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11/27(火)ジョゼと米とシーチキンたち

3日間も日記をサボってしまった。
この3日間何をしていたかというと、本当に何もしていなかった。
睡眠リズムだけはキープしつつ、できるだけ体力を消耗しないように部屋でじっとしていただけだった。

昨日、家賃光熱費として両親からお金が振り込まれた。
今日が引き落とし予定日なので朝から銀行の残高確認ページをチェックしていたのだが、夕方になっても引き落とされることはなかった。不安に思っていた通り、今月の家賃光熱費が高くなってしまい両親が振り込んでくれた金額をオーバーしてしまったということだ。
できるだけ節電・節水していたつもりだが、やはり自炊が多かったので先月を上回ってしまったらしい。気が進まないことだが、明日あたりに両親に連絡を取って不足分を振り込んでもらわなければならない。

一方で、今日は喜ばしいこともあった。
朝6時半ころ、ネットで知り合った遠方の友人からメールが来たのだ。
彼とは10代の頃から知り合いで、何度か会ったり、僕が京都で貧困にあえいでいた時には大阪で焼き肉をおごってくれたこともあった。
そんな彼が「郵便受けを見ろ」というメールをしてきたのだ。
思えばここ1週間ほど郵便受けをチェックしていなかった。すぐに玄関へと向かいチラシ類の束を苦労して引っ張り出すと、最後に宅急便の不在票がスルリと床に落ちた。拾い上げてみると、お届け日時は23日の午後とあった。noteの日記を見返してみると、ちょうど僕がJCBギフト券と178円を握りしめて買い物に出かけていた日に配達が来ていたのだった。

すぐに再配達依頼を行い正座をして待っていると、時間指定通り15時過ぎに玄関のチャイムが鳴った。嬉しさで座椅子から飛び上がりながら玄関に向かい受け取りを済ませた。本当なら配達員に缶コーヒーの1本でも渡したいところだったが、7円しか持っていないので仕方ない。予想以上に重くて大きな段ボール箱を部屋に運び入れると、ナンダナンダ?と凛ちゃんが寄ってきた。凛ちゃんを苦労して遠ざけ、厳かな気持ちで二礼二拍手一拝をしてから開封すると、そこには僕が今一番欲しいと思っていた「米5キログラム」がずっしりと鎮座していた。そして、その脇には同じく欲していた動物性たんぱく質、「はごろもフーズのシーチキンLフレーク8缶パック」が艶かしく横たわっているではないか。
映画「パルプ・フィクション」に登場するマクガフィンのように光を放つそれらを取り出し、再び寄ってきた凛ちゃんをかわしながら写真を撮った。

素晴らしい贈り物に感謝しつつ、僕はさっそく米の袋を開けて3合の米を炊いた。久しぶりの米の炊ける匂いに誘われ、炊きあがる10分前から炊飯器の前で待機してしまった。
それから数十分のことはよく覚えていないが、気がつくと3合あった米は半分ほど無くなっていた。明らかに食べ過ぎたが、ここ数日は1食か2食しか食べていなかったし、今日は久しぶりによいことがあったので良しとする。

久しぶりの満足感、そして満腹感のなかこれを書いている。
前半に書いたとおり、明日両親に連絡を取って追加でお金を振り込んでもらわなければならないという点については気が重いが、食料問題が改善されたことでだいぶ気持ちが楽になった。
とりあえず睡眠・食事に不安が無くなったので、あとはお金の不安解消に向けて動き始めたいと思う。日記もまた毎日書いていけるようにするので、よろしくお願いします。

こんな生活なのでサポートして頂けると少額でもとても大きな助けになります。もしこのノートを気に入っていただけたら、ぜひよろしくお願いします。羊肉