職業:フルタイム求職者です
4月に入ってから、求人への応募を始めました。
求人が載っているサイトで自分がやっていた職種に近いものを探したり、
思いつく企業のウェブサイトを覗いて求人を探したり、
当てはまる職種がない場合には自薦応募を送ったり。
すでに20社ぐらい応募していますが、今のところ面接に呼ばれたのは2社。
焦りからあまり吟味せずに応募したところが多いのもあるかもしれない。
探すと、本当に自分のプロフィールにしっくり合う求人なんて全くない。
出ている応募には、たくさんの応募があるので選考から漏れる。
全く反応がない会社、定型文で「残念ながら〜をお知らせしなければなりません」というメールが来る会社。
自薦応募を真剣に取り合ってもくれず、人事部でサクッと適当にあしらわれているんだろうなということも多々。
いくつかの会社は、「とても興味深い人材とお見受けしますので、応募書類を保持して今後のご縁を待ちます」のようなことを送ってくれることもあります。
3週間求職活動をしていて、今の時点でまだ仕事が決まっていません。
先日、日本にいる友人と話していたら、
日本の求人サイトは”これは除外”という検索で消去法によってザルにかけることができるようですが、
ヨーロッパの求人サイトではキーワードや職種、勤務地、分野などの条件をプラスしていくフィルターはかけられても、
”これは私絶対やらない”というのを弾く検索ができるサイトはないみたいです。
検索も、大体仕事の肩書きでかなり細分化されているので
よっぽどどの会社でも共通の職種(経理とか秘書とか)とか特殊技能でないと、まずは会社の業務分野でフィルターをかけたり、ざっくり営業、マーケティングなどの大きな枠組みの中で何ページも探さないといけなかったり。
いくつかの求人サイトを見たり、気になる会社は直接公式サイトの求人情報を見たり、
色々アプローチを変えながら仕事探し。
時間があっという間に過ぎていき、仕事をしていなくても1日に応募できる数は限られています。
仕事探しはお見合いのように、相性やタイミングのご縁があるかどうかだと思うし、
黙っていても誰も救ってくれないので自分で行動あるのみ。
応募書類を工夫したり、文面でアピールしようとしたって、結局のところ採用者の目に止まるかはぱっと見のインスピレーションが大きいのかなと思っています。
どこに自分を必要としてくれる場所があるかわからないし、敷居を下げて色々な可能性を探るしかない。
ちなみに、住む場所を変えなくてすむように通勤圏内で探しています。
永住権の申請が数ヶ月後なので、それまでに移動すると色々面倒だし
まず、住む場所(都市)を変えるのは自分の意思でありたいから
納得していないタイミングでバタバタしたくないな、と。
先日、解雇された会社の業務で私が担当していた中国の代理店から、口約束で仕事を打診されました。
「中国に来て私たちと働いてくれ」
と言うのです。
そこそこ言葉ができる韓国が言うならまだしも、中国は・・・
中国語は今勉強中で本当に初歩で、仕事の話ができるようなレベルにない。
行ったところで私に何ができるんだ、と思うんだけど、ドイツ語でメーカーと意思疎通できるというメリットは大きいんでしょう。
ただ、私はまだヨーロッパにいたいので中国には転居できないと伝えました。
仕事という基盤がないと、宙ぶらりんで自分の現在地がわからなくなる感覚があります。
でも、無職だという状況が例え地元だとしても、東京だとしても、今いるオーストリアの小さな街だとしても、もはや自分の力でどうにか前を向かなきゃいけないんだという事実はどこだって一緒なはず。
考えてみると、なんで自分がヨーロッパにいることにこだわっているのか、はっきりとした理由は特にないです。
父に一度言われた、「なんでオーストリアにこだわるの?」という言葉がたまに思い出されますが。
愛着はあります。
他の国はどうだろうな、と思うこともあります。
ただ、目の前に永住権が見えてきているのでそれは取得したいという目標が目下あります。
また、私は留学後に一度日本に居住して仕事をした経験から、元気で野心があるうちは外国で頑張りたいという気持ちがはっきりと見え、またヨーロッパに戻りたいと切望して、なんとかご縁を手繰り寄せてオーストリアに戻ってきた経緯もあります。
シンプルに、外国にいて、日々学んだりいろんな国の言語を使って生活するのが好きなんです。
ちょっと飽きたら隣国に行って、違う言語を話してまた家に帰って。
とても気軽です。
これまで仕事で、ヨーロッパにいながら日本やアジア各国に行くこともでき、うまくバランスを取りながらやってきました。
今、ヨーロッパでの音楽活動を徐々に本格化したり、より高位の学歴を取得したいと言うかねてからのイメージを実現するために行動に移し始めています。
やっと芽吹き始めてきたところです。
未だ、その目標の達成もできておらず、仕事に関してもオーストリアで5年弱の経験は弱いです。
将来どんな自分として生きていくにしても、今のままだと私の価値が中途半端なのは否めません。
具体的に言うと、もし今の状態で日本に戻ったとして、企業に就職するにも教鞭を取るため大学への入職を目指すにも、要は日本で思い描くような生き方をするための基盤がこのままでは弱すぎると言うことです。
子供を持つことも頭の中にある現状で、今は目の前の課題を一つずつクリアして、置かれている状況からステップアップしたいです。
仕事も、最終的なフィルターを外してしまえば何でもあることはありますが
今しばらくはまだ猶予もあり、来月からは職安のサポートも受けられるので、粘り強く淡々とじわじわやっていくしかないです。
こんなことを書いていても不安が押し寄せて仕方がありません。
その不安は、毎日応募書類を作って送ることでしか解消できないという言葉をこの前もらいました。
それが私を励ましてくれます。
仕事を失って苦労してまた仕事を見つけた人は大勢いて、経験を共有したり励ましてくれます。
絶対大丈夫だとみんな言ってくれます。
それを実現するため、明日からも引き続き応募を続けます。
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