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ARMORED CORE VIは世界一おもしろいゲームだったので全員買ってくれ

私は、フロムゲーの中では所謂ソウルボーンと呼ばれるシリーズに関してはダクソからエルデンリングまで全て履修済みだが、ACシリーズは本作の予習のためにとOPムービーとホワイト・グリントの存在のみ知っていたfaを少しプレイした程度で、全くの初心者でした。
この記事は、そんな筆者がAC6を初めてプレイした感想を書いてあわよくば一人でも多くの人が同じ沼に落ちてくれれば良いなと、そんな気持ちで書いた記事です。
ちなみに執筆時点で全ミッションクリア済みで、現在はSランク埋めを目指してやり込んでいるところです。
"火をつけろ、燃え残った全てに"


操作感の良さ

私がプレイ前に最も心配していて、プレイ後に最初に驚いた点がこの操作感の良さ。
ACシリーズには何となく「操作が難しいゲーム」というイメージが有り、前述の通りACシリーズの中でも for answerだけは触ったことがありましたが、確かに直感的でなく、ゲームプレイより操作に戸惑うことが多かったように感じます。
しかしこのAC6では、操作系がソウルシリーズに近いような、より直感的な操作に生まれ変わり、素人の私でもすぐに操作に順応することが出来ました。

AC6の操作 TYPE-A

私はこのゲームのためにわざわざ背面パッド付きのエリコン2を買ったのですが、配信者様等の様子を見ていると純正コントローラでも特に問題なくプレイできていそうでした。
ちなみに私が使用しているコントローラは以下(⚠アフィリンクです)
https://amzn.to/3L9EjuH

「操作感」に寄与しているのはボタンの操作体系だけでなく、画面に表示されるメカの反応が良いということ。
こればっかりは実際に操作していただかないと伝わらないと思いますが、とにかくメカが自分の操作に対して機敏に反応してくれるのは気分がよく、ただMAPをブーストで駆け回っているだけで楽しいものとなっております。

ボス戦の楽しさ

さて、今作は昨今のフロムソフトウェアのイメージに近く、過去作と比較すると死にゲーに「近い」物となっております。(後述しますがソウルライクのそれと比べると解法が広く、死にゲーという言葉を使ってハードルを上げることをしたくはないです。)
発売日には「最初のヘリ」がトレンド入りしていた通り、チュートリアルのミッションで登場するヘリからして初見突破は難しい程度には難易度が高く、そのイメージから敬遠している方も多くいるのが見受けられます。(ちなみに自分の配信を見返したところ、最初のヘリ突破にだいたい30分位かかったみたいです。)
しかし安心していただきたいのが、「試行錯誤がいる」ことと「ゲームが上手くないとクリアできないこと」は全くの別であるということです。
事実、最初のヘリのミッションクリアトロフィーである「密航」はSteam版では9/4時点で取得率93%を超えています

「密航」トロフィー取得率93.7%

では「試行錯誤がいる」と「ゲームが上手くないとクリアできないこと」の違いとはなにか?
これはSEKIROやダークソウルシリーズにも言えることですが、昨今のフロムソフトウェアのゲームに登場するボスは基本的に、よく観察すると分かりやすい複数の攻撃パターンの組み合わせで行動しています。
最初はそれらの動きを見きれず、翻弄されることになりますが、何回、何十回とリトライを重ねることで、動きのパターンを見切れる様になっていき、最終的には華麗にボスの攻撃を避ける「成長」を実感できる楽しさが、所謂「(ソウル以降の)フロムゲーのボス」の本質なのです。
この「リトライを重ねてパターンを覚える」という行動は決してゲームの旨さや反射神経に左右されるものではなく、少しの根気と十分な睡眠(そしてプレイ時間!)があれば達成可能なものなのです。
私はよく「SEKIROとかって難しいんでしょ?」と言われるたびに「誰でもクリアできるよ!」と答えるようにしていますが、そういうことなのです。
それに加えて、ACシリーズには「アセンブル」と呼ばれる自機のパーツを組み替える要素もあるので、自分の成長だけでなく、アセンによる試行錯誤の楽しみも生み出しています。
ではその過程の楽しさとは?これは既に文章の中でも書いていますが「成長」の実感です。
手も足も出ないボスに最初は「なんだこのクソボス!!!」という気持ちにもなりますが、様々な手段を試し、段々と手が反応するようになり、ついには突破する一連の流れは、言葉には表せないほどに快感を伴うものなのです。
AC6は先述したアセンブルの要素により、パーツの相性を見定めて突破に近づくという要素もあるので、ソウルシリーズと比べても比較的短い時間で突破できるかと思います。そういう意味では「死にゲー」の入り口として良いゲームと言えるかもしれません。

メカの格好良さ

説明不要!!!!画像にて失礼する!!!!!!!!!!!!!

プレイ中通して付き合ってくれた愛機「Ash」

画像でも分かる通り(わかるか?)アーマード・コアのメカはどいつもこいつも非常にかっこいいのです。(お前の機体ばっかじゃねえかって?ボスもかっこいいのが多いけどネタバレになるでしょうが!)

そういったカッコいいメカをパーツを組み替えて、自分でペイントして、自分でデザインしたデカールを貼り付けて、自分で操作する喜び……この全男の子、いや全人類が心の底から求めている欲求を満たしてくれるゲーム、それがアーマード・コアというゲームなのです。
しかも本作には「フォトモード」というメカを舐めるように撮影できる機能があり、なんとミッション中、戦闘中でも撮影可能!ボス突破時にはスローモーションの演出が入るため、トドメのシーンは撮影しやすい圧倒的配慮もある。

きれいな花火ですね
トドメを刺した瞬間にスローモーションになる

アセンブルの楽しさ

再三触れている通り、このゲームの重要な要素として「アセンブル」というものがあります。
これは、ゲーム中で購入したり拾ったりできるパーツを組み替えて、自分だけのオリジナルロボットを作ろう!というもので、ミッションによって適したパーツを自分なりに考えて装備していくというのが基本の流れとなります。

アセンブルはこんな画面でやる

プレイ前は、要素が多くて難しそうと感じていましたが、プレイしてみればそんなことはなく、たしかに深いパラメータまでいじって行くと奥深い世界が待っていますが、基本的には画面に表示されている6個程度のパラメータと武器の特性だけを意識すればアセンで詰まることはないように感じました。
私はスクショでも使用しているように逆関節タイプ(関節が人間の脚とは逆についており、跳躍力が高い)の見た目が好きで、基本的にここは変えること無く殆どのミッションをクリアしたので、見た目に徹底的に拘るといった選択肢も可能だと思います(武器に関しては明確に相性の差等があるので、武器を組み替えない場合は難易度が跳ね上がりそうですが。)

シナリオの面白さ

ここについて、シナリオの面白さを私の拙い言葉で抽出して見せるようなことはしたくなく、出来れば自身の手でプレイして体験していただきたいのですが、本作はキャラクターが(顔が一切出てこないにも関わらず!)非常に魅力的に描かれており、X(元Twitter)では(本編で顔が一切出てこないキャラの)ファンアートが溢れかえっている程です。
なんか胡散臭い登場の仕方から最後まで一貫して良き戦友でいてくれたラスティ、自分にしか聞こえない幻聴の友達であるエア(cv.ファイルーズあい)、リリース前から話題になっていたACシリーズにしては傭兵に優しすぎるハンドラー・ウォルター等……ひとりひとり細かく紹介していてはキリが無くなってしまうほど魅力的なキャラクターが登場します。
また、本作はフロムゲーの中でもトップクラスに分かりやすいシナリオとなっており、ソウルシリーズやブラボのような「雰囲気で感じろ」的シナリオとは明確に違うものとなっております。
シナリオ自体はシンプルで、3種類中2種類のENDに関してはある意味王道と言えるものにもなっているのですが、先述したキャラクターの魅力と相まってシナリオ上の「選択」にかなりの深みが生まれており、非常に良いシナリオとなっております(あるENDではフロムゲーで初めて泣きそうになりました。)

まとめ

ネットでは(主に古参ファンを中心に)様々な事が言われている本作ですが、令和に出してくる最新作のゲームとしては非常にプレイしやすく、クオリティの高い一作となっているかと思います。
「気になってはいるんだけど死にゲーはちょっと……」という人は是非恐れずに手にとってほしいです。(攻略でどうしても詰まったら、有志のコミュニティDiscordサーバーや、Twitterで質問すれば優しいおじさんが答えてくれたりします。自分に聞いてくれても大丈夫です。)
かくいう私もまだやり込み要素を終えていないので、まだまだ暫くはルビコンに籠もる予定です。
では皆さんルビコンで会いましょう!

最後に、ACが面白すぎて中学生ぶりに投稿した動画を宣伝して終わりますw(ネタバレあります)

https://www.nicovideo.jp/watch/sm42702985


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