見出し画像

仮性クループにグルーブ感を感じた日。

グルーブと言われたら、ああ電気!となってしまうが、実のところグルーブ感と言われても、何が何だか分からない人もたくさんいらっしゃると思う。
第一電気グルーブを電気グループと思って生きている方もたくさんいるはずですし、私も実の所、電気もグルーブもよく分かっていない。

私的に、Wikipediaで調べた知識でお話しすると、音楽におけるグルーブ感を最も感じるのは、やはり宇多田ヒカルであり、忘れたくないものぉ〜おっおっおっおぅお〜である。
そして、タイトルにあるクループという概念もまた、それはそれは分かりにくいものの一つである。

クループとはおもに乳幼児の咳の一種で、犬が吠えるような咳とかオットセイのような咳などと言われるが、YouTube等を探してみても音見本なんぞはなく、歳をとっても分からないもの〜おっおっおっおおうなどと思いながら過ごしていた。
だがしかし、事件というものは基本的に突然に、前触れもなくこちらのバイブスなんぞお構いなしにバーン!パリーン!!ぎゃー!!!!などとマイケルジャクソンのスリラーのイントロよろしく起きてしまうもので、そこにグルーブ感はゼロ。もう限りなくゼロ。
そんなわけで、私の身近に起きたクループによる恐ろしいグルーブ感を読み取っていただきたい。



新!何かあったのか劇場。
息子を襲ったクループの恐怖!


クループである。
それはクリープでもなければグレープでもなく、ましてやグレープフルーツでもない。
前述した通り、クループという咳の一種でして、親からしてみればもはや本能的に

この咳はヤバい

と思わせる咳なのだ。
目の前にいる3歳児が顔を真っ赤にし、咳上げてオエオエおぅおぅおおっおぉーしながら爆音のオットセイみたいな咳をしていたら、誰しもが

やべぇ…

と思うだろう。とにかく目の前で、そんな心底やべぇ…事が起きてしまったのだ。
そもそも息子が仮性オットセイならぬ仮性クループになる前の時点で

起き上がれない
喋れない
飲食できない

状態になっており、その時点で緊急受診を検討する事態だったのだ。
♯8000番という大変便利な医療相談センターによると、今すぐ受診すべきだそうで、我が子を持ち上げ、いざ車へ!とその時だった。

咳止まらんやん
コレ死ぬやつじゃん。

とにかく体を持ち上げると咳が止まらず、息子が危うく死にかけたため、迷いまくりながら救急車を呼ぶことに。
♯8000番さんはこともなげに、

お母さんやお父さんが抱っこして連れて行けませんか?

というのだけれど、言うまでもなく道路交通法違反ですし、病院まで30分はかかるのに道路交通法違反は無理ゲーだし、そもそも

事故ったらみんな死ぬ

ので、悪いんだけど即却下。
今こそが救急車!と思いましたが、その手は完全に震えっつーか全身が冷静じゃないよね。

とにもかくにも救急車を呼び、上の子は祖母に預け、息子と私は救急車へ。
息子憧れの救急車の車内は、当たり前ですが窓なんぞ開いておらず消防隊員の熱気に包まれており、ダイハード、もしくはマトリックス2みたいな運転はサイッコーにクールでした。
ザコい私は途中吐き気を催しましたが。

私自身救急車に乗るのは2度目なのですが(どちらも同乗者として)今回はとくに病院までぶっ飛ばしまくりで、なかなかにハード。
またコロナ禍のためマスクは外せず、そのせいで車酔いはヒートアップ。
幸いにもマーライオンにはなりませんでしたが、時間が倍かかってたら、マーライオニャー(ゲロを吐く人)だっただろうなぁ。

ここまでダイハードな1時間をおくったにも関わらず、救急車内で症状は少しずつ落ち着き、コロナの検査をして陰性が判明した頃から、息子はいつもの息子に。
ようは(後日発覚したのだけど)

熱せん妄

という状態になっていたらしく、ようは発熱によって意識があるんだかないんだか、朦朧としていたって感じだそうな。
咳もだが、それもヤバかった!

結果として救急車不正利用のようになってしまった。
だがしかしあのクループ咳は激ヤバで、翌日の診察では喘鳴がすると言われ、吸入薬も出されたくらいだから、息子はなにかしら危険な状態だったのは事実なのである。


現在息子は元気になり、咳もかなり落ち着きましたがクループはヤバかった。
間違ってもクループでグルーブ感を感じては行けないし、感じたら即医者に行くべきである。
早い話しが、

クループでグルーブ感

と書きたかっただけなのに、コレだけ引っ張ったのもだいぶきていると思う。
そしてクループは、オットセイみたいな咳、とも言われるが、カラオケで気合入れて歌うと、ohがオゥっとなってオットセイのモノマネになってしまうと、Twitterで話題になった曲を流し、文を締めます。
あ、息子は元気なので安心してください。
履いてますよ!(今日も紙パンツを!)


※おっおっおっおおーぅの部分は、宇多田ヒカルご本人が、歌うと山賊の宴みたくなってしまうというファンの方のお悩みに応えていますので、その時の教えを参考に歌うといいと思います。
私は何も考えず、ohと歌っているよ。



※追記
クループという症状について分かりやすくまとまっているのがコチラです。
子育て中の皆様は参考にしてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?