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再放送のドラマってなんか違う

再放送のドラマって、なんかわくわくしません?

櫻井翔君主演の「家族ゲーム」というドラマが、先日まで再放送されていた。
2013年の初回放送からリアルタイムで観ていたが、自分の中で上位に入るぐらい大好きなドラマなので、再放送も録画して観ていた。

やっぱりこのゾクゾクする感じ、印象的なサックスの音楽、櫻井君演じる家庭教師の強烈なキャラクター、今まで見たことないような異色作という点で面白いと感じる。
ちなみに頻繁に登場する櫻井君の狂気に満ちた甲高い笑い声がツボ。
『なにJ-POPの歌詞みたいなこと言ってんだよ』というセリフをこの方(J-POP界を牽引する立場)に言わせる脚本もスゴイ。

久々に家族ゲーム熱が再熱した私は、
当時高校生で欲しくても買えなかったDVDボックスをついに購入した。

DVDが自宅に届き、さっそく再生すると
「あれ、なんだろうこの感覚」と。
再放送で観てた時と心持ちが違うなぁと若干思う。
物語には入りこめているが、少し気持ちが落ち着いているというか。

言葉で表現するのが難しいが、同じ作品なのに、
DVDで再生して観るのと、テレビで放送しているのを観るのと感覚違いませんか?再放送だと不思議とわくわくしませんか?
だから何だっていう話だけど、単純にそう感じるのだ。

ドラマの再放送は平日の夕方16時~くらいにやっていることが多い。
学生や平日休みの社会人、主婦、観るつもりはなかったけどたまたまテレビをつけたらやっていた、など色々な層の人が観ている時間。そんな中で私も観ている。この「私以外の人も観ている」という実感こそが、DVDとの違いなのかなと思ったりする。

あと、次回放送までの待っている時間。ワクワク感。
DVDは好きな時にいつでも再生できる。
あたりまえだけど観てるのは私だけだし、次回が気になって仕方ないというもどかしさを感じることなく一気に観ることができる。

このような背景が、微妙な心持ちの違いを思わさせるのかもしれない。
個人的には再放送で観たときの方が少し楽しい、というか気持ちが上がっている気がする。CMもあるしカットされているシーンも多いのにね。

何の話なのかよくわからないけれど、まあ結局「家族ゲーム」は面白いです。松田優作主演の映画版もすごく好きで、初めて観たときは衝撃的でした。

最後に、ドラマ版「家族ゲーム」ではっとしたセリフを一言。

『相手に伝える努力もしないで、家族だから言わなくてもわかるなんて
お前らエスパーかよ!』

最終話で家庭教師が沼田家へ言い放ったセリフだが、
痛いところを突かれた感じで結構刺さる。
家族に限らず、人と接するうえで“察してちゃん”でいることはよくない。全くよくない。
わかっているけど、比較的相手に委ねがちで「伝える」ということから逃げて生きてきてしまった私は、今まさにそれを矯正している最中だ。
癖のようなものになっているので、時間はかかるが
伝えることはちゃんと伝える、ということを意識して直していきたいと思っている。

ドラマを観てると色々気づかされることが多く、また考えるきっかけにもなる。

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