堀田先生の記事の感想 → 「超選択則と隠れた変数:量子力学における「実在」の否定について」

※タイトルの記事は次のURLです。

(感想欄に500文字で入らなかったので、こちらに)

超選択則での「全電荷」の考え方は、シンプレクティック構造でも成立するのかな?

ある1つの量子系が持つ、物理空間座標xと物理空間波数k(物理空間座標の状態変化の速度)から成るシンプレクティック構造ωの「偏差σ」には、クラメールラオの限界/情報不等式による推定下限が存在して、(ここでは2変数なので)その下限が1/2 = 50% = 1bit分のエントロピー( 【フィッシャー情報量】 の逆数)なので、これが「全電荷」のような不変量になるのかな?

「(4つの)相互作用」というものが、ある2つの系が、互いに対して

「物理量を推定し合う/通信し合う/情報の交換を行う 
 → エンタングルメント/量子相関を通じて、
  自己の物理量を(保存則に違反しないように)決定する


というような、推定統計学・情報理論として解釈できるなら、量子力学での物理量についての「偏差」というものは、本質的には推定統計学・情報理論側の、数学的・原理的な限界に由来している、ということになるのかな?

物理空間座標xだけでなく、固有時間座標tと固有時間周波数f(固有時間座標の状態変化の速度)から成るシンプレクティック構造についても、同様に1bit分のエントロピーが存在しているのかな?

※光速不変の原理・光速定数があるので、物理空間座標と固有時間座標の間には必ず光速定数という不変量による拘束/束縛条件が存在するので、実質的な自由度は1変数しかないから、エントロピーも4変数併せて、合計1bit分だけなのかな?

この情報不等式による1bitのエントロピーは、ホログラフィック球面のエントロピーでもあるのかな?

もしそうだったら、ホログラフィックという概念も、推定統計学・情報理論、特に情報不等式/クラメールラオの限界に由来している
(=あらゆる物理量について 「(偏差が0である)厳密に正確な値」 を
  【知る/情報を得る】 ということが原理的に不可能
)ということになって、とっても興味深いですね( ˊᵕˋ )


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