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オークス チェルヴィニアおめでとうございます



勝ち時計 2分24秒0
レースラップ
12.4 - 10.8 - 11.5 - 11.5 - 11.5 - 12.1 - 12.8 - 12.9 - 13.4 - 12.2 - 11.5 - 11.4

レースラップはあくまで先頭の馬なので今回のように逃げ馬との間が大きく開いてしまうとレースの本質を掴めない。

今回は手抜きで目測で
3,4番手の1000m通過は約59秒、5番手で大きな集団の先頭②の通過が約60秒、最後尾通過が62.0秒ギリギリ。

⑯⑱⑰①②の1800m通過が1分49秒4~1分49秒7くらい。
大雑把に言えば今年のオークスは1800m通過1分49秒後半のラスト600m勝負。

1,2着の決め手が上回り、3着は位置取りと進路どりの差。
4,5着は展開面で少し不利だったかもしれないが現時点での仕上がりの差か能力の差。

クッション値は9.8でここ3年で最も速い馬場だったのだから2分23秒台が出てもおかしくなかった。
大逃げはしたが早めに力尽きてしまい1800m通過1分48秒9という普通のペースになった。
過去の似たようなペースでの勝ち時計は2分23秒8~24秒1なのでレースレベルとしても平均的。

レースのラストが11.5-11.4と加速ラップなので勝馬は脚を余しているからチェルヴィニアの評価は少し上にしても良さそうだ。


1着 △チェルヴィニア

桜花賞の敗因は外枠から前に壁を作れずに外を周ってしまった事。
今回はルメール騎手に替わり壁を作る事を優先した。
ステレンボッシュの位置を把握しながら上手く⑩アドマイヤベルの後ろを確保できた。
3-4コーナーでは外側の⑮の後ろに移動しいつでも外に出せる体勢を整える。
4コーナーで外を⑧ホーエリートが上がって行く後ろについて行き直線で外に出した。
絶えず前に馬を置いて空気抵抗を減らす事で馬に末脚を爆発させるスタミナを残す。
しっかりとスタミナを温存できて手ごたえが良いので追い出しをギリギリまで待つことができる。
ステレンボッシュとの比較では先にムチを入れたのは戸崎騎手のステレンボッシュ。

上位2頭のラスト3ハロンは目測で
ステレンボッシュ11.2-11.3-11.5
チェルヴィニア 11.5-11.3-11.2

チェルヴィニアの方が外を周り少し長い距離を走っているが、ステレンボッシュよりも追い出しを遅らせることでゴール前の逆転につなげた。

ルメール騎手のコメント
「ただいま! 今日はもちろんすごくうれしく思います。皐月賞と桜花賞は間に合わなかったので、オークスとダービーは頑張りたかったです。チェルヴィニアで勝つ自信はありました。

 前走での彼女の競馬はあまり良くなかったですが、彼女のポテンシャルは高いと思って、自信を持って乗りました。1600mで優勝していましたし、今回は2400mだったので、最初は『軽い騎乗』がしたかったです。3、4コーナーまで我慢したかったです。直線はすごく良い脚で伸びてくれて、本当のチェルヴィニアを見せてくれました」

木村哲也調教師のコメント
「馬体重マイナス6キロで)馬の雰囲気は装鞍所、パドックで見ても、良いデキに持ってこられたと思いました。道中は向正面で流れが落ち着くまでゴチャついていて、後ろから行きましたがジョッキーがアグレッシブな動きをしていたので、心配していました。

 ですが向正面で(流れが)落ち着くと、ジョッキーも(動きが)落ち着いたので安心しました。直線はステレンボッシュも素晴らしいデキだとパドックで感じましたし、先に向こうの方が前があいたので、ゴール前まで分からなかったですね。

 去年厩舎に来て、坂路を上ったとき、今まで管理した馬の中でトップクラスの馬だと感じました。スタッフには感謝しかありません。みんな悔しいと思った桜花賞でした。ノーザンファームから送ってくださったデキを、牧場の皆さんに自分として表現できた事が十二分に嬉しいです」

2着 〇ステレンボッシュ

軸として申し分のない馬でしたが、勝ちきれない可能性が捨てきれず
noteの馬単でも『1着⑧⑤⑰⑫ 2着⑦』みたいな買い方をしていました。
レースもほぼ完ぺきでした。
中団で折り合い、直線に入って進路も開けた。
文句のつけようのないレース。
ただ、チェルヴィニアとの比較で先にムチを入れて最高速に達してしまいゴール前差された。
じゃあ追い出しを遅らせれば?
そんなんできるわけないじゃん。
あそこで待てる心理状態はGⅠを10連勝してようやく得られるくらいの人外の領域。

戸崎圭太騎手のコメント
「1、2コーナーでプレッシャーをかけられて、タイトな競馬になりましたが、それでも冷静に上手く折り合って、リズム良く走っていました。最後も内が開いて、伸びてくれましたが、前にもう一頭いた、という感じでした」

3着 ライトバック

後ろから差し届きました><
もう少し他の馬が粘れると思ったのですが、私の見る目の無さですね。
追切の動きからも『思ったよりも距離適性長いかもしれない』と思ったが、差し馬場の時の非根幹で面白そう。
つまりエリ女で狙いたい。
こういう競馬だと秋華賞は届かない。

今日も前半でうるさい所をみせていたけど騎手がフワッと出そうとしていたし落ち着きは向上している。
チェルヴィニアの後ろを追いかけて4コーナーから直線に入ったが進路なく、1頭内の開いたスペースに飛び込んだ。
少し進路変更したが大きな不利ではなく十分にスペースもあり力は出せた。

坂井瑠星騎手のコメント
「レース前のテンションは変わりませんでしたが、競馬では、しっかりと折り合って、勝ち馬をマークしながら回って来られました。上位の馬は強かったですが、最後までしっかりと走ってくれました」

4着 クイーンズウォーク

スタートダッシュのいい馬でベストは1600前後だと思う。
集団の先頭を走りつつバテ下がる前の馬を抜かすために徐々に外側に寄せていった。
桜花賞では内ラチ沿いで前の馬に合わせて走らなければならなかったのでリズムを崩した。
今回はのびのびと走れたが前に馬を置いてスタミナを温存できた3頭の末脚に敵わなかった。
上位3頭に比べて直線でのストライドの伸びが足りなかったのは先行したからなのか、距離なのか。
2400mはベストじゃない。
秋はマイル路線で見たい。

5着 ランスオブクイーン

スタートは良くなかったが、外で壁を作れずに先行。
舌ペロしながら先行w
直線に入ってからも頑張りました!
⑦-⑱の馬連とワイド持っていたので熱かった!
夢を見せてくれました><
この馬は先行力も粘りもあるので秋華賞で期待ですね。

横山和生騎手)
「難しいところのある馬ですが、調教も返し馬も含めて、リズム良く走らせる事が出来ました。この馬の能力は出し切ってくれたと思います。距離も大丈夫です」

9着 △アドマイヤベル

外で壁を作れずに1200m地点まで風を受けながら走ってしまった。
ランスと見比べてみればよくわかるがストライドがやや狭いので外よりも内を走りたいタイプ。
必要以上にスタミナを消耗してしまい直線ではいつもの脚をを使えなかった。

横山武史騎手のコメント
「壁を作る事が出来ませんでしたが、リズム良く運ぶ事が出来ました。最後は思ったよりも(追い出しを)待たされました。切れ味勝負になったのは厳しかったです」

10着 ◎ホーエリート

1コーナー前のポジション争いで必要以上に下げてしまった。
もうちょっと主張しても良かったんじゃないかな。
結果的に3-4コーナーで外をマクる強引なレースをするのなら最初にポジションを取りに脚を使っても良かった。
能力が足りなかったのかもしれないがGⅠで距離ロスしつつのロングスパートは強引すぎる。

12着 ▲コガネノソラ

この馬も必要以上に後ろからのレースになってしまった。
直線に入ってから走る気も見せていたがスピードが足りなかった。
もう少し前でのレースが見たかったなー。
ここからの成長を期待。
この馬も非根幹良さそうで中山牝馬や福島牝馬で走りそう。

16着 △タガノエルピーダ

デムーロ騎手のコメント
「一番いい位置で競馬が出来ましたが、全然走っていきませんでした。直線で反応がありませんでした」

⑱と並走してこの差ですからね。
ベストターンドアウト賞を受賞している位なので状態も悪くは見えないが、調子?能力?
ちょっとわからない。




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