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アクスタ作っちゃう?(3/18-3/24)

3月18日(月)
風の音で目が覚める。強風。1日中大きな音が聴こえていたからか、なんだかあまり元気がなかったかもしれない。

ドラマ『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』を観終わる。
9話でぼろぼろに泣いてしまった。1話からなんとなく想像出来る過去編を9話まで引っ張るな…?って思っていたけど、実際に過去編を観たら結構ダメージ大きくて(俊平さん、こんな台詞言われたらそりゃ音楽から遠ざかるよね…って。)それが説得力あって良かったな。想像を超えてきてくれたことが嬉しかった。
その他の感想、どれもこれもネタバレになりそうだなあと思いつつ、強いていえば市長のその後の描写を見たかった気はする。プライドもあるんだろうけど、娘のために動くのかなあ。
晴見フィルがどうなるのか、夏目一家がどうなるのか、俊平さんがどうなるのか、全部最後まで描き切らない感じもドラマとしては新鮮な気がする。ほら、離婚届だって「離婚してもしなくてもどっちでもいっか」って今の志帆さんはなっているかもしれないし。

3月19日(火)
平日休みの友人を誘ってピューロランド!彼女は10年ぶりくらいかも、とのこと。好きなキャラクターを聞いて、回り方は任せて!とガイドを務めました。ピューロのガイド、特技と言っても良いかもしれない。

現在ピューロランドは春の学園祭が開催中
「青春」がテーマなのはピューロにとって珍しい気がする
開園してすぐにダニエルに会いに行ってきた…
子どもの頃、パレードの後に手をキュッて握られてドキドキしたのよ
はなまるおばけ1周年!かわいい〜〜〜!
キャラ紹介の文章、結構グッとくるんですよ
みんなでパーカーを着ている春の学園祭…!
メルちゃんとシナモンのカラーリング、愛おしすぎる
自分用のお土産、レトロなデザインに一目惚れ

中1からの友人と行ったのですが、もう来年?で出会って20年だねえという話になり「え、何か特別なことやろうよ!アクスタ作る?」って彼女が言い出して笑ってしまいました。わたしたちのアクスタ?それ要る?って。なんでそういうことを言い出したかって、会わない間に彼女が二次元オタクに変貌していたからというのも大きいんですが。(ハイキュー読むからBLEACH読んで!と言われたものの、全74巻だと知ってどこから手をつけようか困っている…。 中1のときは浦原喜助が好きでした。)
でもいまの自分に足りないものってそういう馬鹿馬鹿しさなんじゃないのかなあとも思うので、出会って20年記念は何かしら実行したいなあなんて。

家に帰ってきてから『ルージュの伝言の正体』noteを書く。解釈違い、なんて言葉もあるけど、解釈が違うことを面白がれるって本当に尊いことだなあ、と思いました。書くのが楽しかった!

3月20日(水)
近所に新しくオープンしたお蕎麦屋さんに行ったり、逆転裁判4を進めたり。法廷パート、ノーミスでクリアしたのでずっと夫に自慢している。わたしは天才弁護士かもしれない。

3月21日(木)
山田杏奈ちゃんの出演映画を何作か続けて観ていたのですが、一旦ここで一区切り。というわけでラストは予め決めていた『ひらいて』を鑑賞。原作は綿谷りささん。
ずっと片思いをしていた相手には、どうやら恋人がいるらしい。2人は学校内で一言も会話をせず、彼女が彼に手紙を書いて机の中に入れている。それを知ってしまった愛(山田杏奈)は、その彼女の方に近付いていく…といったストーリー。
全然共感は出来ないのに「わかる」部分はある気がする。愛の行動は打算的で幼くて、だけど同時に素直でどうしようもない程にいじらしい。だから嫌いにはなれなくて、昔の自分を見るかのように(決して同じような学生生活ではないんだけど)痛々しいなあと思いながら観てしまう。
山田杏奈ちゃんって目が魅力的だなあって思うんですけど、今作はそれがもう存分に発揮されていて本当にどきどきしながら観ていました。じっと見つめる目が空虚で、ゾクゾクする。センターでアイドルソングを踊るような(この架空のアイドルソングが名曲…!)いわゆる一軍女子なのに、たとえ(作間龍斗)のこと以外は本当にどうでも良いんだろうなという乾いた表情が凄まじかった。カラオケであいみょんの『ふたりの世界』を歌うシーンがあるんですけど、愛はこの世界に入れないんだなあ、とも思いつつ、歌う姿が可愛すぎて困りました。芋生悠のカラオケシーンもね、ああこういう歌い方の女の子なんだよなあ、ってね。上手いよねえ。はあ、山田杏奈ちゃんが大好きです。

3月22日(金)
菊池亜希子さんのエッセイ『へそまがりな私の、ぐるぐるめぐる日常。』読了。
雑誌『リンネル』での連載をまとめた本で、今回が第2弾。前作を読んだときにも、いや、あっこちゃんの他の本を読んだときもそうなんですけど、本当に読みやすい文章で、読むと自分も文章を書きたくなってくるんですよね。
第2子であるぼーちゃん(息子)が産まれて、イコ坊(長女)が大きくなって、子どもについての話が多くなるのかな?と思いきや、あっこちゃん自身が子どもの話題が多くなるインスタを眺めながら「わたしは子どもの友達じゃなくてあなたの友達だからあなた自身のことが知りたいのよ」というスタンスなのだということが書かれていて、なんだかそれが嬉しかったな。だから子どもについて書かれている話でも、ちゃんとあっこちゃんのお話だった。エピソードで言うと『はないちもんめ』や『塩』が好きでした。

だけど、せっせと子育てをしながら時々想像するのは、子どもたちが巣立ったあとのこと。喫茶店でぼんやりしたり、ゆっくり旅をしたり、美味しいものを食べたり、映画を観たり。そんなときに夫がいないと、ちょっとつまらない。自分が楽しくないから長生きしてほしいだなんて、我ながら自分本位でワガママだなあと思うけれど、”明日君がいなきゃ困る”ってスピッツも歌っていた通りなのである。

菊池亜希子『へそまがりな私の、ぐるぐるめぐる日常。』
宝島社 p85 塩
前作『へそまがり』は夫が持っていた本
前作のデザインもすごくかわいいんですよ

読み終わってから近所の温泉施設へ。岩盤浴もセットにしちゃう。お風呂に浸かりながらも頭の中はぐるぐる思考が巡っていたのですが、岩盤浴の後に露天風呂でお月様を眺めているときは、ボケ〜っと過ごすことができました。ただただ気持ち良いなあって、それだけ。とても良い時間だった。

夜は金曜ロードショーで『魔女の宅急便』を。夫は初見。
キキが出発する前、高い高いをした後に「いつの間にこんなに大きくなっちゃったんだろう。上手く行かなかったら、帰ってきていいんだよ。」って言うお父さんが、いつの間にかわたしの中でこの映画のピークになっている。超序盤なのに。13歳で修行に出るなんて早すぎるよね。寂しいよね。
おソノさんのように、困っている魔女と黒猫を好きなだけ泊めてあげられるくらいの女性になりたいものです。

3月23日(土)
昨年から始めた、アカデミー賞作品賞の鑑賞を再開。2000年から始めて、今回は2006年の受賞作『クラッシュ』を。作品賞の作品、観るのにエネルギー使うから結構間が空いてしまうな。
群像劇が好き。ここでこの人と出会うの?なんて新たな展開で生まれる感情にわくわくするから。だからこそ群像劇ってコメディが多いんだと思う。
だけど今作はシリアス群像劇だった。ここでこの人と出会うの?がマイナスの要素として使われる。善人として見えていた人、悪人として見えていた人、それぞれ物語が進んでいくことによって真逆の要素が見えてくる。今までのわたしが好きだった群像劇の要素は無いけれど、新たな群像劇としての面白さを知れた作品になった。とはいえ個人的にはあまりハマらなかったかなあ。単純に、暗くて。
映画内で人種差別があまりにも多くて目を背けたくもなるんだけど、だからこそなのか登場人物の名前をほとんど覚えることが出来なかった。黒人、でも白人、でもなくちゃんとそれぞれに名前があるはずなのに、極端に名前を呼ぶ描写が少なかったと思う。名前を呼ぶってそれだけでひとつのアイデンティティなんだよな、と思ったり。

3月24日(日)
皐月まうさんの恋愛短編集『あっち向いててね。』読了。
広島の文フリには行けなかったので通販で購入しました。まうさん、手書きのメッセージカードもありがとうございました!
4−5ページで読み終わるお話もある、全10話の短編集。でもそのどれもが恋のお話。良いなあ、こういうテーマがある短編集。しわくちゃなシーツの表紙にこのタイトル。くうう、好きです。キュンっていうわけではなく「ずるいなあ」「まったくもう」って思っちゃうような愛が描かれていて、年齢の描写はないけれど20歳前後のどっちつかずの関係性が多い感じも好みでした。
一番印象的だったのは『跡』。ファンタジーになるのかな。昼の民と夜の民に分けられた世界で、昼と夜で違う時間を生きているけれど共に暮らす男女のお話。会えないなかで自分が存在している痕跡を残す。相手の痕跡を見つける。そして、痕跡がないのは、とても寂しい。悲しい。わたしたちはいつまでも誰かの跡を探し求めてしまうものなのかもしれないなあ。
来週は同時購入したまうさんのエッセイを読むぞ。


いつからなんでしょうか。放送前のアニメ作品のOPやEDを先行公開されることも増えてきましたね。
春アニメの『アストロノオト』も放送開始前ですがOPが公開されています。これがね、90年代アニメを彷彿とさせる映像でツボなんですよ。最初と最後にキャラクターたちが順番に踊っている感じとか。日常の中にギャグ要素が盛り込まれている感じとか。何故か二本足で立って喋る犬とか。このOPのワクワク感がなんだか懐かしいです。SFアパートラブコメディっていうジャンル(?)もかわいい。

さて、3月のやり残しを片付けていく1週間にするぞ。

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