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140字小説【鑑定失敗?】

私の友人が夫と営む買取専門店へやってきた。要らないものは何でもここへ売りにくる。鑑定は友人の担当だ。ダメ夫と噂の旦那は奥でゲームをしているらしい。無数の偽物を見破ってきた目利きの鋭い友人に「昔に戻れるなら何がしたい?」と聞くと、友人は店の奥を睨みながら「鑑定をやり直す」と呟いた。

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