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アルバム制作の話

3rdAlbumを作っている。
クラウドファンディングで作った2ndが2018年だったので、6年空いたことになる。すごい時が過ぎたんだな。

最初は、シングルを1枚にまとめたいな、くらいの気持ちがきっかけだったんだけれど、せっかくアルバムにするなら!とひとつずつ進めていった結果、通して聴いておもしろい、とても良い作品になった。(もうほぼ録り終わっている)すごくうれしい。

ある時から、一文字が気になって何十時間もかけたり、神経質に拍車がかかり過ぎて、作り続けることができなくなってしまった。もう這いつくばりながら書くような、そういう作り方は本当にやめようと決めて「愛だけは」からはかなり力が抜けた。今も、病的な書き直しは、意識してやめるようにしている。

行き過ぎた神経質は、作品の出来、良し悪しには一切関係ない自己満足なので、さっさと手放してしまった方が、作品だって私だっていい。
こねくり回せば回すほど、ややこしくなる。そういう作り方が、今は嫌だな、と感じる。もうやり過ぎない。たくさん作ってたくさん歌う方が楽しい。

作ったら本当はすぐ録音したいので、敢えて作らないようにしている、というのが日常化し、わざと曲を作らないようにして、イメージを溜めに溜めていたんだけど、このアルバムを出したら、なんでもガンガンつくりたいな〜とか思っている。次にやりたいことがある、というのはすごくいい。ライブにしても制作にしても、毎回燃え尽きて終わってしまうと、その先が続かなくなる。続けるためには、燃え尽きた「後の予定」を入れておくことがすごく大事なんだと思う。

続けるということが、いかに自分を助けてくれるかということも、よくわかった。楽しいことは、なにがなんでもやめてはいけない。続けることでしか生きられない、どんな時でも歌い続けるしかない、と、20歳くらいだったら偉そうに当たり前でしょ、と豪語できていたことを、改めて今思い知るというか、強く強く、感じさせられる。

無敵だったな、10代から20代前半まで。挫折したことなかったから、叶わないなら叶うまでやるだけじゃないの?って、本気で思ってた。その通りなんだけどね。その通りなんだよ、と、一周回って本当に思う。また新しく、30代のむてきいちゃんになるね。

話が逸れた、とにかく、色々あったこの6年、が1枚になると思うとすごくうれしく思います。

久しぶりに桜を見てうれしいとおもった

2nd Albumのタイトル「あなたはやさしかった」というのは、それまで大切だった関係を確実に終わらせる、という決意の元、「やさしかった」と過去形にした経緯がある。誰にも言わなかったけど。

何がなんでも終わらせようという、自分の強い意志を感じる。そこから実際かなりの時間がかかったのだけど、いつだって、自分の作る世界や歌に、人生を引っ張っていってもらってる。歌が、行きたい場所に連れて行ってくれる。好きな人たちに出会わせてくれる。

好きな言葉や、好きな色、好きなイメージがある。最近はそれを音楽にするのがたのしい。絵を描く感覚に少しずつ似ていってる気がする、それは自然に近づいていくことな気がして、すごくうれしい。もっともっと絵も描きたい。

語彙がほんとアホでごめんね。うれしいたのしいだいすき、ばっかり言っている。でも伝わればいい。うまく言えなくても想いが伝わればそれでいい。

むてきいちゃん

18歳から続けていたブリーチをやめた。
地味だけどとりあえずまあいいかって感じ。

もう少しでアルバム発表できます、待っていてね。

すべてなるようになる。そして既にすべてここにある!

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