山口潤

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山口潤

稽古会の予定、問い合わせ、申し込みなどはウェブサイトからどうぞ。 http://www.karadalab.com/

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    2022年に見つけた唇の術理についての記事をまとめました。

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【カラダラボ】甲野先生の浜松稽古、名古屋稽古

※毎月(適当)、送らせてもらっているメルマガの転載です。スパム扱いをされて不着になってしまう事も多いようですので、こちらにも転載させてもらいます。 こんにちは、カラダラボの山口です。 今年の春は早い、と思っていましたが、急な寒の戻りでやっぱりこの世は波なのだなぁ、と痛感しました。 私たちの頭はつい、「まっすぐ」を考えます。 目的地を見て、後は全力で、と考えますが、身体は様々な部位が組み合わさって出来ているもの、まっすぐでは無理が出ます。 だからこそ、「急がば回れ」という教

    • 皮膚と粘膜

      花粉症が凄いです。 目がかゆく、鼻水が垂れる。そんな毎日を過ごしています。 古武術でこの花粉症を何とかしよう!と考えた事もありました。それなりに効果の出そうな事もありました。 しかし、いつの頃からか、私は花粉症の解決よりも、それを生かして稽古にする、という事の方が簡単で、楽しいぞ、と思うようになりました。 嫌なのは間違いありません。これが無くなったらなぁ、と薬も飲みます。 症状は抑えられても、案外と他の嫌なものを目にしてしまいます。ニュースが溢れるこの時代に、情報遮断は難し

      • 内臓は動く、それも簡単に。

        つくば、東京の関東稽古では非常に良くしていただいて、三日間しゃべり、動き、空っぽになるほど楽しく過ごしました。 ただ、乗りに乗りすぎて無理もあったのか、その後、頭の回らない日が続き、このnoteの更新も滞ってしまいました。 たった半月、という思いはありますが、この半月の間も新しい気づきも生まれてきて、言葉にしておきたいなぁ、と思ったのでノープランでパソコンに向き合い、指に任せて書いております。 一体、どんな言葉が生み出されるのやら・・・、自分でも楽しみです。 疲れたなぁー

        • 【カラダラボ】位置エネルギーと関東稽古

          ※毎月(適当)、送らせてもらっているメルマガの転載です。スパム扱いをされて不着になってしまう事も多いようですので、こちらにも転載させてもらいます。 こんにちは、カラダラボの山口です。 今日は2月29日、うるう年の珍しい日です。 世の中、よくわからないけれども、そうなっている、ということってたくさんあります。 誰かが決めた暦に従ってこの世は動いていて、その仕組みにうるう年がある、というのはわかりますが、その仕組み自体を「この身体で」自覚している人はどれだけいるんでしょうね。

        【カラダラボ】甲野先生の浜松稽古、名古屋稽古

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        記事

          エネルギーという言葉について

          前回、「位置エネルギー」を実感した事を書きました。 触覚を気にせず、ピントを合わせる事をやめ、背中の後ろの音を聞き、その上で頭の上に広がる空間を気にしてみたところ、下駄板で見つけていた意識の高さの感覚が手掛かりになり、頭上から下へと「降りて来る力」を感じた、というお話でした。 これは「位置エネルギー」だ!というひらめきがあり、喜びましたが、それは「確かさ」のおかげです。 この世にはたくさんの「エネルギー」があります。 そして、現代はその「エネルギー」が科学と神秘が混ざってし

          エネルギーという言葉について

          位置エネルギー

          前回、ピントを合わせない事から生まれる働きについて書きました。 ピントを合わせられないように、目の周りを満たす水を揺らしてみました。 水が揺れるのは、波の力です。波と言えば音、聴覚に集中すれば、目が始まる前を抑えられる、そんな話でした。 今日は「聴覚の前」の話をします。 触覚の前には視覚があります。 視覚の前には聴覚があります。 聴覚の前にあるもの、五行論で考えればそれは嗅覚です。 さて、嗅覚って何?と連想をしてみました。 聴覚を働かせよう、と思っても、どうすれば聴覚優位

          位置エネルギー

          触覚と視覚と聴覚の関係

          身体感覚という世界がある。これを自覚したのがいつだったのかはわかりません。 ただ、甲野先生の技を受けて、どうにもその原理が理解できず、なにかある、と追えたからこそ、方向を間違えず、稽古を進めていく事が出来ました。 身体感覚とは何か、と定義を考えるのは大変です。 しかし、「感覚」というところを抜き出せば、今自分が認識した全ては五感という感覚から来たものだ、と考える事が出来そうです。 私は稽古の手がかりを「触覚」から始めました。その理由は私が求めた状況を解決するのに触覚が一番手

          触覚と視覚と聴覚の関係

          ピントを揃えすぎてはいけなかった

          最近気にしている事があります。それは、 「ピントを揃えすぎない」 ことです。 目の使い方として、ピントを揃えない、という事の面白さに気づいてしまいました。 今年に入り見つけた「虚の世界」。これはまさに、目の前にある現実にピントを揃えない、という事です。 つい、目に入ってしまうもの、それに囚われてしまうと、他のものが見えなくなってしまいます。 言葉で書けば簡単というか、そうだろうなぁ、と終わりですが、この「癖」が強くなりすぎると、それは固定観念化して、何年も、何十年も、頭を

          ピントを揃えすぎてはいけなかった

          ヒーリングと虚の世界

          虚の世界は見えない世界です。 見えない世界を見ている人は結構います。私は見えない方だけど、稽古のおかげで身体には人が見ないものを見れるようになりました。 いつの頃からか、見えないものを見る人たちに興味を持ってもらう事が増えました。すでに見えないものを見ている人たちは、身体の中にある見えないものも見つける力があるようです。これは興味深い発見でした。 共に見えないものであり、共通点がありそうです。 こちらは当たり前を増やしてきただけです。身体はここにあり、触れる事が出来て、意思

          ヒーリングと虚の世界

          虚を見るための稽古法

          剣の振り下ろしを手掛かりに「虚の世界」をお伝えしています。 虚の世界は剣の振り下ろしでいえば、その軌跡である「扇型」の空間がそうです。 場所が分かれば後は「飛び込む」だけ。 おそらく、人たらしと言われるほどの力を持つ人はこの力があると思います。「懐に飛び込む」というのはまさに、虚の世界です。 ただ、このタイミングが慣れるまでは難しいものです。 頭はわかっても、身体が先に緊張をしてしまいます。 相手よりも先に動けば、懐が出来る前に動く事となり、体幹と衝突します。 剣に目が奪わ

          虚を見るための稽古法

          【カラダラボ】虚の世界の発見

          ※月に1度程度送らせて頂いているお知らせメルマガです。 最近、不着が多いのでこちらにも転機いたします。 こんにちは、2か月ぶり、久しぶりの配信となります。 年末のお礼も、年始のご挨拶もなく、申し訳ありません。 この年末年始、色々な変化もありましたが、一言でお伝えすれば、「虚」という場所がすぐ近くにあったのだ、という事でしょうか。 虚実という言葉があります。 意識、無意識という言葉もあります。 私たちの頭は全てを自覚できるものではなく、普段、気にしていないものもたくさんあ

          【カラダラボ】虚の世界の発見

          虚の世界は隙を手掛かりに

          今日の世界についての続きです。 剣が振り下ろされる状況を手掛かりに見つけた事です。 剣が振り下ろされた瞬間、身体は固まります。これ、武術になじみがなければ緊張は起きない場合もありますが、その時にだってちゃんと剣は頭に当たります。 もちろん、これではダメ。心の緊張を手放し事は十分目的になりますが、心だけがそれを手に入れて、身体を置き去りにしては元も子もありません。 ちゃんと身体も望むところへと動いて行ける、それを考えなくてはなりません。 とにかく、危機となれば身体は固まるの

          虚の世界は隙を手掛かりに

          虚の世界

          さて、改めまして、「虚の世界」について書きます。 「虚」という言葉にどれほど馴染みがあるでしょうか? 武術の世界においては「虚実」は大切な事として教わります。私も子供の頃から、一応、考えてきました。 ただ、そのレベルはあまりに低く、そして、同じように考えていたからこそ、同じところで人とぶつかってしまいました。 虚は誤解を恐れず、一言でいえばフェイントのようなものです。 上を打つ、と見せかけて下を打ったり、戦う、と見せかけて仲よくなったり。 「思いもしない」からこそ、相手に「

          虚の世界

          心と身体について。心と身体は仲よく出来るのだ。

          久しぶりの更新で、次回は「虚の世界」について、とお知らせをしていましたが、書いている途中に、気づく事があり、どうしても、それを書いておかなくては・・・、と寄り道をする事にしました。 それは心と身体についてです。 このテーマ、まさに私の人生そのものと言えるものです。そこに気づきがあり、向き合い方が分かったのですから、その興奮も察してもらえるかもしれません。 とにかく、甲野先生に出会う前までは才能なく、自分自身に悲観をして生きていました。 その才能がない事も表に出して悔しがる

          心と身体について。心と身体は仲よく出来るのだ。

          ニヤリから虚の世界へ

          ちょっと忙しくて、noteの更新が出来ていないなぁ、と思っていたらなんと、1か月! この間の気づきも書いておかないと、後々、術理の変化が追えなくなります。 今日はざっと、年末年始の振り返りをしておこうと思います。 昨年秋ごろから「腰椎」の探索が始まりました。 年末にかけ、一通りの終わりを見ましたが、ポストばかりでなかなか書ききれずにいました。 甲野先生のメールマガジンにまた稽古録を書かせていただいたので、よろしければそちらもご覧ください。 腰椎5番は人生に対し、前向き、後

          ニヤリから虚の世界へ

          勝手ヒーリング実践中!

          先週、12/16の土曜日に甲野善紀先生の名古屋稽古会があり、お世話をして頂きました。 お世話、と言っても、私はそこにいるだけ、常連の人たちが我先に、とお手伝いを買って出てくれます。皆、なにか、甲野先生にお返しがしたいんだと思います。 甲野先生を師と思っていても、先生からは弟子とは見られません(笑)。 ずっと、共同研究者としてみてくれています。先生は誰に対してもそうです。 だからこそ、それぞれにそれぞれの意欲が生まれ、研究稽古への道が拓くのだと思います。 これ、言葉以上に難し

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