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スタートアップで「自分の限界」に挑戦する

「『シェア買い』という言葉を聞いた時、変化の少ないECに新しい風を吹かせることが出来るかもしれないと思った」

「チャレンジをすることは今後の自分の人生において必要。カウシェのようなフェーズに携われるチャンスは早々ないだろう」

——今回は、7/1から入社したBackend Engineerのmicchieさんに、なぜカウシェに入社したかや、これからのチャレンジについてなど、Architectのyuki.itoさんが聞いていきます。

白川 みちる / micchie
2023年7月1日にカウシェにジョイン。前職のメルペイでは、GoのBackendチームのエンジニアリングマネジャーを担当。また、Experts チームの一員として、Go のオンボーディングや技術コミュニティとの接続を行っていた。プライベートでは大学院 (AIIT) に通う他、Goコミュニティにも注力している。現在は一般社団法人Gophers Japanの一員として「Women Who Go Tokyo」というグローバルコミュニティと、「Go Conference」の運営を行う。

伊藤 雄貴 / yuki.ito
DeNA を経て 2018 年にメルペイにジョインし、Tech Lead や Architect としてマイクロサービスの開発や組織横断的な技術課題の解決に携わる。
カウシェには立ち上げのタイミングから複業として参画し、Backend全般の実装を行った。2022年7月よりArchitectとしてカウシェに正式にジョインし、全社的な技術戦略の意思決定や技術基盤の構築に携わる。

左から yuki.ito / micchie

変化の少ないECに、新しい風を吹かせたい

yuki.ito:
まずはじめに、カウシェを知ったきっかけを教えていただけますか?
   
micchie:
少し前から「最近カウシェに転職する人が多いな」というイメージを持っていました。実際、メルペイの中でも「最近のカウシェはすごい!」という雰囲気があって。メルペイとはプラットフォームの種類は違うのですが、「ショッピングを楽しむ」という部分では似た部分があると感じていました。サービスとして追っている人もいたのではないでしょうか。最初はそういった流れで「カウシェという会社があるんだな」と認識していました。

yuki.ito:
ありがとうございます。ちなみに、カウシェの面接を受けるきっかけになったのは、YOUTRUSTでの柴田さんからの声掛けでしたよね?それについての経緯も詳しくお伺いしたいです。

micchie:
そうなんです。当時YOUTRUST経由で様々な方が声を掛けてくださったんですが、その中に前職が一緒でカウシェに転職された柴田さんがいらっしゃったんです。カウシェの存在は既に知っていたので、思わず「あのカウシェに行った柴田さんが、声を掛けてくれた!」という気持ちになりました。

それに私自身、この2年間ずっとエンジニアリングマネージャー(以下、EM)として完全注力していたので、「次はプロダクト開発をしてみたい!」という気持ちがすごく大きくなっていたんです。会社が大きくなればなるほど、エンジニアリングマネージャーの必要性が高まっていくことはよく理解していました。その一方で、「ここからガンガン伸ばしていくぞ!」というフェーズの仕事も求めていたんです。

yuki.ito:
なるほど。プロダクト開発という「モノを実際に作ることがしてみたい!」という気持ちが、応募するきっかけになったんですね。

他にもお声掛けをいただいていたとの事ですが、その中でカウシェに魅力を感じた理由をお聞きしたいです。

micchie:
そうですね、サービスを色々教えてもらった中で、「ショッピング体験を楽しくする」という話は聞いていて。ただ、「ショッピングが楽しくなるとはどういうことか?」という概念的な部分まで追っているというお話を聞いた時に、直感的にいいな、と思いました。

カウシェ「Culture Deck」より

他のECサービスも調べたのですが、私にとってはいまいちピンとこなかったんです。というのも、カウシェに出会うまでは「ECの世界って、意外ともう何年も変化がないな」と思っていて。いかに早く届けるか、といった部分はどんどん進化していますが、ECでのショッピング体験は、実はあまり変わっていないのではないか。そう考えていた時にカウシェに出会いました。「シェア買い」という言葉が当時の私には新鮮に感じられて、変化の少ないECに、新しい風を吹かせることが出来るかもしれないと、興味が湧いたんです。

yuki.ito:
そういった考えが、カウシェに対する興味を増幅させるきっかけになったんですね。

「自分の限界」に挑戦する

yuki.ito:
これまでmicchieさんは比較的大きい会社に所属してきたと思いますが、今回カウシェという「立ち上げ期のスタートアップ」に入社した動機やきっかけはあるんでしょうか?

micchie:
これまではメルカリやLINEなどに所属しており、どこもかなり会社規模が大きかったんです。そういった恵まれた環境で会社のサービスをグロースさせたり、新規事業を作ったりしてきたのですが、段々と「守られているな」という気持ちが大きくなってきました。母体が大きいので安心感があるのは当たり前なのですが、チャレンジをすることは今後の自分の人生において必要だと考え、カウシェのようなフェーズに携われるチャンスは早々ないだろうと感じたんです。

yuki.ito:
まさに私も同じ理由です。私も前職の魅力は分かっていながらも、「自分の限界」に挑戦してみたいという気持ちが大きくて。自分の手で、さらに少数規模の中で、挑戦することに興味が湧きました。それにこういったフェーズのスタートアップは、変えなきゃいけないことも沢山あると思うんです。今までこれが良かったけれど、それはもう通用しない、変えなきゃね、というような。でもそれがやりがいがあっていいんですよね。

事実、今のカウシェは「会社を創り上げていく」というフェーズにあると思っています。私もカウシェに入社してから、初めてきちんと「採用基準ってどうするんだっけ?」「人材要件とかどうするんだっけ?」といったところを考えるようになりました。「組織がどうあるべきか」を考えて作っていくフェーズがカウシェにはまだまだあって、そこが難しいのですが、自分の限界を引き上げていくようで面白いですね。

自分たちで作っていくフェーズに魅力を感じた

yuki.ito:
一方、エンジニアリングという観点では、カウシェに対してどんな印象を抱いていましたか?

micchie:
ふたつあって、ひとつ目は「エンジニアリングに優れた方々が多く、技術が圧倒的に安定している」という印象です。もうひとつは、「アップデートに対して常に前向きに取り組む姿勢が強く、チャレンジしやすい空気感がある」という印象ですね。

カウシェのプロダクトの作り方を見た時に、「私が前職で経験したかったけれど、出来なかったこと」を実現しているなと感じたんです。また、これまでのキャリアで感じてきた「もっとこうできたらいいのに」という歯がゆさや課題に立ち向かっていける気がして、そういった方々が集まっている状況に魅力を感じました。

yuki.ito:
自分が転職した理由もそこに近い部分があります。 これまでに所属していた会社では、既に整っている状態をさらに整備していく、という段階にあることが多くて。洗練されたシステムがあることは、大きい会社 ならではの強みでもあります。しかし、カウシェというスタートアップの規模で、自分たちで作っていくフェーズに魅力を感じたんですよね。

micchie:
確かに、スタートアップでは様々リソースが不足しがちですが、その中でも技術的に基盤となる部分は固めていて、例えばGoogle Cloudにはすばらしいと思います。なので、そこにプロダクトの開発者として携われるのはとても嬉しいですね。

「バリューに共感する」ことの大切さ

yuki.ito:
前職出身のメンバーがカウシェに多く在籍していますが、そこに対して考えることはありますか?

micchie:
行動指針に関して、前職と共感できる部分が多いと思います。だから、カウシェに集まりやすいんだなと感じています。

yuki.ito:
バリューやミッションを決めている会社が最近は多いですよね。

micchie:
そうですね、概念を大切にして事業をするって大切なんだな、と転職をして改めて感じるようになりました。

yuki.ito:
「我々がなぜ存在するのか?何をしていくチームなのか?」を意識して動くことが大切ですよね。

micchie:
あとは、カウシェってまさにスタートアップ向きのマインドというか、「全部やってやるぞ!」という情熱を持った人が多いんですよね。

yuki.ito:
分かります!カウシェのようなスタートアップだと、「誰かに頼る」というよりは「自分でやるしかない」という状況に置かれる場面が多いので、それが面白かったりします

女性エンジニアの働き方について

ここで、対談に同席していたPRチームのnaoさんから、「女性の働き方」についてお話を伺いました。

nao:
micchieさんありがとうございます。私の方からも、少しお話を伺わせて下さい。

実は、カウシェでの女性エンジニアの採用は初めてなんです。
よりユニバーサルなサービスを目指す上で、多様性に富んだ組織にしていきたいと思っているのですが、micchieさんともそういった女性の目線からみた働きについてお話ししたいなと思っていたんです。

micchie:
「女性エンジニアの働きやすさ」についてはどの会社も努力をしていると思います。ですが、これまではソフトウェアを作る女性の母数が少なかったと感じてもいました。でもこれからはもっと増えてくるだろうと思っていて、そうしたタイミングが来た時に、後から入社する女性たちに上手く引き継げるような状況を作りたい、という気持ちがあります

カンファレンス等の運営をしていて感じる課題もあります。
まず、運営チームに女性がとても少ないということ。そして、女性の申し込み希望者がまだまだ少ない、ということです。そんな中でコミュニティや勉強会では、女性が参加しやすいきっかけを作りたいと思っており、参加した後も居心地の良い環境であってほしいと考えて運営しています。

nao:
働きやすい環境づくりは大切ですよね。
カウシェにおける女性の働きやすさの取り組みに関しては、採用サイトの中に「WOMEN@KAUCHE」というページの掲載をしています。具体的には、月に1回、女性特有の体調不良に対し有給休暇が取れる「エフ休」という制度を設けています。その他にも様々な制度を設けており、 環境・心・体と、働きやすい環境を構築できるよう努めています。ライフステージが変化する中でも、男性女性問わず、楽しく働いていただきたいと考えています。

micchie:
そうですね。私としても、いろんな形の女性の働き方を、社内外問わず発信していきたいと考えています。

今後カウシェでチャレンジしたいこと

yuki.ito:
最後に、カウシェに対する想いやチャレンジしたいことについてお伺いできればと思います。

micchie:
冒頭でもお話ししましたが、日本のECは今、変わるタイミングに来ているのではないかと思っています。コロナ禍以降、人々の動向は変わってきたものの、ECの世界は以前と同じような状況でした。しかし、カウシェのような「どうやってショッピング体験を変えていこうか」「新しいものを作って、どう社会を変えようか」という想いを持つ会社に参画できることにすごくワクワクしています。

私自身、お仕事でBackendの開発に携わることができるという事自体に嬉しい気持ちがあります。自分の好きな技術で仕事ができるって、すごく幸せなことだと思いますし、楽しんでやっていきたいと思っています。

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