コミュニケーションデザイナーを定義してみた
Ubieのコミュニケーションデザイナーとは
私は、コミュニケーションデザイナーとしてUbie に入社しました。
コミュニケーションデザイナーって、なんなんでしょうか。
感覚値でいうと、コミュニケーションデザイナーが採用などで扱われ始めたのはここ10年未満くらいかと思います。デザイナーといえばCGデザイナーなどのイメージが強く、どちらかといえばUI/UXデザイナーなどの誕生とともに、それ以外のデザイナーと区分するために生まれ認知されてきたのではないか?、という気がしています。
意味デカすぎ!!!!!!!!
ステークホルダーとのタッチポイントをデザインする役割
じゃあどんなことをしているのかというと、
コミュニケーションデザイナーに圧倒的に多いのがマーケティングチームなどと共に顧客様とのタッチポイントを作っていく業務。でも、それってとても部分的です。
役割は、仕事を受けたクライアントと共に決めます。要件ごとに役割は常に再定義されます。基本的には、デザインする領域(サービス・事業 < 組織 < 産業)において、ステークホルダーと呼ばれる利害関係者(例:株主、経営者、従業員、取引先など)を対象としてコミュニケーションをデザインします。
どの領域においてどのステークホルダーを対象とするかはアサイン要項などの中で決め切られていきます。
マーケティングチームなどと顧客像を具体化することもあれば、新規事業で新たな産業を作るとなると産業自体をどのように活性化させられるかを考えたりすると思います。役割は課題の種類とサイズによって毎回変わるというのが私の答えです。
デザイナーの役割を種別する際には、大きく分けて、私は広義のデザイン・狭義のデザインと呼んでいます。いずれも、デザインには“設計”の意味が含まれます。
狭義(有形)= ビジュアルデザイン
広義(無形)= 意味・価値創出のためのデザイン
コミュニケーションデザイナーとしてやったこと・やりそうなこと
コミュニケーションデザイナーとしてわたしが大切にしていること
対象は、1人ではない
常にステークホルダー全体を意識するということ。
顧客へのメッセージングを制作する際にも採用候補者にも効くよう設計されることが好ましいですし、プレスリリースに関連したコンテンツ(デザイナーの得意領域により画像、コンセプト、ライティング )などは、それを見た世間の反応がどうであると従業員に影響するかを逆算して設計されるとよかったりします。どのステークホルダーに対しても矛盾なく一貫性のある態度であればあるほど、企業として存在意義の納得感が強固なもの(ブランディング)となり、結果ビジネスとしてうまくいきやすい土台となるからです。
例えば、イベントのオンライン背景画像を制作した場合。
それがたとえ社内であっても、“どれだけの人に使ってもらえるか(心地よく使えるか)”を大切にしています。
多くの社員が良しと使ってくれたら他の社員に伝わるし、さらに顧客様との打ち合わせに使ってくれたらタッチポイントがどれくらいとなるだろう?、どれくらいまでに用意すればどんな空気感が醸成できるだろう、まで想像して制作し、発信します。何のツールでどの情報が伝搬したらいいか/いけないかを考えます。
デザインは情報伝達の手段なので、使ってくれる対象が存在することで初めて意味をなします。
デザイナーの前に、社員だったり社会人だったり人間だったり
優先度は最高意思決定者の判断にアラインされたものでなくてはならず、すぐにアウトプットを出す必要があると判断すればそこに最善の努力をします。必要なタイミングにおいて必要なタッチポイントを用意できるかどうかということは、時に事業成長を止めるか加速させるかという事でもあるからです。デザイナーである以上に社員である事を求められている分野においては、デザイナーが決して独りよがりにならないために必要な判断軸でもある、と考えています。
AI も進化をしてきている中でデザイナーが人間たりうる必要性って、どこにあるんだろうか? この先、そんな必要ないかも知れない。でも、一緒に仕事をするのはどうしたってあなたがいいと言われたいなら、あなたはどんなふうに仕事をしますか?
まだまだデザインしたいものがある!
Ubie では、医療課題に本気で向き合ってくれるデザイナー・メンバーを募集しています! もし少しでもご興味があれば、下記も見てみてください。
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