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【11/30追記】推しのライブに行ったら「人間絶対いつか死ぬじゃん……」と思い至って、推せるときに全力で推そうと決意した話

Hiroomi Tosaka Live Tour 2018「FULL MOON」10/24@横浜アリーナ行ってきました。

三代目さんのライブは映像でしか観たことなくて、初生臣(そしてソロ参戦)(でも臣くんもソロなのでお揃いだね!)だったんですけど……超~~~~~よかったです。

私、登坂広臣氏が好きなんですけど、ちょっと神聖視しているフシがありまして。いやまずあの造形、神がつくり給いし生き物でしょ。マジで開演して彼がステージに立つまで、

(もしかしたら登坂広臣は生身ではなく3Dホログラムで出てくるのではないか)
(アーティストの都合上、月より生中継!とか言われても納得する)
(もはや「登坂広臣が神隠しにあったので今日のコンサートは中止です」って言われた方が安心する)

と思うくらい、同じ世界線にいるとは思ってなかったです。でも今回、横アリにいって、彼は神様ではなくひとりのアーティストで、人間であるんだなあと実感しました。それだけ密度の濃い2時間半でした。


※以下、ネタバレです(主観バリバリなので違ってたらすみません)。


まずオープニング映像(途中、幕間にも続きが少しずつ観られる)が、フェチズムの塊。

・煙草の紫煙を吐き出す登坂広臣氏
・引き締まった身体にシャツを羽織る登坂広臣氏
・スパイ映画でありがちのバッテンサスペンダーみたいな武器バッグ的なものを装着する登坂広臣氏
・壁の写真にナイフを投げつける登坂広臣氏
・赤外線レーダー式のセキュリティをスマホで解除する登坂広臣氏etc…

好きでしかないでしょこんなの。この映像が怒涛の展開すぎて、終演後に完結したとき拍手が沸き上がったほどでした。本当にすごかった。はやく円盤出してほしい。

『FULL MOON』が始まったとき、スモークの中をバブリーな毛皮コート着た登坂広臣氏が出てきて、歌ってて、「うわ~~~~本当に生きてる~~~~~!!!!」という得も言われぬ興奮であわや泣くところでした。

次が『CHAIN BREAKER』で追い打ちをかける登坂広臣。もう登坂広臣が登坂広臣してて最高だった……いや全編に渡って登坂広臣が登坂広臣なので最高なんですけど、彼がにっこり笑ったら世界は平和になるのではとか思うくらいやばかった。

キリがないので印象的だったところを思い出しながら書いていきます。

▼『EGO』


女性ダンサーさんとの絡みがあったんですけど、本当に恋人同士みたいできゅんきゅんしました。美人(登坂広臣氏)の隣には美女がいてほしい。彼女を抱きしめるとき、スクリーンに綺麗なお顔が映って舌をペロってしたのが本当にヤバかった。最後彼女を抱きしめて、不敵に笑ってカメラに手を当ててカットアウトしたやつで周りの女の子みんな死んでた。まじでライブカメラのカット割りがMVレベル。


▼『らいおんハート』『OH MY LITTLE GIRL』


「ソロツアーということで、自分の歴史を振り返っていきたいと思います」と、三代目オーディション一次審査で歌った『らいおんハート』と、初めて映画(『ホットロード』)に出演するにあたって、原作者から「あなたの役は、ある歌手(尾崎豊さん)をモデルにした」といわれてめちゃくちゃその人を研究した『OH MY LITTLE GIRL』を。後者に関しては、

「知れば知るほど偉大な人過ぎて、『あの役をやったんだから歌ってください』と言われるんですがオファーを断っていました。でもソロだし、自分が役者をやるきっかけになった曲なので歌わせていただきます」

とのこと。「今後、この人生を歩んでいくにつれ転機になる曲は増えて行くと思う。また他にも歌えたら嬉しい」ということを言っていました。増えていくって思ってるのがまず嬉しいし、増えていってほしいしまたソロやってほしい……。


▼CRAZY四角形出演


登坂広臣氏とELLY氏がプロデュースした八木将康さんの『WANNAWANA』初ライブ。めっちゃたのしかった。まずスクリーンに地球が映されたと思ったらだんだん将康さんの顔になっていく。『EGO』で登坂氏がダンサーさんと絡んだときと同じくらいの歓声でした(私調べ)。

その後、一緒に『Share The Love』やったんですけど、将康さんをチラチラにやにや見ながらシェアハピダンスを踊る登坂氏と、途中から鶏ダンスみたいになって将康さん、最終的に鶏になった登坂氏が見られてShare The Loveって感じでした。(追記:これは高田純次さんリスペクトのダンスだったそうです/181130追記)

最終的に将康さんが次の曲前に「今日0時からMV配信です!」って宣伝して、登坂さんが「曲前にやるなよ!笑」ってつっこんでて可愛かった。登坂さんはパッと見かっこいいでしかないししっかりしてる方だと思うんだけど、こういう柔らかいころが垣間見えて本当に好き……。


▼MC


印象に残ってるのは「隆二もツアー回ってて」「ELLYが今日外国から帰国して見に来てくれてるからいい舞台にしたい」と言っていたやつ。あと「この舞台ひとつひとつを大切にしていきたい」という話もしていたのだけど、

「今日このライブが最初で最後っていう人もいるかもしれない。俺自身、これが最後のライブかもしれない」

というMCがめちゃくちゃ強く残っています。もしかしたら日程が合わなくて来れないかもしれない。「友達に連れられてきた」という人はもう来ないかもしれない。ライブに不満があった人は来ないかもしれない。そして、この世から居なくなってしまったら、もう来れない。

登坂さんのライブ、北海道2日間と名古屋1日が災害で延期になっていて、「自分ではどうすることもできなくて悔しい」と言っていて。だから、

「今日1万2000人が集まっていて、俺の人生とみんなの人生が交わったことが奇跡みたい。だからステージひとつひとつ真剣に向き合っていきたい」

という言葉に重みを感じました。そして一番ドキッとしたのが

「いつか人生が終わるとき、みんなに愛されたなあって思っていたい」

という言葉。(この前、ちょっとぼんやりしていたので意図が汲めていないかもしれませんけど、こういうこと言ってませんでした……?)

そしてこれは私が超ド級ネガティブ人間だからだと思うんですけど、すごく鬼気迫るものというか切羽詰まったというか……今にも登坂さんがいなくなってしまうのではないかと思ってしまいました。いや絶対そんなことないんだけど。

そんなMCの後に歌ったのが『END of LINE』。スクリーンに歌詞(英詩は和訳で)が映されたのですが、

「僕らが生きる日々、その最後の日はいつか来る。そう思って今から生きよう 大切なことはその日々をどう生きるか」

「このままでいたくはない、止まりたくない 間違っているかもしれないけど、それでもまだ 終わりはどこにあるんだろう 終わりって何だろう」

「僕は一歩先を行くから 見ていてほしい 自分を嫌いになってしまうかもしれないけど それでもまだ 終わりはどこにあるんだろう 終わりって何だろう」

「疲れて目を閉じる前に 歩みを止めるその前に 本当の自分を見つけたいだけ」

「終わりはどこにあるんだろう 終わりって何だろう 探し求め この世の果を」

人気絶頂グループ・三代目 J Soul Brothersのボーカルだけど、だからこそ、いつかは今の立ち位置を後輩に譲ったり、自分自身が芸能界を去ったり、この世からも去ってしまうのだという「終わり」を見ているんじゃないかなあと思わせるMCと曲で(私に限った話かもしれませんが)、「あ、いつか彼も死ぬし、私も死ぬし、ここにいる人全員死ぬ……」って漠然と思いました。

それで本編終了。アンコールで大好きな『Smile Moon Night』やってくれて嬉しかったけど、最後これまた大好きな『HEART of GOLD』なんですけど、

「誰かの笑顔にどれだけ救われたことがあるだろう 俺もそんな存在になりたいのさ」

「Because I got a heart of gold 痛くないこんなくらい」

絶対痛いよ!!!!無理しないで!!!!
って泣きそうになってました。でもやっぱり私この曲めっちゃ好きで、「失敗したってそれでも明日が来る限り You’ll never know 最後までわからない 何度もトライ それが未来」「そうだよね!!!!!」ってめっちゃペンライト振ってました。元気。

いや本当ライブ楽しかったです。シェアハピ踊ったし『HEY』で煽られて超声出したし汗だくだし。楽しかった。楽しかったんですけど、諸行無常の響ありというか、生者必滅の理をあらわすというか……人生って大体よくわかんないじゃないですか。

よかれと思ってやっても嫌がられたりとか。だからなんかもう……それが人生じゃん、生きてるんだから登坂さんも私も全員死んでいくじゃん……C’est la vieじゃん……みたいな……。えええ……みんな死ぬ……みたいな妙なモードに入ってました。

もうほんとライブはまじで楽しかったしあれ行ったら全員登坂広臣氏のこと大好きになっちゃう……ってレベルのあったか空間なんですけどそれが伝えられなくて本当に申し訳ないです。

話変わりますけど、登坂さん本当にステージ映えする人で、あれだけレーザービームに負けない人っていないんじゃないかなって思いました。あとスポットライトが月の光みたいで、公演中何度か

(登坂さんが月に帰っていく……)

という気分になっていたので、なんかすでに私のメンタルがちょっとあれだったのかもしれない。

でも、なんていうか、だからこそ好きな人は、推しは、推せるときに推せるだけ推していきたい。

もしかしたら別の推しができるかもしれない。でも、仮に推しが3000歳くらいまで生きて、そして死ぬまで好きでいられるなら、「あの頃好きだったな」じゃなくて、「ずっとずっと好きなのに!」って思っていられたら、それって推す側にとってめちゃくちゃ幸福なことなのかもしれない。だから全然死ぬの怖くないし、だってみんな死ぬし……いや死なせないけど……来年の三代目さんめっちゃ楽しみだよ……。

そもそも公演開始まで半分ネタみたいに(登坂さんが月へ帰ってしまうのでは……)って思ってたけど、実際ライブ中も(月に帰るかもしれない……)って思ってたし、今はもう「いつか月に帰る」って思ってます。だから、地球上にいるときに、推しをできるだけ応援して、「愛されてたな」って思ってほしい…………ていうかめっっっちゃ愛されてるからな……? わかってんだろ最後両手で投げキッスしてたじゃん……。まだ愛が足りないのかな、じゃあ月に帰らないでほしい…………。

▼追記(181130)

横アリ参加して居ても立ってもいられなくなって、埼玉2日間行ってきました。横アリでは彼の死を感じてしまったけど、埼玉は生々しいまでの生を感じました。だから『Heart og Gold』がめちゃくちゃ力強くて、弱さを知って本物になった人の歌だった。

件のMC、1日目は「いつか引退するとき、愛されてたなって思って去りたい」と言っていて、やっぱり終わりを意識しているのだろうけど、

「世界平和とは言わない。でもこれを観てくれている人に幸せだと感じてほしい。人生に三代目や僕の曲があると嬉しい」

と言っていて、さらに「ネガティブな意味ではなくて」という言葉を付け足していて、彼を好きな人達の幸福を願っている人の言葉だと泣きそうになったしホッとしました。本当に彼は人が好きで、この場に立っていることが嬉しくて、それが最後まで続いてほしいのだということを感じさせてくれた、幸福なステージでした。

2日目は「(自分がアーティストとして去るとき)笑ってるんじゃないかなって思う」って言っていたのが心から嬉しかった。「笑っていればいいと思う」という願望ではなく、言い切ってくれた彼が頼もしかった。

あと『END of LINE』は「僕の思いを描いた」といい、『Heart of Gold』は「僕からのメッセージ」だと。埼玉2日観て、これほど力強いエールはないなと。

「世界中の人を幸せにできるとは思いません。でも今日ここに来てくれた人、ライブビューイングで観てくれた人、ツアーに来てくれた人、三代目や僕の歌に触れてくれた人たちのことは、最低限幸せにしたいと思う」

……泣く。『END of LINE』、横アリで聞いた時は悲しい曲だと思ったんです。「悲しみが溢れたら微笑んで いくつもの終わりを越えた」って。でも三代目さんの曲『HAPPY』で「君が泣いても僕が笑う だから未来永劫ハッピーなラブ」という歌詞があって(最初はなんてサイコパスな曲なんだろうと思ったのですが)、例え私が絶望して悲しみに暮れても、実際に彼らが寄り添って慰めてくれることはありません。

でも、だからこそ彼らが笑顔で歌を届けてくれることで私の支えになることは大いにあって、登坂さんが「孤独に襲われたら頷いて 一緒に月の光を辿ろう」(『END of LINE』)と歌ってくれることは何より私の支えになると感じてしまいました。

(作詞が『END of LINE』は登坂さん、『HAPPY』は三代目のもうひとりのボーカル今市さんが噛んでいて、なんて美しい世界……)

本当に登坂さんのFULL MOON、よかった。愛で満たされた。なお埼玉2日は片手で投げキスして去っていったし、登坂さんの口から「愛されている」という言葉も聞けたし、最高に良かったです。そしてライブビューイングもあってかサプライズでELLYさん、BENIさん、SWAYさん・AK69さん(1日目)、HONEST BOYZ・EXILE TAKAHIEOさん(2日目)がいらして、なんというか彼は隣に人がいるとより輝きを増す人だと感じました。もちろん彼自身がキラッキラに輝いてはいるのだけど、そういうところ含めて彼は人のことが好きで、そんな彼のことが更に好きになってしまう2日間でした。彼が月に帰るとかどうでもよくて、このライブを観ることができて本当によかった。

‪ヤッターーーーーーーーー!!!!!!!!‬