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名盤紹介『ピンクフロイド/狂気』

新コーナー?名盤紹介!やっていきたいと思います!!

バンドサウンドクリエイターとして、伝説のバンド、伝説の音源をご紹介する責務がありますので!!(?)

で、、、第1回目の今回取り上げるのはこちら!
ピンクフロイドの”The Dark Side of the Moon(狂気)”です。
ジャンルとしてはプログレッシブロックにあたります。

有名なジャケットですよね

まずは私がいろいろ語る前に、ウィキペディアを見てみましょうか。

狂気』(きょうき、The Dark Side of the Moon)は、1973年に発表されたピンク・フロイドの8作目のスタジオ・アルバム。このアルバムは売り上げ5000万枚以上を記録し、世界で最も売れたアルバムの一つとなった。

Wikipediaより抜粋

……とまあ、いろいろとすごいアルバムなわけです。
詳細や史実などはウィキを参照するなりもっと詳しい人のお話を聞くなどして補完していただくとして。
ここからは私と同じ目線、いわゆる洋楽よくわかんない勢の目線からお話ししていきたいと思います。


ピンクフロイドに出会ったきっかけ

元々洋楽なんてほとんど興味がなかった私が、どうしてこのバンドに出会ったのか。どうしてこの場をお借りして紹介させていただくに至ったのか。
そのきっかけは大学時代にサークルの先輩がコピーバンドをやってるのを観たからなんですよね。

このアルバムに入っているマネーという曲をライブでやっていて、なんかリズムが取りにくい曲だなーぐらいにしか思ってなかったわけです。
ただ、なんか知らないけどすごく印象に残ったんですよね。レジのチャリーンって音を再現してたりして。

その後、どこかの図書館で偶然CD貸出コーナーでこのアルバムを見つけて、なんとなく借りてみたんです。

最初に聴いたときは「おっそ!!!」ぐらいにしか思わなかったんです。
とにかくテンポが遅い!!聴いてて気だるい()
とても良さなんてわからずに、すぐ返却してしまいました。

サブスクでの再会

そして時は経ち……

作曲を始め、Spotifyに加入して、どうせ定額聴き放題ならいろんな曲をいっぱい聴いて勉強しよう!と思い、あえて自分が生まれる前の、はるか昔の曲を聴いてみるというマイブームが訪れたんです。

そこであなたへのおすすめとして、運命の再会を果たしました。
ああ、そういえば一回聴いて全然意味わかんなくてすぐ飽きちゃったな。もう一回ちゃんと聴いてみようと思い、再チャレンジしてみることに。

まずは予備知識として、YouTuberの"みの"さんのピンクフロイド入門という動画を観て勉強しました。

そこで知ったんです。
「え?!このアルバムこんなに売れたの???!!!」って。

これはバンドサウンドクリエイターを名乗るにあたって避けては通れないでしょう!きっと私が良さに気づいてないだけなんだ!と必死に(?)食らいついていきました。

結果・・・まあどハマりしちゃうわけなんですけど。
多分今のところ2024年では一番再生したんじゃないかな。

このアルバムの魅力

実はですね……ひと口に魅力と言っても私にもよくわかんないんですよ(笑)。

Spotifyって直近で再生した音源が上の方に固まってるんですが、さて何か音楽を聴こうというときにフラフラ〜っと指が勝手に選んじゃうんですよね(なんだそりゃ)。

でもそれだけだと紹介になってないので、私なりにまとめてみます。

まず、うるさくないんですよ。
ここで言う”うるささ”というのが単純にデシベルやラウドネスの話じゃなくて。

巷の他の曲って、添加物というか思想というか、そういう芸術とは関係ない主張が入ってたりするんです。それは歌詞だったり音の厚みだったり。
それが聴く前から指先でわかってしまうんです。
「あ、このアーティストのこの曲はジャカジャカやかましいな」
「この曲は愛だの恋だの、脂っこい」
「この曲はみんなから好かれようとしてる」
そういうのをはじいていくうちに、消去法でこのアルバムが残るんです。

「別に好きになってもらわなくてもいいよ」
「どうせよくわかんないでしょ?」
そう言われてる気分になって、逆に興味が湧いて、意を決して扉を開けても誰も出迎えてくれず、みんな読書してる感じ。結果それがうるさくないんです。

いやメンバー全員が最高のものを作りたい!!って思ってやってるんだとは思ってますよ!私だって作曲してるときはそうです。

ただ、その最高のものを作りたい!って姿勢に媚びがないんです。
それが心地よい。

そこでハッと気づいたんです。プログレっていうのをちょっと誤解してたんですよね。
きっと主張もあるんだろうけど、あんまりストレートに伝わってこなくて、うるさくない。

よく聴くと、実はテンポも遅くはない。
巷の他の曲が速い。そこまで感じさせてくれる。

サウンド面では、効果音だったり演出だったりがとにかく多いです。
当時はこういう音をレコードに込めて聴けるのが相当新鮮だったんだろうな〜と思いを馳せてみたり。いや、わかんないですよ?70年代なんてまだ全然生まれてないんで。

そして、これはあまり触れられてないところなのかもしれないですけど、グルーヴが溢れてるんです。
これはピンクフロイドの他のアルバムでも言えることなんですけど、とにかく歯切れやタイム感が心地よい。ルーズさがない。これはもうメンバー全員ですね。息ぴったりで。クオンタイズしてジャストに合わせて〜とかそういう次元じゃない。フュージョン的な要素も入ってるのかな。

あとは、なんだかんだジャケットがカッコいい。
いや音楽と関係ないじゃん!!というツッコミもあるかとは思いますが、私はジャケットが持つ世界観ってすごく重要だと思ってるんですよね。

シンプルで印象的で、三角に光が入ってって虹になって出ていってタイトルが狂気とか「は???」ってなるじゃないですか。

かつて「ジャケ買い」という消費行動があったように、サブスクで音楽を再生する際にも結局はジャケットを指で触れるところから始まるんです。
その期待というかワクワクというか、そういう感情も大事だし、アルバムを巡っている際、頭の中には常にジャケット画像の色素がある。

音楽とは関係ない面かもしれませんが、実は頭の中に刷り込まれている景色をジャケットははらんでいるんだと思いますよ。

最後に

いかがだったでしょうか。
全然紹介になってないし、聴き慣れてない感満載ですが、率直な感想です。感想文です。

結構マニアな人だと「デヴィッド・ギルモアのブルージィなギターが〜」とかいう話になるんでしょうけど。
明らかに素人目線(笑)。

まあでもこれくらいのレベルの人でもこうやって発信できちゃうんだなーくらいで大目に見てください。

そうそう、このアルバム寝るときに聴こうとすると、タイムという曲のイントロで目覚まし時計が鳴ってびっくりして目が覚めちゃうんですよ。さっきうるさくないとか言い切っといてアレですけど。ちょっとねー。

でも好きですよ。まだの方はぜひ。

かおりP


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