化粧した顔は「本当の顔じゃない、詐欺」って誰が擦り込んだんだろう?

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すっぴんが嫌い

メイクした顔は好きだけど、すっぴんがコンプレックスで、すっぴんの時は自信がなくなっちゃって人に会いたくない……。これは私がずっと抱えてきたコンプレックスでもあります。今は地味なすっぴんも「愛しい」と思えるんですがそこまでの道のりは結構長かったです。いきさつは思春期に自分の顔に自信を無くす→高校時代にギャル化して、派手なメイクで好きな顔をゲット、でも家で化粧を落とした顔を見ると悲しくなる→彼氏ができるけど絶対すっぴんは見せない→でも、メイクをして自信を持った状態で日々を過ごすことでだいぶ心は軽くなってきた→すっぴんも愛せるようになりたいという気持ちが湧く→ルッキズムへの疑問、調べる→ルッキズムとの決別→すっぴんも愛おしいな!自分!という感じでした。20年以上かかりました……。だから途中バッチバチに濃いメイクをしていたのも「必要なプロセスだったんだろうな」って思います。向き合うにはそのための気力が必要で、その気力をメイクがくれたんですよね。今もメイクした顔大好きです。ミチコ、いつかきっと楽になれるよ。しかしメイクした顔は本当の顔じゃないのか……?次回に続く


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メイクした顔も本当の顔

メイクした後の顔を「詐欺」ってつい思っちゃうし、人にも言ってしまうけどそれってどうなんだ……?と思うようになりました。「生まれ持った顔がかわいいが正義」みたいな派閥が幅を利かせすぎてて「でもあの子整形だよ」とか「メイクで盛ってるよ」とか「加工ひどすぎ」とか、そういう悪口が横行してしまう。私も昔は思ってました「ずるい」って。そして自分がメイクが上手くいった時は「でも私これメイクで詐欺ってるから……」と謎の罪悪感を持つように。いやいやいや、メイク上手にできたら「いえーい!今日のメイクいい感じ!」って思いたいし、かわいいなって思ったらそのまま「かわいいね!」でいいじゃないですか。せっかくメイクというものがあって、それで自己表現できるんだから。生まれ持った顔ってただの運ですもの、そこから自分好みにメイクするのの何が詐欺なんだろう?勉強して学校に入るのと同じようなことのはずです。そしてミミの言うとおりメイクはその人の「美意識」で「個性」、それってその人の「本当」じゃないでしょうか。メイクしないのもその人の「美意識」と「個性」。何が正しいかなんてものはなく、その人がしっくりきて笑顔でいられるかが大事なんですよね。


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