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ミッドライフ・クライシスを理解したい

ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。

「あと1年しか生きられないとしたら、今と同じことをしているか?」

ふと、そんなことを思ったりします。

エンジニアとして働くのは楽しいし満足だが、果たしてこのままでいいのだろうか。
エンジニアを一生続けられるのであろうか。
あと何年働き続けられるだろうか。

そんなことが頭をよぎります。

これが俗に言う「ミッドライフ・クライシス」なのだろうか。

ミッドライフ・クライシスは30代後半から40代にかけての中年の入り口で体験されることが多いとされている心理的不安や鬱のこと。

「残りの人生このままでいいのだろうか」という焦りや「自分は無価値」だと考えてしまったり。

ミッドライフ・クライシの原因

スイスの精神科のユングは、人間の一生を太陽の運行になぞらえて、40歳前後を「人生の正午」と呼び、40歳前後を頂点として、人生を前半と後半に区分しました。

人生の前半は社会的地位やお金を稼ぐことに重要性がある一方で、人生の後半は自分の内面が重要になってくると指摘しています。
死も意識するようになり、今まで生きてこなかった人生の可能性を開く、人生の新しい転換期であると。

「第二の思春期」なんていい方もあるみたいです。
この年齢になって思春期なんてなんとも恥ずかしい気持ちである。

ミッドライフ・クライシスの原因とはなんだろうか。

体力の低下や老いを感じてしまう年齢になったこと。
頭は20代のつもりでも、実際には身体が動かなくなったりとギャップに気づいてしまう。昔はあんなに頑張れたのに体が追いつかない・・・
記憶力も回復力も自分で感じれるくらいに落ち込んでる。

職場の環境などの固定化。
仕事をしていると職場の環境が変わらなくなる。多少の昇進などはあるものの、ある程度自分の将来の限界が見えてしまったりします。
どれだけ頑張ってもこれくらいが限界だろうな、とか見えたりします。

そして新しい変化が少ないこと。
もう完全に初めての体験は少なくなります。
一度経験したことがあればそこまで心に残らない。
なので生活からワクワクが減り、つまらなくなったりします。

対処法はあるのか?

まずは健康問題をクリアすること。
若い頃のように走り回るほどの体力はないにしても、健康でシャキシャキ生活することはまだまだできる。
ここは一番気をつけていかなければいけません。

あと20年間仕事をするにしても、遊ぶにしても健康第一です。
若い頃のようにコンビニ・ジャンクフードばっかり食べていてはすぐ体を壊してしまう可能性があります。

よく寝て、運動をし、食べ過ぎないようにする。
これだけで幸福値はあがるはず。

あとよく言われていることは、「人生の再定義」をすること。

自分にとっての成功とはなにか?をもう一度定義しなおさなければなりません。

人よりお金を持つことだけが成功なのか?
人より出世することだけが成功なのか?
なにが本当にやりたいのか?
やりたかったことは今できているのか?
このまま死んでもいいのか?

人となにかを比べると常に競争になってしまいます。
あいつより「もっと」ってのは上昇のモチベーションにはなるが、いずれそれも保てなくて副作用が発生します。
超えたとしてもしばらくすると虚無感に苛まれたり、超えられなかったらそれはそれで自己嫌悪に陥ったり。

なので、これからはできるだけ人がいない道を見つけないといけません。
今までみたいに、出世やお金やいい物を手に入れることを得ることだけを「成功」というのを改めなければいけません。

そして人の競技に参加するのではなく、自分だけの競技をどうやって作るかが勝負になってくるような気がします。

というわけで

今、人生後半の戦略書というのを途中まで読んでいます。
とても成功したお金持ちの人でも死にたくなってしまったり、虚無感に苛まれたりするのはなぜなのか?なにが間違っているのか?
そういうことを丁寧に読み解いてくれます。

この本によると、基本的には若い時の方があらゆる能力は高いのですが、ある分野に関しては歳を重ねても伸びていくところもあるそうです。
例えば複雑なアイデアを組み合わせて活用する能力は高齢者のほうが高いらしい。既知の概念を使って他社に表現したりするのは伸びる余地があるってことです。

なので若い頃とは違う戦い方で、違う山を目指さないといけないなぁと思うようになってきました。
もっとバカバカしいことも始めたり、ワクワクを集めていかないと、お金だけでは人生つまらなくなるなぁってのも感じています。

ではでは。










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