アメリカのくすり事情〜風邪で病院に行かないよ〜
こんにちは。
昨年からアメリカ・カリフォルニア州で生活しています。
今回は、アメリカでくすりを手に入れます。
予約のとれない病院、なるべく行かない
アメリカはご存知のとおり、日本のように皆保険ではありません。
医師はビジネスパーソン、自由診療です。
ですから、診察の数をたくさん稼がないと儲からないシステムではありません。
医者が好きなように診察枠を入れています。
一患者15分〜がスタンダードです。
そのせいもあって、予約はとりにくいです。
内科の予約が1ヶ月先なんてよくあります。
urgent careなる急病診療所は、診てもらえますがしっかりお金がかかってしまいます。
だから、よくある風邪や不調はすぐ病院に行く案件ではありません。
スーパーにいけば大体の薬はある
じゃあみんな気合いで風邪を治しているのかというと、そんなことはありません。
スーパーやドラッグストアに買いに行きます。
日本でいう市販薬、OTC (over the counter) がとても多いのです。
便秘薬のモビコールも売っているし、ステロイド外用薬も売っています。
日本だと、すべて処方の管轄のくすりです。
アメリカ人医師は、OTCを踏まえて処方しません。
産科の退院時は
『鉄剤とソフトナー(便秘対策)と解熱鎮痛剤とコーラ、買って帰ってね』
と言われました。
…コーラについてはいつかお話ししますね。
日本では、産科退院時は鉄剤も酸化マグネシウムもロキソニンも全部処方です。
自己負担が少ないですからね。
医師の処方はMy薬局に直接連携
スーパーで大抵の薬が買えるとしても、さすがに買えない薬もあります。
抗生剤やメンタル関連の薬などなど…。
そういうときは、医師が処方します。
ただし、処方箋の紙はもらいません。
自分で決めたMy薬局に直接、システム上で連絡されます。
だから、本当に初めてアメリカで病院に行くときは、先にMy薬局を決めておきましょう。
病院で『あなたの薬局はどこ?』と聞かれますから。
個人情報もくすりの情報もシステム上で共有されています。
わたしは最寄りのスーパーの薬局を登録しています。
わたしの薬局の場合、薬局からメッセージが届いたら取りに行きます。
今現在で、$10〜15くらいのお会計が多いです。
ちなみに予防接種も薬局でできる
予防接種も薬局でできます。
予約して(予約なしでも)行くだけです。
インフル、3種混合的なものはさっさとできました。
薬剤師さんがやってるのだと思います。
薬局の隅で10分副作用を確認して、おしまいです。
そのまま帰りにスーパーで買い物をしました。
ドライブスルー受け取りもある
車社会、合理的大好きアメリカです。
ハンバーガー、ドーナツ、そしてくすりもドライブスルーです。
ドライブスルーが好きな人は、受け取り口がある薬局をMy薬局にしています。
まとめ
今回はアメリカのくすり事情についてお話ししました。
買い物ついでにくすりを買える。
市販薬の取り扱いが多い。
そして処方のときも履歴確認がラクラク。
使い勝手のいい、スーパー・ドラッグストア薬局の紹介が活躍していました。
旅行などで、とりあえず覗いてみるのも楽しいのでおすすめです。
ではでは。よい一日を!
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