足りないのか、スタッフのお兄さんが私たちが近づくと扉を開けてくれ、私たちが観終わると、ダッシュで次の部屋に向かって扉を開けるという、
謎のダンジョンシステムが突如始まりました。
途中扉が閉められデスゲームが始まるかと思いました。

モンゴル国立博物館

そのあとはモンゴル国立博物館に。入場料20000トゥグルグ(約890円)、写真には別途20000トゥグルグかかります。最近まで社会主義であった歴史を感じながら、モンゴル人の優しさは遊牧民文化から来るのか、社会主義時代の貧しさから来るものなのか…などと考えていました。

Modern Nomads

そのあとはモンゴル料理店チェーンModern Nomadsで昼食兼夕食を。
美味しかったし、そこまで高くなかったのでおすすめです。

そのあとはショッピングのためGOBI Cashmereへ！

GOBI Cashmere

正直、まさかモンゴルでショッピングが楽しめると思ってなかったのでとても嬉しかったです。
アメリカにいたときに良く見た、
それ下着じゃん！とか、誰が着るんかこれ？？？
て服が無く、シンプルながらおしゃれなファッションがどのお店でも見られて楽しかったです。1日目はこんな感じで終わり。

【3日目　ウランバートル市内観光②】

謎のスイス人

2日目同様、Springs Hotelで朝食を取っていると、いきなり白人男性が日本語で話しかけてきました。

「君たち日本人？」

まさか彼から発せられたと思わなかったのですが、その方はスイス人で建築関係の会社の出張でモンゴルにいるとのこと。日本語が堪能なのは単身で高校生の時から留学したから。家族は今オーストラリアに住んでいるようで、国の教育や政治、働き方の比較の話などで盛り上がっていたら、

「もし僕が君らの年代だったら、迷わずオーストラリアで炭鉱夫としてワーキングホリデーに行くね。だって日本の国力はもう低すぎるよ」

と話していました。ああ、本当に気のせいではなくて日本はもう遅れた国になってしまったんだなあ、と思う一方で1つの問いが生まれました。

豊かさってなんだろう？

謎のスイス人は、建築材が現地のモンゴル人に売買目的で盗まれたことを話し、注意喚起しました。確かに彼の目線からはモンゴル人も日本人も同様に「貧しい」のでしょう。でも、金銭的に豊かなのが本当に正しいのか？
そんなことをぐるぐる考えながら観光していくこととなりました。

ナラントール市場

ここは口コミで治安が悪いと多く書かれていたので警戒していましたが、首掛けショルダーバッグを目を離さないようにすれば大丈夫でした。
あと、非常に親日なので日本人だよ！(Би Япон хүн　ビヤポーンフン)と伝えること、モンゴル語の最低限の挨拶(こんにちは：Сайн байна уy(サインバイノー)、ありがとう：баярлалаа(バヤルハラー)、私の名前はイボイノシシです：Миний нэр イボイノシシ(ミニーネル))を覚えていけばOKです！
途中3人の強そうなモンゴル人に囲まれスラれることを覚悟しましたが、ただ外国人と話したいおっちゃんたちでした。

ボグドハーン宮殿博物館

清から独立したあとの大モンゴル国、最後の皇帝であり活仏のボグド・ハーンさんの住んだ家です。ここは是非訪れてほしいです。

この宮殿の面白い所は、チベット仏教のお寺とロシア建築が同じ場所に混在している点です。

一方で、建物内は中国の影響を受けたような装飾、絵画が集められていてとてもおもしろいです。

そのあとはガルレリア・ウランバートルというショッピングモールへ。何も買わなかったけど満足！

バスカード(Umoney)の買い方

モンゴル旅行前に情報不足で非常に悩んでいた、バスカード(Umoney)についても紹介します。
事前情報では、バス停近くの小さな売り場に売っている、とありましたが、無いところもありました。まずあるか訊きましょう。

まず買うときに何トゥグルグチャージするか聞かれるので、それも店員さんに伝えましょう。トロリーバスが300トゥグルグ、普通のバスが500トゥグルグなので、大体1日観光で1500トゥグルグあれば充分くらいでしょう。
足りない分にはコンビニなどでチャージできるので心配ありません。これを買ったらあとはSuica, Pasmoのように乗る時・降りる時にタップするだけ！
バス内は流行りの音楽が流れていて面白いです。
バスによってはUSBケーブルで充電できるところも！

UB Smart Bus

そしてバスカードとともにこのアプリもおすすめ。

モンゴル人はせっかちです。
ウランバートルのバスは3分、又は5分間隔で来ます。
✕
ウランバートルの車の運転の荒さは異常です。歩行者を待ってくれません。
⇒　バスがよく遅れます。
外は－20℃なので待てません。でも何分後に来るか分からない。。。

そんな時役に立つのがこのアプリです。今バスがどの駅にいるのかが図で分かり、コンビニに避難すべきかがすぐ分かります。

ということでウランバートル観光は終わり！
需要があるなら後半の田舎のツアー編も書こうかなあ、という感じです。

読了いただきありがとうございました！баярлалаа！　

後編も書きました！！！