見出し画像

【🎬ホラー】「女神の継承」(⚠︎R18+)


今回はネタバレに加え R18ホラーの為、
怖めの苦手な方はお引き返しを↩️!





















タイのとある村に息づく精霊信仰、「バヤン」という女神を宿した巫女 「ニム」についてのドキュメンタリーの取材中、ニムの姪「ミン」に異変が起こっているという。


体調が悪くなり、それは新しく巫女になる前の予兆と同じ。

ミンが次の巫女になるのか?
それにしては何か様子がおかしい…
今ミンに憑いてるのは本当にバヤンなのか?


現巫女ニムと、その周辺人物も巻き込み、撮影クルーはミンに起こっている真相を追うにつれ、巫女の家系に纏わる恐ろしい因縁、そしてミンに憑くものの脅威に翻弄されてゆく📹…!







タイの精霊信仰に纏わる文化と因習
精霊の善と悪は表裏一体🧚🏻!
超恐かったホラーモキュメンタリー📽️!






今回の映画はフェイクドキュメンタリー形式です。


そして
私的ここ数年観た中で一番恐いと感じられたホラー映画でした😱
そして、後味も悪く気持ち悪かったです><



タイの鬱蒼と繁る森や精霊信仰は、アジア圏ならではのエキゾチックな神秘性を秘めながらも何処か異質で得体の知れない不気味さを個人的に感じます🌲。

以下ネタバレ含めた話の詳細をご紹介していきます↓











マサラタウンにさよならバイバイ。


今回のメイン人物は↑の巫女のニムの他、
何かに憑かれてしまった姪のミン、その母であり
ニムの姉ノイの3人となっておりました。

因みにニムの吹替え声は、去年にめざせ!ポケモンマスターから引退し、長年の主人公呪縛から解放された(笑)サトシこと松本理香さんだったりする。

怒鳴った時とか本当サトシっぽくなる笑。







この銅像の雰囲気が既に怖い


そして村の女神「バヤン」はニムの家系の霊で、代々憑かれたものはバヤンの巫女(霊媒師)として村の人々の病気や祈りの儀式を執り行う義務がある。

しかし、霊を本気で信じてなかったり、憑かれる事による負担もある為か なるのを拒む者も多いという。
現巫女のニムも当初は嫌だったという。
そう、選ばれてはポケモンマスターだって目指せないのである笑



ドラえもんを一体何だと思ってるんだ??








馬鹿にしたのでバチが当たりました🎯


でもって今回様子がおかしくなったミンですが、
それはバヤンではなく、色んな怨念渦巻く複数の悪霊によるものでした💀。

このミンの演技がマジで恐い。
↑の暗視防犯カメラのシーンは完全にホラー映画状態なのでご注意です⚠️






そして元々はニムではなく、↑の姉ノイが巫女になる筈だったが、予兆が出ても頑なに拒否し、
ニムが巫女になる様に呪いを仕込んだり、キリスト教に改宗する等、あらゆる手を尽くして回避していたという秘密も中盤で明らかになる。

更には父親の家系が首狩一族で、昔から人々に恨まれ呪いをかけられていたという事実も判明する。


業が重なり過ぎ、もはやニムの力だけではどうする事も出来なくなった為、知り合いの霊媒師にも協力を得る事となります↓


その宣言は負けフラグだぞ…🚩





儀式は失敗ですッ!!悪霊拡散!(苦笑


祖先に対する怨念と複数の悪霊による力は強大で、尚且つ悪知恵も働く。
まるでエクソシストに出て来るタチの悪い悪魔のようである😈。


あと巫女を拒み続け、何処か自己中心的な振舞いが目立つノイでしたが、娘を想う気持ちは本物であり、儀式前日に謎の突然死を遂げるニムを看取った後は、自ら儀式の生贄となり、命掛けでミンの悪霊を追い払おうとします。
「母は強し」な決意を感じてそこは良かったです👍。

でもって生贄となった最中、突如バヤンの神がかりに覚醒する。
本来の役目を担えて良かったね(?)


以下映画の結末に触れます注意⚠️



↓↓↓











🎬ラストシーン


複数怨霊に憑かれし娘、村の守り神を宿した母
最強の母娘がここに対面すッ!

バヤンが憑いたと言うノイが除霊儀式を再開させますが、元々拒んでた性もあってか上手く乗りこなせて無いのか、悪霊を周りに拡散させる苦笑。

カメラマンだけは映画ちゃんと撮らなきゃだから
怨霊 感染らない補正(笑。

終盤は四つん這いゾンビ等、ちょっと展開が失速
する感じになりますが、母ノイがバヤンを宿してい
ながらも悪霊に太刀打ち出来ないまま壊滅エンドとなってしまいます🪦。


呪われた家系であった…






え?そ、そんなぁ…

更にエンドロール入る前に、亡くなる前日に撮られたというニムのメッセージが流れるのですが、
なんと最初から自分の中に本当にバヤンが居たのかどうか分からないと発言します。


元々はニムではなくノイがなる筈でもあったけど、巫女の責任を担い、バヤンの加護を信じ、人々に尽くし守り抜いて来た姿に嘘偽りは無かったです。

でも強大な力を前にしてはその信仰さえも揺らいでしまうなんて…



何とも形容し難い絶望感を残すラストでした。

個人的には中盤でバヤン像の首がごっそりもがれているのを発見した時のニムの悲痛と驚愕を帯びた叫び声も本当に絶望的でキツかったですね><






宗教とか信仰って難しいものなんですね。
特に自然崇拝の精霊は野生的というか、崇高であると同時に畏れられたりしますから軽率な扱いをすると 時に人々を災害や不調で苦しめたりもする🌀




そういえば、劇中にもキリスト教の教会が出てくるのですが、なんかすごいネオンで飾られてて
ハデハデのピンクだったり、死者の火葬がロケット花火みたいなの飛ばして点火したりして、何だか東南アジア圏はやっぱりちょっと感覚が違うなぁ〜なんて思ったりもした笑。🩷✝️🚀

凄いネオンピンクでバーみたい🍷








まとめると、

🗿後味が悪い+犬が好きな人は一部要注意※🐕
🗿ホラーの中ではかなり出来が良い作品
🗿タイの文化や自然風景で少し旅行気分

です!


↑の予告はシネマート新宿の映画館でも観ました🍿
大音量&大画面も相まって、この時から若干恐いなぁと感じて長らく観るの敬遠しておりました><
怖めではありますが、儀式のシーンは豪快だったり、中盤までの気持ち悪さは本当上手いので
ホラー好きには是非視聴をオススメしたいですね❗️🌲

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?