金融日記

週刊金融日記 第378号 日本人男性はまだアジアでモテるいまのうちにアジア進出すべき、参院選は自民・公明が過半数獲得で消費税10%決定、第121号~第130号の中でいまでもオススメのお店、彼女が自身の浮気情報を得意気にSNSに書き込んでいました、他

// 週刊金融日記
// 2019年7月23日 第378号
// 日本人男性はまだアジアでモテるいまのうちにアジア進出すべき
// 参院選は自民・公明が過半数獲得で消費税10%決定
// 第121号~第130号の中でいまでもオススメのお店
// 彼女が自身の浮気情報を得意気にSNSに書き込んでいました
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 今週は梅雨が明けて暑くなると思ったんですが、まだ雨模様で、そして、とても涼しいですね。週末は参院選が行われました。僕も投票してきましたよ!

★どこに投票したかは秘密です(笑)。

 僕ひとりが投票に行ったところで結果が変わる可能性は限りなくゼロに近いため、労力を考えると無視するのが経済合理的ですが、これは、みなが合理的に行動して利益団体に属してない人が誰も選挙に行かないと、利益団体などの固定票を持っている候補だけが当選してしまうという、なんとも困った制度なんですね。まあ、だから、いまの日本の投票の制度は、経済学的には完全に間違っていて、オーストラリアやベルギーみたいに、選挙に行かなかったら罰金で、さらにインターネットなんかで投票できるようにしないといけないんですよね。

●義務投票制
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9%E5%8B%99%E6%8A%95%E7%A5%A8%E5%88%B6

 今回は、どうせ安倍政権の自民・公明の与党が圧勝するだろう、とみんな思っていたようで、それこそ俺が行っても結果は変わらない、という気持ちが強かったのか、投票率は低調だったようです。消費税が10%に上がるかどうかの瀬戸際だったのですが、まあ、結果的にはこうして消費税アップに関して、国民の信を得たことになりました。景気が下折れする心配もありますが、それ以前に、軽減税率とかいろいろ複雑で、10月までにシステム対応が間に合うんでしょうか。ただでさえ人手不足の中で現場のエンジニアの人たちは阿鼻叫喚とならないのか、心配です。
 低調な投票率の中で、政見放送でひたすら「不倫・路上・カーセックス」と連呼し続けた「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏が当選しました。彼は年に約3000万円の報酬をこれから6年間、合計1億8000万円ゲットです! おめでとうございます……。あと、反原発で名前を売った山本太郎氏率いるれいわ新選党も2議席ゲットです。自身を戦略的にれいわ新選党の比例3位にしていたため惜しくも落選でしたが、99万票を獲得して、落選者としては過去最高得票数です。次の衆院選では、山本氏や他のれいわ新選組の候補が議席を取るかもしれません。僕は山本氏の政策にはまったく賛同しませんが、カリスマ性があるので、ひょっとしたらこれから政界のトリックスターになるのかもしれません。恋愛工学的に見ると、喋り方とか、ルックスとか、おっさんカテゴリーの中ではなかなかモテそうな感じですね(笑)。

●NHKをぶっ壊す!全国比例区・政見放送 NHKから国民を守る党(立花孝志、他3名)

●“NHKから国民を守る党”が1議席獲得「お金と候補者は全部YouTubeで集めた」選挙戦略を明かす
https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/nkoku-abema

★これもひとつの民主主義の結果で、真摯に受け止めたいですね。

●落選のれいわ・山本氏、全候補で最多の99万票
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20190722-OYT1T50342/

●立憲、躍進れいわ警戒 左派票・議員流出も懸念
https://www.sankei.com/politics/news/190722/plt1907220204-n1.html

●山本太郎氏の驚くべきビジネスモデル
https://www.fnn.jp/posts/00047333HDK

 吉本興業所属のタレントが、事務所を通さずに反社会的勢力の宴会に出席し、高額のギャラをもらっていた事件で、一部のタレントがトカゲのしっぽ切りのように解雇されました。そして、そうした処分に不服のタレントが記者会見を開き反撃する、という一連の騒動が起き、ネットでは喧々諤々の議論が戦わされていました。
 まあ、正直、ネットの盛り上がりに対して、僕はあんまり関心がありませんでした。理由はふたつあって、そもそも解雇というか、クビが大変重い処分のように受け取られることにとても違和感があるのです。僕のいまの職業は、敢えて言えば、ライター&投資家、という感じですが、世間ではフリーランスで活躍している人や、それこそ自分の会社の経営者なんか、どこにも雇われていないわけでして、そもそも最初からクビになってるんですよね(笑)。で、僕たちと同じステータスになるのが、そんな悲劇なのか、と思うとなんか虚しい気持ちになります。組織はもっとカジュアルにクビにしていいんだよ、と常々思っているし、クビにされたしまった人も、クビぐらいちょっとした失恋程度のもので、別にどうってことないよ、と。

★ところで、ライター、投資家、コンサルタントって、なかなか胡散臭い職業ですよね。悲しいです(笑)。

 ふたつ目の理由ですが、日本のお笑いって、まあ、なんというか当たり前なんですが、日本のある種の文化が濃縮されていて、僕はぜんぜん面白いと思わないんですわ。暗黙の上下関係とか、そういうところの内輪のノリで笑わせたり、あとは、マイノリティというか、ちょっと仲間外れっぽい人をディスって笑いを取るみたいな、見方によってはいじめっぽいし。ちっとも知的じゃない。まあ、これは単に僕の好みなんで、別に日本のお笑い大好きな人を非難しようとか、欧米流のシニカルな知的コメディが上とか、そんな意図はまったくございません。というわけで、吉本興業のお家騒動は、ぜんぜん関心がなかった次第でありますが、反社認定って、世間ではどんなデータ使って、誰がどう判断してるのか、というのはけっこう気になりますね。
 聞くところによると、犯罪歴なんかの警察のデータベースにアクセスできる警察OBなんかが、この辺のデータベースを使って商売してるそうなんですが、まあ、よくわからんですね。反社認定されると、銀行口座を作れなくなったりしますから、そこに載っちゃうと人生めちゃ大変になりますよね。うーん、よくわかりませんというか、こっちの反社名簿の作成プロセスは闇ですね。

★反社リストって、どうやって作られるんでしょうか?

 今週も興味深い投稿がいくつもあります。注目トピックは以下のとおりです。

- ハゲ対策について
- 彼女が自身の浮気情報を得意気にSNSに書き込んでいました
- 1回目アポでシュートを打つべきか問題について
- 合コンで出会ったキラキラ系Aクラスにゴール

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.日本人男性はまだアジアでモテるいまのうちにアジア進出すべき

 日本人男性は、かつての経済大国であった時代のブランドは失いましたが、落ちぶれたとは言っても、世界の大半の国がもっと酷い国なので、東南アジアなんかに行くとまだまだかなりモテます。本当です。
 この日本人男性が少なくともアジア諸国でモテるのがあとどれぐらい続くのか、正直わかりませんが、まあ、あと5年ぐらいは大丈夫というのが僕の見方です。日本でやれハイスペだ、やれ恋愛工学だ、と粋がってみたところで、少子高齢化で若い女は相対的な人口比率で希少になりレートが吊り上がってしまっているため、厳しい戦いを強いられます。こうした厳しい恋愛市場でせこせことがんばるより、市場そのものを変えるほうがはるかにいい戦略だな、というのは僕は常々思っております。僕自身は、幸いなことに、東京の港区などという、たいへんに(男性から見て)競争が厳しい恋愛市場の中でも、割と楽しくやっているんですが、いわゆるふつうのサラリーマン的なスペックの男性が東京の恋愛市場で戦っていくのは大変だろうな、というのは感じます。東京の若い女子たちは、小金持ちのおっさんたちがあの手、この手でチヤホヤするもんだから、本当に調子に乗っていますからね。
 ところで、少子高齢化で女性有利・男性不利の恋愛市場になることに関して、ずいぶん昔にブログに論文を書いていますので、まだの人は読んでおきましょう。

●人口ピラミッドと若い女のプレミアム
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51950018.html

 さて、まずは読者からの投稿を紹介しましょう。

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- メンヘラや顔がCクラスのくせにタカビーな日本人女子さようなら

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