中級エンジニアから上級エンジニアの壁

僕は自分でもエンジニアをやっていたり、エンジニアの会社やプログラミングスクールを経営しているので未経験者から上級者まで様々なレベルや世代のエンジニアと関わっています。
未経験者から初級者だったり、それぞれのレベルでステップアップする時に壁はあるのですが、今日は中級者から上級者にステップアップする時によく見かける壁について書いていきたいと思います。

もったいぶるのは好きじゃないので結論から言うと中級エンジニアから上級エンジニアになると評価者が変わるのですが、そこに対応できない人が多いです。

定義

ここではざっくりですがエンジニアのレベルを下記のように定義したいと思います。
未経験者:エンジニアとして実務に就いたことがない
初級者:上司の助けがあればタスクを進めることができる
中級者:一人称でタスクをすすめることができる
上級者:一つのプロジェクトだったりミッションを達成することができる

中級者と上級者の大きな違いはスコープです。
上級者にはより大きなスコープを任せることができます。

上級エンジニアの壁

例えば未経験者から初級者ではフレームワークやgitを覚えたとか中級者までだったらTypeScriptやreactでSPAが作れるようになったとか、どんな技術スキルを覚えたかというのが重要になってきます。
理由としては中級までだとリーダーやPMなどのエンジニアの上司が評価している可能性が高いからです。

エンジニアの上司としてはメンバーがプロジェクトに必要な技術を習得していればしているほど自分が教える手間や時間を短縮することができます。
なので実際開発プロジェクトの面談はエンジニアの上司が行うことが多いですし、プロジェクトに必要な技術をどれくらい習得しているかを重視して見ています。

冒頭でもお伝えしましたが中級エンジニアから上級エンジニアになると評価者が変わります。
中級まではエンジニアの上司が評価する割合いが大きいですが、上級となるとディレクターや事業部長、CTO、CEOだったり、予算まで自分管轄で進める場合は投資家だったり、サービスをリリースしたら結局市場、つまりはユーザに評価されたりもします。
エンジニアの上司がいないことも多々あります。
このように評価者が変わったり複数人に増えたりそもそも任されるスコープから違うので当然求められることも変わります。
この違いに適応できるかどうかが上級エンジニアになるために重要なことだと僕は考えています。

まとめ

未経験者から初級者、中級者、上級者とそれぞれの壁を環境とかセンスとかの運要素で突破しちゃう人が多いように感じていて、再現性があまりないと思ったので久々にエンジニアのキャリア的な記事を書いてみました。
多くの人をステップアップさせたいと思っているので今後もこのような記事をあげていきたいと思います。
タイムチケットでキャリア相談なども受け付けています。

僕が取締役をやっている会社でCTO候補の募集も始めたのでこれから上級エンジニアになりたいと思っている人は応募してきてください


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