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辻元清美の「自作自演」

辻元清美氏が、事務所に生卵を投げつけられたとツイートしたところ、「自作自演」がトレンドワードになった件。

私は、辻元の最初のツイートも、「自作自演と疑われてショック」というその後の辻元の反応も、スポニチ(毎日新聞)はじめメディアが、すぐに辻元寄りのニュースにして出したことに注目した。

こういうところなんだよなあ、と思ったのだ。メディア、とくに朝日・毎日といったサヨクメディアが辻元の味方をする感じ、辻元とツーカーな感じ、それが「自作自演」という印象を与える元なんだよなあ、と。


辻元は、朝日・毎日に代表されるサヨクメディアに育てられてきた政治家だ。辻元は朝日・毎日の社論を代弁する。おそらく情報をリークし合っている。そういう政治家だ、というのは、去年の衆院選の前にも書いた(辻元が落ちるなんて思ってもいない時に書いた)。

たいした実績はないのに、サヨクメディアの共演による「自作自演」でいつも脚光を浴びてきた政治家、という印象は否めない。そういう大衆の不信や疑惑に、「自作自演」というワードがピッタリはまった感じだと思う。


私も辻元はまったく評価しないし、衆院選で落ちた政治家が、すぐに参院選で復活する、という今回の成り行きはきわめて不快だ。

だが、「生卵事件」が自作自演だとはさすがに思わない。

辻元氏は、以前にも脅迫されていたようだから、本当に気をつけたほうがいいのではないか。

今回当選して、噂どおり「共同代表」になるかどうかはわからないが、重鎮には違いないから、それなりの要職で遇されるだろう。表に出ることが多くなると、何が起こるかわからない。浅沼稲次郎暗殺事件のようなことが万一にも起こらないよう警戒してほしい。


当選したら、辻元氏に必要なのは、朝日・毎日に逆らってみせることではないだろうか。

辻元氏は、今回もサヨクメディアの意向を汲んで、「ジェンダー問題」をしきりに訴えた。

しかし、25年も政治家をやっているのに、辻元氏に憧れて政治家になったという女を聞いたことがない。

むしろ今は、高市早苗や、三原じゅん子や、小野田紀美をロールモデルとして政治家になる人が多そうだ。

高市や三原、小野田に共通するのは、サヨクメディアに気に入られようとしないことだ。メディアに叩かれようと、自分の信念を貫いているように見える。そこが受けている。

辻元も、彼女らに見習わないと、おはこの「ジェンダー論」でも負けるだろう。


選挙では何が起こるかわからない、という例として、1989年の参院選を挙げる人がいた。

今回と同じ、初夏の参院選だった。毎日新聞(サンデー毎日)が宇野首相の愛人スキャンダルを暴き、自民党を大敗させ、社会党の大勝利を導いた。

その功績で、サンデー毎日編集長だった鳥越俊太郎が大出世したのはご承知のとおり。

しかし、あれはそれほどの「スクープ」だったのか。鳥越がすごいジャーナリストだと思っている人は業界でも少ないだろう。消費税導入とリクルート事件の直後で、大衆の鬱積に火をつけたサヨクメディアの勝利であったのが重要だった。

その時の社会党の勝利で土井たか子ブームがおき、その土井たか子に気に入られて政界入りしたのが、辻元清美だった。

あれから33年。辻元もサヨクも進歩がなさすぎる。


ちなみに、宇野スキャンダルで躍進した「サンデー毎日」が、その好調を持続させようと、次に無理やり「スクープ」したのが「オウム真理教の狂気」だった。

そこから、オウム真理教事件と、日本の「失われた30年」が始まる、という小説を書いたのが、誰も読まないのでーー世紀の傑作だと思うのだがーーここでもあらすじを貼っておこう。




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