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バウンサーと休む

 バンドデシネの原作で有名な(カルト映画好きにとってはおなじみ)アレハンドロ・ホドロフスキー原作の作品「バウンサー」を紹介しよう。

 ホドロフスキー原作の作品はこれまで何作品も紹介してきた。例えば下記のようなものがある。本当に色々な方向性・ジャンルがあるので紹介はしきれいなが、バンドデシネ作品でホドロフスキー原作であれば読む価値ありだろう。

 本作品は、南北戦争の時代を背景に、ある家族の物語が描かれている。その物語とは、父親を殺された子供を中心に、3人のおじさんを取り巻く物語が、あるときは暴力的に、あるときは悲しみを帯びてかたられていく。よくある財宝探し的なプロットも加わり、物語の重層感を演出している。

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絵柄はこんな感じ。汽車の煙の太い線が迫力がありかっこいい。

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上記のページが本当によい。日本の漫画によくある敵を倒すために修行をして腕を磨くのかと思いきや、謎の液体を飲み、幻覚見ながら必殺技(文字通り必殺の)?を身につけるのだが、なんとも神秘主義的でホドロフスキーっぽくて良いのだ。前後の流れもとても面白いので是非本作品を手に取ってその詳細をご覧いただきたい。

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