#365 おばあさんの誕生会
介護施設で住んでいる94歳のおばあさん(妻の母)の誕生会をした。子ども2人(妻と妹)、孫3人、ひ孫5人を含む14人が集まっての誕生会になった。
数年前までは、おばあさんは、裁縫や編み物が上手だった。ここ数年、聞こえが悪くなり補聴器をつけている。認知症も進んできた。食べたものや食後の薬をわすれ何度も聞くことがある。
ホールケーキにろうそくをたて、みんなで誕生日の歌を歌った。写真撮影のセンターでおばあさんは写っていた。ケーキを食べた後、カバンや、服のプレゼントをもらい、嬉しそうだった。
たくさんの人に囲まれていたが、孫の名前も思い出すのが難しく、ひ孫の名前はわからなかった。「この子、何という名前?」と妻に聴いていたが、何度となく忘れてしまっていた。
最近歩き出した1歳になったばかりのあかちゃんが、子供たちのヒロインになった。人見知りの時期も過ぎ、「どうぞ」といって、みんなにおもちゃを渡していた。小さくてかわいい赤ちゃんがみんなの注目を浴びていた。
おばあさんは、みんなとしばらく話をしていたが、自分の部屋に帰り、ベッドに横になってテレビを見ていた。
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