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本当に自民41減、公明10減なるの?

 最近、こんな記事がネットに登場した。

 記事によると、自民党が複数のリサーチ会社に選挙情勢を探るために世論調査を依頼したら自民党が261議席から41議席減の220議席に、公明党が32議席から10議席減の22議席しか取れないとう結果が出たという。

 この記事に従うと自公合わせて242議席はあるので過半数(238議席)は超えているので何とか政権は維持できる。しかし合計51議席も失ったら岸田総理の求心力はなくなるだろう。また安定した議席数確保のため国民民主党との連立も視野に入ってくるのでは、と思われる。

 ただ、この手の記事は自民党が懇意の記者やジャーナリストにリークしたものと思われる。こういう数字を出すことで自民党・公明党内部の引き締めを狙ったものだ。この記事の予想には野党の獲得議席予想もあり、
・立憲96→108(+12)
・維新41→69(+28)
・国民10→16(+6)
・共産10→14(+4)
と書かれている。共産党が4議席増やすとはとても思えないし、国民民主党が6議席も増えるとは思えない(2~3議席程度ならあり得る)。威信が勢いあるとはいえ70手前も盛りすぎ感あるし、立憲の+12はあり得るだろうけどかなり幸運なパターンかと思われる。

 「現段階」では自民-41議席、公明ー10議席の可能性は低い。でも今後の展開次第ではそのとおりになるかもしれないし、逆にほとんど負けない可能性だってある。そもそも衆議院解散がいつなのか分からない。冒頭の現代ビジネスの記事は読み物としてはいいが本気で信用しないのがいいと思う。

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