GRIIIxとfpの話
こんにちは。奈鳥です。
そういえばGRIIIxとfpを買うまでの気持ちや理由を書いたことがなかったので、書いてみようと思います。
GRIIIxを買うまで
GRIIIxを買うまでは、ほぼiPhoneで写真を撮っていました。
CanonのEOS Kissx9は持っていたのですが、子どもを撮るくらいで外に持ち出すことは殆どありませんでした。
なぜかと言うと、かさばって重いから。
ズームレンズ付きを購入したのですが、ズームレンズよりもオールドレンズ(supertakumar、APS-C換算75mm)の描写の方が好きで、そればかり使っていました。
でも子どもを撮影するならズームレンズも持っていった方が何かと便利です。
そうするとレンズを2本持って行かないといけなくなります。
そして乳児の荷物って多分、大人ひとりの荷物の3倍以上はあります。
それに加えてカメラ+レンズ2本はなかなか持ち運べませんでした。
そして、今思うとカメラの描写や見た目に惹かれていなかったんだと思います。
私がKissx9を買った時に思っていたことは「今持っているカメラより画素数が上がってISO感度を上げてもノイズが綺麗に出るものならなんでもいいや」でした。
当時持っていたカメラより新しい機種と言うだけで購入を決めたため、そこまでカメラに対する気持ちはありませんでした。
これらの理由から持ち歩くことはほぼなく、iPhoneだけで済ませていたのです。
GRIIIxを買うまでの話
私は冬にとても弱いです。
特に日照時間が短くなる冬至辺りは最悪です。
何も出来なくなります。
真昼間にようやく目が覚めて、そこからずっと眠たくてやる気が起きず、すぐに夜が来てしまって「今日も何も出来なかった」と思う日々。
そんな日々が続く中、年末年始には必ず義実家に帰省します。
義妹一家も来て子どもも増えるため、写真を撮りたいなと思うタイミングが増えるのです。
子どもたちが楽しそうにしているのを手軽に撮れるものはなんだろうと考え、昨年末は写ルンですを2つ持っていきました。
1つ目は理解が浅くフラッシュをほぼ焚かずに撮ってしまったため真っ暗な写真ばかりになってしまいましたが、反省を活かして2つ目では良い写真がたくさん撮れました。
「やっぱり写真っていいな」
そう思った瞬間でした。
正月が明けたあと、安価なフィルムカメラの購入を考えていたのですが、撮り続けることを考えるとフィルム代と現像代がかかります。
フィルムっぽい写り、個人的には古い写り方をするデジタルカメラがあればいいなと思い始めました。
デジタルカメラに限定していたのは、持ち運びしやすいからでした。
そして、カメラを持ち運んで写真を撮るようにすれば少しは冬でも外に出られるだろうと思ったのです。
そこでまずPaper Shootを購入しました。
Paper Shootは台湾で誕生したデジタルカメラで、フィルムカメラのような写真を撮ることが出来ます。
以前もPaper Shootを買ってみようかなと思って調べたことがあるのですが、購入には至りませんでしたので、今回こそはと思い購入。
撮って出しでこの雰囲気です。
本当にフィルムカメラで撮ったような写真が出てきます。
本体も小さいので持ち運びしやすいのでしばらくこれで写真を撮って散歩していました。
ただ、もう少し色々な機種を触ってみたいと思い、今流行っているオールドコンデジを調べ始めました。
すると、「コンデジ」の言葉に引っかかり、オールドコンデジでは無いカメラが出てくるようになりました。
それがGRIIIxでした。
起動が0.8秒、AFが弱いけれど描写力は抜群、こんなに小さいのにAPS-Cセンサー搭載……。
私は元々、一眼レフの代わりになる小さいカメラが欲しかったので、これは悩んでいたものを全て解決できるのではないか?と思い始めました。
加えてフィルムっぽい写りも良いけれど、画素数が高かったりカラーコントロールでフィルムっぽい写りになったりすれば、あとから編集すれば良いかもと。
ここで一気に惹かれていきます。
そして一週間ほど悩んだあと購入しました。
出かける時には必ずGRを持ち歩き、ずっと写真を撮っていました。
そして写真を撮るたびに「こんなに写真を撮ることって面白いのか」と思わせてくれました。
どう説明すればいいか分からないけれど、今見えている光、物、空気感、全てを閉じ込めることで、あとから思い出す時に匂いや気持ちまで思い出すことが出来る。
そんな感覚は初めてでした。
そしてどんどん撮る枚数は増えていきました。
fpを買うまでの話
GRIIIxを購入したあと、少しカメラについて調べると、センサーにも色々なものがあり、その中に「フルサイズ」と呼ばれるセンサーがあることを知ります。
ここまで触ってきたカメラは全てAPS-Cセンサーのもの。
フルサイズ使ったことないな、フルサイズで撮ってみたいな、と思い始めました。
そこで小さいフルサイズのカメラがないか探していると、SIGMA fpというカメラがあることを知ります。
商品写真を見ると、見たことないデザインのカメラ。
そしてTwitter(X)では色々なストラップを付けたりアクセサリを付けたりして、十人十色のfpの写真ばかり。
「なんだこれは……。こんな個性が出るカメラがあるのか……!?」とびっくりすると同時にドキドキしました。
そしてfpの存在を知ったあと、頭の中はfpの事ばかり。
起きたら様々なアクセサリが付いたfpを見、寝る前はfpでの作例を調べて寝る日々。
fpのことを調べたり、作例を見たりするときはずっとドキドキしていて、「これはfpに恋しちゃったんだな」と思っていました。
fpについてツイートをする度にfpユーザーの方がふぁぼしてくださったり、フォローして下さったりと、fpユーザーの方ばかりになっていきました。
そして、悩んでばかりいても良くない、悩んでいる時間があるなら写真を撮りたいと思うようになり、ついにその時が来ました。
購入し、無事に届きました。
するとまたfpユーザーの方たちがおめでとう!とたくさんリプしてくださり、フォローしてくださり、あっという間に周りはfpユーザーの方たちばかり。
みなさん優しく歓迎して下さり、本当に嬉しかったです。
それ以降、出かける時は必ずGRIIIxとfpを持ち歩いています。
写真を撮る楽しさを教えてくれたGRIIIx。
恋をしてしまったfp。
このふたつは私にとって必要不可欠な存在になりました。
出会ってくれてありがとう。
あとがき
fpを買う前はGRIIIxをたくさん使っていたので、fp買ってからはfpばかりになっていたのですが、最近は差別化してどちらも使っています。
2つともファインダーが無いから慣れない人は苦手だと思いますが、iPhoneで写真を撮ることに慣れている私はどちらも大好きです。
これからもGRIIIxとfpでたくさん撮っていきたいと思います。
奈鳥
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