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「それ、私がやったのに・・・」晩年2番手のモヤモヤと生き方

これまでの会社員人生で、管理職になった時に私が唯一気をつけていたことがある。

それは、何かよいことがあった時や、上の立場の人から褒められた時、業績が上がったときなどに

「これ〇〇さんがやってくれたのですが」
「これ〇〇さんの案なのですが」
「〇〇さんが必死に動いてくれていたので」

と、「誰が」行った結果のものなのか、をちゃんと人前で伝えることだ。

これが良いことか悪いことかはわからないし、個人的な意見100%なので賛否両論あるかもしれないが、

個人的に、誰かの手柄を自分がやったかのように思われるのは、どこか「気持ちが悪い」のである。

もちろん、あえて言う必要はないかもしれないし、その部署を管理しているのは結局管理職の人間なので、わざわざことの出どころを明らかにする必要はないのかもしれない。

ただ、私が一般職だったときに

これ、私がやったのになぁ。。。

と思って悔しい思いをした経験がたくさんあったので、【敢えて】そうしていたのである。

そして、その方が確実に部署内のモチベーションや雰囲気が良くなった経験もある。

しかし、このことについて最近思うことがあったので、今日はここにまとめてみようと思う。


「わたしがやったのに・・・」と思う裏側

そもそも、私は昔からいわゆる「一人勝ちするタイプ」ではなく、サブ役としてだれかと一緒に功績を出すことが多かった。

おそらく姉妹の次女気質が出ているのかもしれないが。
一人で何かを黙々と行うより、人の下で自分がやるべきことを淡々とこなす方が得意なのだ。

部活でも副部長的な立場が多かったし、管理職になる前は「副〇〇」というサブ役を担っていた。

そしてここで、ものすごく苦い経験をすることになる。

当然、TOPに立つ人は忙しいので、細部までの仕事をこなす時間的余裕がない。
そもそも、そういった仕事をこなす役割では、そもそもない。

そこをうまくフォローしていくのが我らが2番手の仕事。割と要領が良くテキパキこなせるのが得意だったし、さりげないフォローも欠かさないのが2番手の務め。

ところが、これで得た成功や好成績は、当たり前のようにTOPの人に浴びせられ、みんなの注目もTOPの人に集まる。

ここで悔しい思いをするのが(していたのが)・・・私だ。

これ、実際私がやっているのになぁ・・・

もちろん、自分一人で行ったことではないのだが、そんなことを何度も思ってきた。(視野の狭さと器の小ささに恥ずかしさしか感じない。)

ただ、そんな悔しい思いをする中で「これってただの承認欲求なのでは・・・?」と大人になるにつれ薄々気づくようになり。

結局誰に認められたいのか?認められた先にはなにがあるのか?
そもそも、認められる必要はあるのか?

と感じるようになってきたのである。

本当にすごい人と【見せ方が上手い人】

そんな中で、本当にすごい人も何人も見てきた。
(この「すごい」の定義が曖昧すぎるのだが 笑)

組織で働く以上、それぞれ役割を担ってプロジェクトを回していかないと、どうにもならないのが現状だし。

TOPに立つ人には、その人にしかない苦悩や大変さがもちろんある

これは自分がTOPに立ってみて初めて気づいたこと。(浅はかだった自分を恥じた苦い経験。)

ただ、私がこれまで出会ってきた「本当にすごい人」は、必ずその出どころを公表するのである。

それが、その後の組織にどんな影響を与えるかを知っているからなのか、その人自身が2番手を経験したことがあるからなのかはわからない。

ただ、私はそんな人が本当にすごいなと思ったのである。

反対に、全て自分の手柄にしてしまう人ももちろんいたし、その人たちを否定する気は一切ないのだが(その人の苦悩を私は知らない故)、

残念ながらその人の周りには自然と人が寄り付かなくなるのである。

ただ、見せ方が上手いだけでは、人望は集まらないし支えたいと思う気持ちもどんどん失せてしまうのだ。

そして、結局はみんな承認欲求が強いのかもしれない

マズローの欲求5段階説もここで壁打ち

晩年2番手を強みとして生かすには

そんな現状から、ひと壁乗り越えたのがまさに今。
パラレルワーカーとして諸々の仕事をこなす毎日、いろんなスキルだけは見事に増えているのである。

そして、パラレルキャリアとして仕事を受ける半分以上が「誰かのサポートをする仕事」

ある時は、とある大学の講師
ある時は、〇〇会社のWEB関連の仕事
ある時は、〇〇サロンのスタッフ
ある時は、〇〇施設のリハスタッフ

まるで、自分だけの評価として注目されるものは中々ないのだけど(たまにはある)、余計な責任がないので、悠々と自分のやりたいことができる

「誰かに認められたい」より「自分がやりたいことをやりたい人とやりたい時にやれる」という幸せもあるのだ。

そして、いろんなキャリアだけはスキルとしてついてくるので

「あなたには何ができるの?」
と問われた時の引き出しが増え、さらにはいろんな人と関わることができるようになる。

おそらく、わたしはこっちに【生きがい】や【やりがい】を感じるタイプなんだなと思うようになったのである。

確かに、みんなに注目されるような存在になれるならなりたいし、正直に言うと羨ましいのだが。

残念ながら自分にはその資質はなく、なれたとしてもきっとどこかで苦しくなってしまう。

そもそも、自分に合っていないのだ

今日は、そんな長年モヤモヤしていたことについて、感じることをまとめてみました。最後までお読みいただきありがとうございました^^。



最後まで読んでくださりありがとうございます^^! こんな感じでダイエット・美容からキャリアの話まで、ちょっとためになるようなお話をお伝えしていますので、また読みに来てくださいね❣️