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民間向け商用宇宙旅行が無事成功

民間向け宇宙旅行サービスについては、過去にも触れました。

上記のように、(80km以上という条件付きで)第一号はVG(ヴァージン・ギャランティック)社でした。

そして、現地時間6月29日に史上初となる商用旅行が無事成功しました。(タイトル画像は下記内を引用)
ニューメキシコ州にあるスペースポートアメリカを、米国東部時間午前10時30分に離陸し、約58分後に準軌道空間(またはサブオービタル)に到着しました。
そして52.9マイル(85.1キロメートル)の地点で数分間浮遊した後、スペースポートに戻り、東部標準時午前11時42分に着陸しました。

「「初の」とあるけど、べゾスとの競争で話題になった2021年7月が初回では?」
と思うかもしれませんが、あれは厳密には民間人を載せてますがあくまで「テスト飛行」ですね。

あと、離陸する場所については今まで触れませんでしたが、上記のスペースポートは宇宙旅行を意識した特別な港になるようです。参考までに1つ関連記事を載せておきます。

出所:上記記事内の画像

民間か否かをあまり論点にあげたくはないですが、VG社以外で搭乗したのはイタリア空軍と国家研究評議会が派遣した3名です。(組織名で突っ込みを入れたいわけではないです^^;)

上記背景もあり、今回宇宙の旅行を純粋に楽しむだけでなく、科学実験も行ってます。
例えばその一人は、生体認証を実装した特殊スーツを着て、微小重力でどのように機能するのかをテストしました。

今回の成功を受けて、今後月一回のペースで巡行するようです。
価格は前回にもふれたまま45万ドル据え置きです☺
すでに数百名予約があるので、たとえ払えても月1で毎回3名だとすれば・・・最悪10年以降になりますね。

が、そんな方々に朗報ですが、実はVG社は次世代宇宙観光船「デルタ」を開発中で、2026年以降で完成予定です。関連記事を1つ添えます。

この宇宙船、なんと週一ペースで宇宙に連れて行ってくれる予定で、すでに宇宙ステーションなどインフラ開発を営むスペースアクシオム向けにサービスを提供する方針だそうです。

その意図は、同社契約の宇宙飛行士が宇宙ステーションにいくまでの準備運動です。

そしてもう1月になるのは、最大の競合の1つブルーオリジンの挙動です。

ベゾスは2021年に自らがテスト飛行して以降、ステルスにみえるぐらいひっそりとしてテスト飛行も話題になりません。(公開情報だけなので本当にやってないかどうかは不明)

あと、SpaceXは宇宙ステーションや月軌道ツアーというさらにゴージャスなプランを描いています。(第一号顧客は前澤友作氏)

先月のStarship打ち上げテスト失敗をうけてもあきらめず、年内に二回目のテスト飛行に臨んでおり、順調にいけば2024年に本番飛行の可能性もゼロではありません。

価格はまだ手が出ませんが、成層圏向けというカジュアル版も出てきているので、ぜひこの機会に宇宙旅行もプランに入れてください☺

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