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「連休最終日の今日」マスゴミ的修辞法でnoteを書いてみる!

ゴールデンウイーク最終日の今日です

新聞・テレビ問わずお決まりの表現があります。マスゴミ的修辞ですね。特に夏休み、正月休み、大型連休になるとまずTVで使用されるのが

「連休初日の今日」
「連休最終日の今日」

でございます。「連休最終日の今日、高速道路は午後にかけ渋滞がピークになる模様です」とまあこんな具合ですね。

安近短もよく使われるフレーズ。

「高速道路と一般道とどちらが目的地に早く着くかレース」などなどこの時期は誰得情報が散見されます。とりわけ「連休初日・最終日」というのはだから何? と思ってしまうのは私だけでしょうか。

名付けて「無理やり特別デー」。

決して悪質な表現ではありませんが、スッキリしません。というのはコロナ禍で頻繁に使用された扇動的表現の原点だと思うからです。

バカ表現「〇〇曜日としては過去最高」の原点

時候、季節感に報道の価値があるという考え方でしょう。「連休初日・連休最終日」、つまりその一日自体をニュース化しようというのですね。

それはコロナ禍でも見受けられました。コロナ禍では行動自粛で季節折々の行事が中止になり、従来の時候、季節感のあるニュースが激減したのはご記憶にあるでしょう。

ほぼ連日のように「今日の感染者数」を発表していました。そして不安を煽る。当時、こんなことを書きました。

https://note.com/jigenshaspinoff/n/n0c0638e98615

単なる感染者発表では面白くないし、感染者が減少したら不安を煽れません。そこで考案されたのが

月曜日としては過去最高の感染者数です。
日曜日としては最大の感染者数です。

というレトリックでした。曜日ごとの数字にどんな意味があるのでしょうか。この情報は医学的に何ら意味がありません。あるならば逆にぜひご教示ください。

とは言え「不安を煽る」と「時候感」を同時に表現できたのです。

その原点は「連休初日」「連休最終日」、「帰省ラッシュピークの今日」といったマスコミ的修辞法ではないでしょうか。


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