彼氏の年収が気になる問題
出ました。ある程度恵まれている人に限ってかかる風邪。
「いらないものねだり病」です。
巷の情報に触れると将来のお金に関する不安は尽きないですよね。
その感覚は間違っていないと思います。
でもちょっとロジカルに考えて計算してみましょう。
将来の生活水準を想定したときの世帯年収のボーダーラインは?
自分が働き続けると仮定したときに相手に求める年収は?
自分の頭で考えて銭勘定すると、実は今抱えている不安には、虚栄心や高望みという不純物が大いに混入していることに気づくはず。
友人が着ているブランドものの毛皮を見て、一瞬欲しくなっているだけ。
自分のワードローブには暖かくて快適なダウンが眠っているのに。
そこで実際に毛皮を着てみると、あまりに重くて動きにくいし肩こりもひどくなる。
すでにヨーロッパの多くの国で毛皮生産が禁止されたように、毛皮というもの自体、今の時代に合っていないものだとわかってきます。
世間や婚活界隈で言われる「ハイスペ男子」は実際、女遊びが激しかったり、モラハラ気質だったりするのが現実。
家に帰ってこなかったり、家にいても家事・育児を押しつけてきたり。
そんな彼らと張り合えるのは、自分も稼いでいて性格もどぎついバッチバチのキャリア女子か、モラハラをかわしながら手のひらでコロコロできるエセ天然の皮をかぶった超絶したたか女子くらい。
さらにハイスペ男子の枠を超えてべらぼうに稼いでる同年代の男性は、まともなビジネスマンのふりをしている変わり者ばかり。
彼らのパートナーたちは見目麗しいだけでなく、肝の座り方と器のデカさが一般人の比じゃない。
年収の高い男と結婚したらラクできる、子どもによい教育ができると思いがちだけれど、人に寄りかかる人生は中盤からきつくなってきますよ。
経済的な主従関係が生まれてしまうと、ここぞという一番大切な場面で人生の決定権を相手に渡さなきゃいけなくなるので。
しまった!と気づいた年齢ではすでにキャリア的にも生活水準的にもやり直しが難しい。
「いらないものねだり病」の末路って、まあまあな地獄。
本当に必要な金は自分で稼いだほうが早いし現実的。
そして自分の金で買う自由や娯楽は最高に楽しい。
社会人を数年やっているあなたなら、もう自分の金で買う蜜の味を知っているのでは。
年収の高い男性なんて道を歩けば当たるけれど、昔からお互いを知っていて、ちゃんと対等に話ができる今の彼はあんたの隣にしかいないよ!
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2022年12月22日発売「そろそろいい歳というけれど」より抜粋
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