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サイボウズに中途入社したUIデザイナーの挑戦「製品を知ったデザイナーにしかできないようなことを」

こんにちは。UIデザイナーのkamimuです。

この度、素敵なご縁があり2021年の8月にサイボウズ株式会社にプロダクト開発のデザイナーとして中途入社をしました。
現在は開発本部内にあるデザイン&リサーチというチームに所属しています。

いわゆる入社エントリ的な記事を書いてみたのですが、入社に至った経緯やこれからの話などをざっくばらんにお話できればと思います。

■私kamimuについて

kamimu_プロフィール写真

都内在住のデザイナーです。

WEBデザイナーとしてキャリアが始まり、デザイナーになってからもう8、9年ぐらい経ってますね。月日の流れは早い!
Adobe Fireworks(なつかしい)大好き人間でしたが途中からPhotoshopに鞍替えし、最近はもっぱらFigmaがメインツールとなっています。

PCゲーム、深夜アニメ、フライフィッシング、キャンプ、フィルムカメラetc…と多趣味です。
興味を持ったらとにかく行動して始めてみる性格をしています🙋‍♂️

■これまでの経験

WEB制作会社や小さな広告代理店を経て、前職では国内大手アドネットワークを運営している会社に所属していました。

「アドネットワーク」とはかんたんに説明すると、PC/スマホのWEBサイトやアプリ上にバナー広告を表示できるシステムみたいなもので、広告を配信したいクライアント向けに自分はバナーやLPを作成していました。

その他自社に関係するWEBページの作成や更新業務、いろんな部署から依頼をもらって様々なデザインなどもしていたのでよくあるなんでも屋っぽいポジションのチームで業務をしていたと思います。

■業務としてのUIデザインを初経験

前職の入社数年目の時に、社内で大きめなBtoBプロダクトを新規で開発する話が挙がりました。

業務とは別に個人でデザインツールのSketchを使い始めたりUIデザイン自体やプロセスに興味があった時期というのもありタイミングよくプロジェクトに兼任で滑り込むことができました。

実はプロダクトを開発するチームの一員として、UIデザインを担当するのがこの時が初めてでした(!)

外部の協力してくださったUXデザイナーの方と、定性調査やワークショップ、プロトタイプを作ってユーザービリティテスト、エンジニアが作業しやすいようにUI ComponentをまとめたUI KIT制作などUIデザイナーとして求められることをこなしながらチームでプロダクトをデリバリーするところまでなんとか行うことができました。

なかなかに大変だったなぁと当時は思っていましたが、チーム内外でいろんな職種の方とコミュニケーションを取りながらユーザーの課題を模索し、継続的に開発を行う面白さに魅了された結果、チームでのプロダクト開発が好きなんだなぁと自分はこの時に実感をしました。

「チームで仕事するの楽しい!」とエンジニアやPMなど交えて発言しているkamimuのイラスト

■サイボウズ製品との出会い

話は少し変わり、サイボウズ製品との出会いの話をします。

大学全体でグループウェアのサイボウズOfficeを使っていたのが最初の始まりで、正直当時はサイボウズって変な名前だしなんかよくわかんないけど便利かもな〜ってぐらいにしか思っていませんでした笑

その後広告代理店ではサイボウズLive(現在はサービス終了)を使用し、直近の前職ではサイボウズOfficeを5年ほど使用してきました。社会人生活のほとんどがサイボウズ製品と共に過ごしてきたので今思うとなかなかのサイボウズユーザーっぷりですね。

大学以来のサイボウズOfficeとの再会でしたが、大学の頃とは違い実業務で使い始めると

- スケジュール機能の使い勝手の良さ
- グループウェア内でのコミュニケーション促進
- 部署ごとや時間単位でのMTGに紐づくファイル共有

などなど、その便利さを痛感することになります。

■ぼんやり考え始めた転職、そしてお別れは突然に

業務の話に戻ります。

上記のプロジェクトも落ち着いた頃、兼任ではなく今よりも本格的にチームに所属してプロダクト開発に専念したい気持ちが芽生えぼんやりと転職を考え始めていました。

自分にできることはなんだろう、どういった業種へ挑戦するのがいいだろうなど模索をしたり求人をぼんやり眺める日々の中で、ある出来事が起こりました。

所属していた前職でのグループウェアを、サイボウズOfficeから某社のものに切り替えるという全社案内でした。
つまりサイボウズ製品の契約終了です。

この知らせを聞いたときは「まぁ〜別のサービスでも代用できるならいいか」と軽い気持ちでしたが、いざ新しいグループウェアを使ってみるとなんとも言葉にしにくい違和感が。

サイボウズOfficeに慣れすぎて使いづらさを感じていたのです。

あのかゆいところに手が届く現場寄りで絶妙な使いやすさを実現していたサイボウズ製品によって、チームでのプロダクト開発のコミュニケーションが円滑に行われていたのでは…とうっすら思い始めるほどでした。

「お前のおかげでコミュニケーションが取れて気持ちよく仕事できたのか…」と嘆くkamimuのイラスト

■理念への納得感

そんな社内のグループウェアが切り替わったタイミングでちょうど、サイボウズのデザイナーの求人を偶然見かけます。

長年製品は利用してきたけど、サイボウズの公式サイトをしっかりと見たのがこの時が初めてで

「チームワーク溢れる社会を創る」

という理念がシンプルながらとても印象に残ったことを覚えていますし、先述の社内グループウェアが切り替わった出来事の際に

『サイボウズ製品によって、チームでのプロダクト開発のコミュニケーションが円滑に行われていたのでは…』

という想いが心の奥底に存在した影響で、その理念が自分の中にすっと自然に入ってきて理解できた感覚がありました。

サイボウズが提供する製品のおかげで自分はまさに業務でチームワークを感じれたし、「しっかり理念を実現できている会社じゃん…!」とここで納得。

■サイボウズへのjoin

上記の理念への納得からサイボウズに急に興味が湧き始めた私kamimu。

チームワークを意識できたきっかけでもある製品を次は自分がデザインする立場になることで、今度は違う誰かのチームワークや価値観にポジティブな影響を与えられたらそれはとても面白いし、デザイナーとしては最高にやり甲斐があるのではないかと素直に感じ、まずは話を聞いてみようのノリで数日後には応募書類をせっせと用意している自分がいました。

その後面接ではサイボウズ製品への思いや入社後やりたいことなど好きなことを自由に語ったり、気になることを質問していたらあれよあれよと選考が進み、UIデザイナーとして内定をいただきました。

2ヶ月ほど先に入社していたほぼ同期のUXリサーチャーさとゆうさんのnoteでも記されていますが、面接中はとにかく雰囲気がよくて和やかな雰囲気で終始話していた印象があったのを覚えています。

応募から内定までもとてもスムーズで、選考の印象が全体的に良かったのも覚えています。
ちなみに最終面接が終わった当日に内定の連絡メールが来て、中途はとてもスピード感ある採用だなぁと思いました。
👺『判断が早い!』

■入社してわかる「サイボウズのあれって本当だったんだ」

プロダクトを愛している方が多い

全部署の日報や分報は自社サービスのkintone上で基本的にオープンになっていまして、個人のアツい製品への想いを垣間見れる瞬間によく遭遇します。(内容は割愛します)
特に分報ではTwitter感覚で個人が今の状況を発信しているので、リアルタイムでのアツい想いを感じれます。

参考:[サイボウズ流テレワーク]チャットで何でも話せる「分報」

経営会議の議事録を全社公開している

入社前は「こういうのって社外に向けたパフォーマンスの役割っぽいし数回やって終わったんだろうな」と斜に構えていましたが全然そんなことはなく、本当に公開されていつでも好きな時に閲覧できます。

取締役会の議事録も社内では公開されています。すごい。

多様な働き方

「100人いたら100通りの働き方」という言葉がサイボウズでは有名ですが、働く場所や曜日・時間など本当にいろいろな方がいます。

特に勤務地に関してはかなり融通が利く印象があり、チームメンバー全員が全国バラバラなところからZOOMでのMTGに繋いでいるなんてことも日常茶飯事です。

参考:サイボウズのワークスタイル

仕事に必要なIT機材や欲しい備品はほぼなんでも買ってもらえる

マウスやキーボード、モニターなどを業務で必要なものであれば基本的に値段を気にせずなんでも買ってもらえます。
もちろん自宅勤務用で使う物として申請してもOKです。

ちなみにサイボウズは支給用PCもモリモリハイスペックなものを自由に選択できる制度が有名で、私の入社時に支給されたMacBookPro16インチはメモリが32GB積まれていて衝撃でした。

参考1:「サイボウズはなぜ在宅勤務用PCまで支給するんですか?」情シスに聞いたら、理念へのこだわりがすごかった
参考2:サイボウズのPC標準機はどれもメモリ32GB積んでるって、正直ムダじゃないですか?

■製品を使ってきたデザイナーだからこそできること

これが最後です。

入社後に社内メンバーから聞く話で意外なのが「サイボウズOfficeを使ってきて入社するデザイナーは超少数で珍しい」という現実です。
KintoneやGaroonユーザーの入社は多いらしいですが、Officeユーザー自体の入社がそもそも少ないとのこと。

この話を聞いて正直「非常においしい!」と思いました。

プロダクトの開発者が完全にユーザーの気持ちになって製品の体験をフラットな状態で向き合うことはかなり難しいのではないかという共通認識が世間一般的にはあるかと思います。

ですが私はサイボウズOfficeに完全なユーザーとして触れてきた経験があり、良いも悪いも広い範囲で知っています。
ユーザーとして、デザイナーとして、2つの側面からUIや体験設計の改善に向き合えるのはひょっとして社内では自分しかいないんじゃないか?と使命感に燃えています🔥

まさにタイトルにもある「製品を知ったデザイナーにしかできないようなこと」を今後は挑戦していきたいです。

きっとその挑戦には、キラキラしたものがなくひたすら製品とユーザーに向かい合いながら泥臭く、地道なことを続けていかないと達成できないかもしれません。
ですがそれでも、「違う誰かのチームワークや価値観にポジティブな影響を与えたい」というモチベーションを維持し、自分自身を信じて日々頑張っていきたいと思います!

やる気に満ち溢れた背中を見せてくれるkamimu

ここからは宣伝タイムです!(飛ばさないで)

サイボウズでは中途採用を通年募集中です。

デザイナーはもちろんエンジニアやビジネス、マーケティングにコーポレートスタッフと様々なポジションで現在募集しております。

サイボウズ リクルートページTOP画像

ご興味ある方は是非ご応募お待ちしております〜!

最後に

「そろそろTwitterはじめたい」と言いながら重い腰が上がらなかったのですが、
これを機に更新していきたいと思っています。
デザインの話や業務での気づきや脱力するような話などをしていく予定ですので是非みなさまチェックしていただければ幸いです。

https://twitter.com/kamimudesign

ここまで読んでいただきありがとうございました。
それではみなさままたお会いしましょう。kamimuでした。

社内でブランコに乗って遠くを眺めているkamimu


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