瀧波 わか

子育てメディア・コノビーの編集者。noteではエッセイや映画レビューなど雑多に書きます…

瀧波 わか

子育てメディア・コノビーの編集者。noteではエッセイや映画レビューなど雑多に書きます。得意ジャンルは育児、夫婦関係、障害支援、教育、子供の気持ち、婚活。ほぼ日の塾5期生。音感がまったくない。

マガジン

  • #育児 記事まとめ

    • 1,165本

    妊娠から出産、子育て、教育についてなど、noteに投稿された育児系の記事をまとめていきます。

  • 私のはなし、わたしの言葉

    幼少期~30代前半の現在まで、印象的だったできごとや、日常に感じたことを徒然にエッセイにしています。 雑談ベースのライトなものから、満たされなかった子ども時代の憧憬まで、思いつくままにかきます。

  • 育児あれこれ~娘が社長で私が専務、夫ヒラ~

    育児のトレンド、問題点、楽しさ、ハックなどの考察をつらつら。 また、ワーママ2年生として2016年7月生まれの娘との日々、夫とのツーオペ育児、夫婦のパートナーシップについて個人的な見解をコラムにします。 毎週更新予定。お気軽にご感想いただけますと喜びます(*´∇`*)

  • レビュー系記事まとめ

    映画やドラマ、本などのレビュー記事をまとめたマガジンです。選出作品は主に娘がハマってきたディズニーアニメとジブリ作品。子育て視点多め。 今後は飲食店レビューやおでかけレポも書くかも。

  • Twitter理解を深める、マーケ戦略と編集スキル

    SNSド素人が「マーケティング理論」と「編集力」でTwitterアカウントを0から作っていくすったもんだの記録。 よくある「フォロワー1000人にする方法」記事よりも、より具体的で実践的なレポートになっていく予定。…予定。 現在開始2か月でフォロワー1500人突破。

最近の記事

  • 固定された記事

トトロに学ぶ、子供を大事にする方法

娘が絶賛、「となりのトトロ」大ブームである。 なぜかわからないが、アニメ映画を観たことがなかったはずの段階からずっと、「おうち、トトロ、いた」と両親に報告し、毎晩小さいトトロが我が家に遊びに来て、ダイニングテーブルの下でビールを飲んでいた、という荒唐無稽な話を繰り返している。 おそらく保育園でトトロの存在を知り、まぁ幼児によくある妄想をしていたのだろうが、金曜ロードショーで映画を観てからは、文字通りトリコで、ほとんど毎日その世界に浸っている。 母である私も、この2か月は

    • 「はじめて」を売る洋菓子店

      昔、実家から歩いてすぐの場所に『ロンパード』という洋菓子店があった。 老夫婦が営む小さなお店は、戸口がせまく陽が入りにくいのか、店内はやや薄暗い。 白を強調する照明とポップな色合いがお決まりの「ケーキ屋さん」ではなく、昔ながらの「洋菓子店」と呼びたい空間だ。 幼少期、一番よく食べたケーキはロンパードの商品だった。 記憶にはないものの、祖母から聞いた話では、私が人生ではじめて食べたケーキはロンパードの「ショート」だったらしい。 いわゆるショートケーキのことだが、ロンパ

      • 戦国武将と恋をして、アラサー女が気付いたこと

        スマホアプリ『イケメン戦国』をプレイしてみた。 恋愛シミュレーションゲームの一種である本作は、イケメンナイズされた戦国武将たちと甘い恋に酔いしれる、いわゆる「乙女ゲー」である。 はじめたきっかけは仕事だった。 アプリも展開しているウェブメディアで働いているくせに、私はアプリ課金なる行為をしたことがなかったのだ。 そんなことでは面白いアプリは作れないよね、と思ったので、ママ友たちに調べをいれた。 友人たちの「課金経験のあるアプリ」の答えは、『ツムツム』と『イケメン戦国』

        • 「いのちの重さ」の実感値

          来月で3歳になる娘は、2歳児としてのラストスパートをかけているのか、思考と言葉が加速度的に成長している。 まだまだ発音自体がつたなかった少し前は、単純な「これなあに?」に付き合っていればよかった。 しかし、モノの名詞限定だった質問バリエーションは、あれよあれよと高度になり、理由や関連性、そのものがもつ意味合いにまで及んでいる。 これは同時に、親に求められる「説明スキル」が爆上がりしているわけで、なんとはない会話から発生した無垢な疑問に、ウッッと言葉を詰まらせてしまうこと

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        記事

          霞はもう、食べあきたんじゃ。

          優しい、怒りっぽい、頼もしい、情け深い。 人の性格を言語化するときには、おもに形容詞が使用される。 しかしながら、ある人物へのイメージや印象を、特定の定型文で表現する場合も、しばしばある。 たとえば、菩薩のように優しげな人には「虫も殺さぬよう」。 素直すぎて疑いの心を持たない人には「へんな壺とか買わされそう」などと言う。 そしてこのような定型文の中でも、ここ10年くらいで頻発されるようになったのが「霞(かすみ)食って生きてそう」だ。 これは、山奥にくらす仙人は、食物で

          霞はもう、食べあきたんじゃ。

          そっと置いておきたい言葉たち

          ライター・編集者の養成講座「ほぼ日の塾」の5期に参加させていただき、昨日すべての活動が終了した。 全部で3つあった塾生への課題。 最終課題は、コンテンツの形式もテーマも自由に決めることができた。 完成した記事はこちら。 小説に挑戦しようか、渾身のエッセイか…参加前はあれこれ考えていたものだが、いざ実践編への参加通知が届くと、数分後にはぐうたらこさんに連絡をとっていた。 「お子さんの障害受容をテーマにした対談記事が書きたいのです。ご協力いただけないでしょうか?」 数年間

          そっと置いておきたい言葉たち

          夜を捕らえる

          2歳半の娘は夜更かしキッズだ。 平日は保育園で2~3時間グッスリ昼寝をしてくるので、夜中近くまで起きている日もある。 ちなみに目覚めるのは7時。 むごいときは5時半。このむごさたるや、伝わるだろうか。 そんな、むごめの朝。 玄関マットの上に、お風呂遊び用の金魚すくいのポイ(アミみたいなやつ)と、おままごとのバナナがおいてあった。 パパッと片付けてしまってもよかった。 しかし、ふだんは浴室のオモチャを室内に出さない約束を守れている娘なので、なにか意味のある行為かもと思い至

          夜を捕らえる

          読書ギライの本屋デート

          読書が好きだ。 これは、「本の虫」と呼べるほど、常に書籍を携えていた、父の影響だ。 ドラゴンや魔法が登場する、海外のファンタジー作品が好きな父にたいし、私は現代日本が舞台の一般小説を好んで読んだ。 くわえて、個人的に「ななめ読み」と表現している読書法をしていた。 小説の舞台が奈良県なら、奈良の歴史本も読んでみたし、主人公がバレリーナなら、『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』の戯曲も手にとってみた。 1冊の本をきっかけに、作品に関連する知識へと、見聞を広げる形式の読み

          読書ギライの本屋デート

          きみたちのエクスプレス号

          『夢中になれることが、いつかキミをすげぇヤツにするんだ!』 往年の大ヒットアニメ、ドラゴンボールZのオープニングテーマ曲の一節。 私はこのメッセージが、子供向け番組の冒頭で力強く歌唱されたことに、ちょっとした感動すら感じている。 「好きこそ物の上手なれ」という表現が古くからあるように、好きな気持ちがあるもの、モチベーション高く取り組んだものは結果がでやすい。 この示唆に、私は強く同意する。 理系、文系、体育会系、文科系、といった、本人の得意な思考アプローチや、安心する

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          なんて素敵なドレスだったの

          今ではめずらしくないが、七五三のときにドレスアップしてスタジオで記念撮影をする、という文化は、私が小学生になったころに出現した。 少なくとも、私がこのならわしを知ったのは小学2年生の時であった。 休日に遊びにいった友達のおうちに、該当の写真が飾られていたのだ。 白いベンチの真ん中に座っている同級生は、アイドルみたいなフリフリでピンクのドレスを着て、2つにわけた髪もきゅるるんっとカールし、手にはレースの手袋をつけていた。 とんでもなく、かわいかった。 この子は特別

          なんて素敵なドレスだったの

          個性と普通とオヤゴコロ

          親になると、大概の人は我が子にいくつか願いを託す。 健康で元気に暮らしてほしい。 明るく誰からも好かれる人であってほしい。 好きなものや夢中になれるものをみつけてほしい。 苦労の少ない、順風満帆な人生であってほしい。 他の人にはない、その子だけの強みや特技、「個性」という名の武器を持ってほしいと望む。 ごく自然なことだ。 そのほうが人生が楽しくて、夢中になれるもの、この道だと確信できるものがある人間は輝いていてたくましいと、経験上知っているからだ。 しかし一方では

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          なぜ芸能人の育児論は炎上してしまうのか

          お笑い芸人、品川庄司の庄司智春さんの育児に関するインタビュー記事を読んだ。 記事の中で庄司さんは以下のように語っている。 「本当に父親になった、俺も子育てしているぞと自覚したのは、息子が2〜3歳になるくらいかなぁ。息子は俺そっくりだし、生まれたばかりのときからかわいい。でも、生後すぐから2歳くらいまでの育児って、何をしてもママには絶対に勝てないんですよ」 この部分が「結局2歳くらいまでは母親には勝てないから、父親の出番はこないよ。言われたサポートだけしてりゃいい。子供が

          なぜ芸能人の育児論は炎上してしまうのか

          だまされたと思ってハラスメント

          家族で回転寿司にいったときに、となりのテーブルでこんな会話がされていた。 A「今日はお祝いだし、バンバン好きなもの食べてよ!うわ!すごいウニじゃん!ほらどうぞ!」 ** B「あっ…あの、すみません…ウニだけ苦手で…お気持ちだけ…」 ** A「えー!!こんなうまいもん、キライなの!?それはさ、あれだよ。今までほんとにうまいウニを食ってきてないんだよ!ほら!だまされたと思って、食べてみなよ!!」 ** B「あっ…あの………ありがとうございます…いただきます…」 このグルー

          だまされたと思ってハラスメント

          『アナ雪』にヒロインが2人必要な理由

          2歳の娘がいる。 いま、彼女の頭の中を覗いてみると、半分くらいは『アナ雪』成分に支配されているかもしれない、と思うほどに大ブーム中だ。 アニメ映画を鑑賞する頻度も高いので、年末に育児視点でのアナ雪レビューを書いてみた。 こちらは主にエルサとアナの両親の教育が、ふたりの個性に及ぼした影響に関しての内容だが、今回はより本編の内容にそった考察レビューをお届けしたい。 ※以下は作品のネタバレを含みます。 「氷」は何のメタファーか本作における「氷」は何の象徴だろうか。

          『アナ雪』にヒロインが2人必要な理由

          noteデビューから半年間で起こったこと

          年末だ。 やることがあるようでないようで、いたずらに急かされる時期。 普段よりきちんと過ごさなくては、少し贅沢な食べ物を食べなくては、という圧力をゆるりと感じている。 こんなときこそどっしり構えていたいものだが、なんとまだ仕事が納まっていないので、いま必死で処理っている。 そんな中、現実逃避を兼ねて、この1年のnote活動を振り返ってみたい。 1年、といっても、noteをはじめたのは今年の6月半ばであったから、期間としてはまだ半年だ。 そもそも、どうして急にnoteを書

          noteデビューから半年間で起こったこと

          大遅刻だよ、サンタさん。

          私の実家は「サンタクロースのこない家」だった。 毎年プレゼントは買ってもらえたが、それはオモチャ屋さんやデパートでレジに並んで手に入れたもので、起きたら枕元にプレゼントが…という体験は一度もしたことがない。 「いずれバレる嘘をついても意味がない。親が買ってやったものをサンタの手柄にされるのも癪にさわる。」 物心がついたときには、すでにこう説明されていた。 私にとってサンタクロースは、河童やドラゴンと同じ位置づけの「はじめからフィクションと認識している存在」だった

          大遅刻だよ、サンタさん。