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平和を紡ぐため~旅人からのギフト~

はじめに

私たちは旅をすることで、
旅先の人々のために何が出来るのだろうか。

まず、思いつくのは旅先のものや体験にお金を使うこと。
いわゆる、金銭面での貢献である。

収入の少なさに苦しむ地域もあるので、
金銭面での貢献も、旅先への「旅人からのギフト」である。




しかし、それはあくまでも一時的なものに過ぎない。

美味しいものを食べている時間も、
人気観光地の中で過ごす時間も
ほんの一瞬の出来事でしかない。


一瞬の出来事を長く残すには何をすべきか?



私が考える「旅人からのギフト」

私は、一瞬の出来事でも周りに「発信すること」
長く残る大きなギフトになるのだと思う。

私はこれまで旅の経験をブログやSNS等に発信することで、
旅が終わった後も充実したものとなることが出来た。
同時に、それはあまり知られていない観光地などに光が当たり
多くの人々が来る機会を作り出す可能性となる。
また、ブログやSNSの投稿は残るので、
数年後に見られることもある。



これこそ、長く残る「旅人からのギフト」である。

そんな私がnoteで発信しているのが、
戦争や歴史に関する資料館である。

歴史とは「未来を見るための鏡」。
人間は過去の失敗から学習し、何かを感じることで
より良い未来に繋げられる。

すなわち、歴史を学ぶことは
平和な未来を作る第一歩だ。
学び行動することで世界が変わるかもしれない。



私が訪れた戦争の資料館たち


ここから私が訪れた戦争の資料館を紹介する。

1.アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所

(ポーランド)

ナチス・ドイツが第2次世界大戦中に行ったユダヤ人等の大量虐殺。
いわゆる、ホロコースト。
諸説あるがここでは、約100万人が虐殺されたと言われている。

「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」の一文が刻まれたゲート

敷地内には、被収容者を収容した建物が残され、
当時の写真や被収容者の遺品などが展示されている。

眼鏡
義手・義足など
遺体の焼却炉

自分たちと違う人間を人間と思わず、
使い捨てるように殺していた「負の歴史」
現にユダヤ人以外に同性愛者、障害者なども虐殺されている。


8ヶ国語で書かれた平和を願うモニュメント

自分と違う人を差別することの愚かさが
ここに行けば分かる。


2.ベトナム戦争証跡博物館

(ベトナム)

1965年~1975年まで、ベトナムが南北で戦ったベトナム戦争。
ベトナム南部、ホーチミン市の「ベトナム戦争証跡博物館」では、
戦争で使用された兵器や写真が展示されている。

外観


戦争に使われた戦闘機


私がここで印象的だった展示は
枯葉剤という化学兵器の被害。
手足が欠損した赤ちゃんの写真はとても怖く、
私は写真を直視できなかった。

あまりの衝撃で写真を撮れなかったが、
ありのままの被害が伝わった。

爆弾を再利用した鐘

枯葉剤や戦争自体の恐ろしさを改めて実感した。



3.広島平和記念資料館

1945年8月6日8時15分、世界で初めて原子爆弾が投下され、
約14万人の人々が亡くなった広島市
広島平和記念資料館は悲惨な体験を今に伝える。

外観

館内は5年ほど前にリニューアルされた。
最新の映像技術やタッチパネルが設けられているが、
被爆者の遺品を展示しているのは変わらない。
原爆の被害に苦しんだ体験を今に伝えている。

原爆投下前の広島
投下後の広島


真っ黒な弁当箱
折り鶴


私にとって学校の平和学習などで、
何十回も訪れた思い出深い場所。

資料館北側の被爆アオギリ

発信することの原点となった場所の一つだ。

最後に

いかがだろうか。
旅先への貢献の仕方として参考にしていただけると嬉しい。

本記事の執筆中に気づいたが、
実は広島平和記念資料館だけ、私がnoteに書いた記事が存在しない。
そのため、夏に書いてみる。

Xで決意表明

これからもより良い未来のために
世界中のあらゆる歴史に触れていく、


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