KingYoSun

VRChat関係のWebサービス作るマン

KingYoSun

VRChat関係のWebサービス作るマン

最近の記事

boobee.blueリスタートプロジェクト(1) 現状の話

これなに?10月15日以降boobee.blueが稼働停止している件についての説明と、今後どうしていくかを考えていく記事です boobee.blueが停止している件について唐突に2ヶ月以上の稼働停止をしてしまい本当に申し訳ございません。 状況を説明すると以下のようになります bluesky(ATProtocol)を自分のサーバーで動かすにあたって、停止以前は一つのプログラム(PDS)に一つのデータベースを動かしていればよかったのですが、blueskyの更新でPDSに加えて

    • ATProtocol(Bluesky)でマネタイズ込みの体験設計アイデア

      これなに?Blueskyでこれがやりたいんだよな~ってことを書いていく記事です 前提以下に書く内容を実現しようとすると、現状のATProtocolの実装(atproto, indigo, カスタムフィード) にかなりの機能追加を行う必要があります また、ATProtocolって何?って人はこの記事がおすすめです 前提知識として最低限説明すると、ATProtocolはBlueskyの基盤になっている規格で、複数のサーバー(PDS: Personal Data Server

      • blueskyサーバー(ATProtocolのPDSサーバー)を立てた感想

        ATProtocolのPDSサーバーを立てました。ドメインはboobee.blueです。多分ATProtocolの公開サードパーティサーバーとしては世界初じゃないでしょうか ATProtocolについてはこちらの記事が詳細かつわかりやすいのでATProtocolって何?って人はそちらから読むのをオススメします 自分でサーバーを立てたいって人はterraformを書いているのでこちらを参照してください この記事では実際にPDSサーバーを運営してみた感想を書いていきます

        • 開発ネタメモ: 投げ銭と信頼チェーンサジェストな情報集約所

          課題VRChatの知見がtwitterやdiscordに分散してて探しにくい これはVRChatに限らない 情報の信頼度を測るのが難しい Googleやツイッターのサジェストは探しものに向かなくなってきている? 原因固定のwikiやサイトを更新し続けるインセンティブのなさ ニュースサイトやブログの広告で稼ぐケースはあり得る(noteに書いていいねもらうのもインセンティブではある) wikiの様に固定のテーマで知見を集約するところまでは行ってない?ググれば良い説もある

        boobee.blueリスタートプロジェクト(1) 現状の話

          VRCSnapサービス終了のお知らせ

          VRCSnap、本日2022年3月21日にサービス終了しました。ご利用いただいた皆様、ありがとうございました。 VRCSnapって何? VRChat関連の自撮りツイートを収集して一覧できるサービスです 動機と結果 バーチャルファッションの流行が一目でわかるんじゃないかと思って作りました。 作って見た結果、バーチャル上の生活アルバムといった感じなりました。 それとVRCモデルデータベースの反省も踏まえて、自動でコンテンツが更新されるサービスを作りたかった所もあります。

          VRCSnapサービス終了のお知らせ

          高度に発達したAIは消費者と見分けがつかない

          「おねえちゃんこんにちは!」頭に垂れた犬耳がある子供が手を挙げて挨拶してくる。こちらも手を小さく振って挨拶を返す。がばっと抱きついてくる子供を受け止めて頭をなでる。こうして手が頭に触れている間に子供の「体調」をチェックする。 コア温度が45度、pingは12マイクロ秒、コアクロック、メモリクロックいずれも問題無し。視覚触覚聴覚での確認でも異常は見当たらない。今日も健康そのものだ。 他の子供達も後ろからやってくるので一人一人確認していく。そうしていると背後、それも地面の下から視

          高度に発達したAIは消費者と見分けがつかない

          VRCモデルデータベースサービス終了のお知らせ

          VRCモデルデータベース、9/30でサービス終了します。モデル登録してくださった皆様、サービスをご利用いただいた皆様、ありがとうございました。 VRCモデルデータベースって何?VRChatの向けの3Dモデルを手入力で登録するデータベースです こんな感じの検索フォームがあって、 一覧表示されて、 各記事はこんな感じ 人力登録なだけあって、Boothなどの商品ページには書いてない情報まで検索可能なところが特徴でした(上の画像で言えばケモミミやネクタイなど、アバター・衣装

          VRCモデルデータベースサービス終了のお知らせ

          JustMatch!サービス終了のお知らせ

          VRChatのインスタンス管理サービス、JustMatch!を終了しました。供養記事です。 理由・利用者がいない ・↑の理由を考えたところ、そもそものコンセプトが悪い ・VRChat側の新機能で似たような事ができそう そもそも何をやりたかったのか以前noteにも書きましたが、それを一言で書くと「ワールドと場(体験)を疎結合にしたかった」となります。なんだそりゃってなるので以下解説 まずVRChatのワールドとインスタンスの関係、そしてJustMatchの目指したところに

          JustMatch!サービス終了のお知らせ

          2020年はアバターストア元年(5) ~アバターの価値って何?~

          このシリーズも長くなりましたが、今回で最後です。 ○これまでのおさらい・ユーザーとアバターのマッチング問題(第1回) ・アバターの使い道がない問題 ・言語の壁(第2回はここまで) ・法人利用問題(第3回) ・規約規格化問題(第4回) ・アバターコピー問題(今回はここ) 検索性の改善も需要(パイ)の拡大も行ったとして、その時点でアバターストアに求められている要件をほぼ満たしていると思います。ですが、アバター文化にはアバターコピー問題が残っています。今回は最後にその話をして、

          2020年はアバターストア元年(5) ~アバターの価値って何?~

          2020年はアバターストア元年(4) ~リスペクトって何?~

          ○前回のおさらいアバター文化の抱える問題(おさらい) ・ユーザーとアバターのマッチング問題(第1回) ・アバターの使い道がない問題 ・言語の壁(第2回はここまで) ・法人利用問題(第3回) ・規約規格化問題(今回はここ) ・アバターコピー問題 前回はアバター文化圏のパイを増やすべく、アバターの用途拡大のためにはアバター以外の用途開拓、そのための法人利用の体系化が重要なものの、その際にプラットフォームとクリエイターの目的意識の違いが両者の摩擦を引き起こしてしまうことについて

          2020年はアバターストア元年(4) ~リスペクトって何?~

          2020年はアバターストア元年(3) ~あゝ同人世界よ仁義の道よ~

          ○前回までのおさらいアバター文化の抱える問題(おさらい) ・ユーザーとアバターのマッチング問題(前々回) ・アバターの使い道がない問題(供給過多) ・言語の壁(前回はここまで) ・法人利用問題←New! 今回はここ ・規約規格化問題 ・アバターコピー問題 前回はアバター文化圏のパイが小さく、供給に需要が追いついていないため、アバターストアには以下の要素が求められるという話をしました。 ・操作が容易な着せ替えシステム ・多言語対応 ・用途の拡大(今回) 今回はアバターの

          2020年はアバターストア元年(3) ~あゝ同人世界よ仁義の道よ~

          2020年はアバターストア元年(2)~パイが無え!~

          前回の続きです。今回はアバターストア戦国時代突入にあたって予想される問題を、アバター文化のパイ(需要)不足の観点から語ろうと思います。 ○前回のおさらいアバター文化の抱える問題(おさらい) ・ユーザーとアバターのマッチング問題(前回) ・アバターの使い道がない問題(供給過多) ・言語の壁(今回はここまで) ・規約規格化問題 ・アバターコピー問題 今回はアバターストアができ、ユーザーとアバターのマッチングが取れるようになった前提で、それでも市場規模はなかなか大きくならない

          2020年はアバターストア元年(2)~パイが無え!~

          2020年はアバターストア元年(1) ~アバターストアの意義~

          ブロックチェーンを利用したバーチャルストアが発表されたり、Vケット4ではストア機能が実装されると聞いて、2020年はアバターストア元年来るぞ!と思ったので記事にします。長くなりそうなので分割。 この記事ではそもそも論のところ、主に(3D)アバター文化が抱える問題と、なぜアバター向けに範囲を絞ったストアが必要なのかの2点について私なりに説明しようと思います。 ○一連の記事を書いている理由(追記)(追記)一連の記事を書いた理由なんですけど、記事の途中で登場する私が運営している

          2020年はアバターストア元年(1) ~アバターストアの意義~

          Sketchfab Storeが規約的にVRChatで使いやすそう

          最近VRChatでよくみるリアルなアバターの出身地を探してSketchfab Storeを見てたらストア標準の規約のモデルだとVRChatなどVRSNSで使いやすそうだったので紹介します。ちなみに出身地はここでした。 規約のページはここ。このページの規約(Standard License)がベースになってて、作品によっては別途規約が定められている模様(License: Editorialと書いてある) できること以下は規約のページに書いてある要約文です Basicall

          Sketchfab Storeが規約的にVRChatで使いやすそう

          自分で作ったサービスを使ってVRChatでイベント主催してみた

          VRChatのインスタンス管理サービス(JustMatch!)を運営していますKingYoSunです。 サービスがイベンター向けの機能が多いこともあって、実際に自分でイベントを主催してみました。 その名も最近買ったアバター集会。そのまんまですね。 Vケット直後、落マケ中での開催なので、コンセプトとしては最近買ったアバター≒Vケット、落マケで買ったものを見せびらかして雑談する集会です。 入れ替わりもありつつ同時参加人数が最大23人、大体1インスタンスが埋まる人達が集まっ

          自分で作ったサービスを使ってVRChatでイベント主催してみた

          VRChatイベント主催マニュアル(JustMatch編)

          以前VRChatのインスタンス管理サービスを始めた話を書きましたが、あれからイベント向けの機能を色々と追加したので、JustMatchを使った VRChatイベント開催マニュアルとして一つ記事にしたいと思います。JustMatchって何?って方は上の記事を是非。 ○この記事で書いてあること・VRChatでイベント準備~開催~終了するまでにやること ○JustMatchでイベントを開催すると良いこと・複数インスタンスの人数が一覧で把握できる ・参加人数に合わせてインスタンス

          VRChatイベント主催マニュアル(JustMatch編)